【大阪滞在記 1日目】
9月19日(月・祝)
今日から一か月強、「劇団競泳水着 大阪部」という公演の企画で大阪に滞在する。
ふと思い立ち、その記録をつけてみることにする。
いつまで続くのだろうか……。
自分の日記や備忘録的な部分と、稽古日誌的なことを兼ねていけたらと思っております。
◆
東京駅を朝の7:56に出発する新幹線(ぷらっとこだま。ちょっと安い奴)で正午12:00ちょうどに新大阪駅に着。
車内はほとんど寝てた。
梅田の近くの中津駅でW氏と待ち合わせし、車で運んできてくれた折りたたみ自転車を借りる。
去年の夏に大阪滞在した時も、同じようにW氏に借りた自転車を移動手段にしたのだった。
おかげで土地勘もついた。
いつもありがとうございます。
しかし台風前日のこの日は雨に降られる。
途中で止んだけど濡れてしまったので、劇場に行く前に滞在先のシェアハウスに向かうことにする。
◆
シェアハウスについてはまた書くとして、場所は桃谷という所にあり、中津から桃谷の距離は約8.5キロ。東京で言うと池袋から渋谷くらいまでの距離。
を、折りたたみ自転車で。
リュックが重かったのもありまあまあ疲れたけど、良い運動になった。
ちなみに自転車というのは身体に負荷がかかる点もあるそうで、特に男性器にとっては負担が大きいらしい。
何故そんなことを知っているかというと、俺は若年性EDではないか!?、と不安になったことがあるからで、まあいきなりEDの話を書くのもあれなのでやめておきますが、そのことを台本にしたこともあるので宜しければ是非。
で、Google Mapで調べた通りの道を進み、手で押しながら坂道を上っていた時にふと左手の寺に目をやると、なんと「真田幸村出丸城跡」と書かれた石碑が建っていた。
僕は現在、「真田丸」にどハマりしていまして、今回の大阪滞在中も縁の土地をまわろうと思っていたのですが、いきなりの遭遇。
中に入ると信繁(幸村)のお墓まである。
信繁のお骨が埋められた墓というのは存在しないそうで、その代わりに信繁を供養した墓が全国各地にあり、ここもその一つのようです。
早速、墓前で手を合わせたのだが、目を閉じると頭に浮かぶのはどうしても堺雅人さんの顔で、果たしてこれで良いのだろうか、と思いつつお寺を出ると、なんとその向かいには「真田丸顕彰碑」という石碑が!
ここは学校で、現在はグラウンドになっている場所が、かつて真田丸が築かれた土地であるとのこと。
いきなりのメインスポット到達に普通に興奮。
放送中の「真田丸」はいよいよ大阪の陣に入っていく展開でとても楽しみ。
(先日N○Kに打合せに行った際にディレクターさんが「真田丸」のセットに入らせてくれた時も感動した。何というか我ながらミーハーである。伏字の意味なし。)
EDのことを考えていた直後にお墓参りすることになってしまい深く反省だが、戦国時代の強者たちも勃起不全に悩むことはあったのだろうか。
シェアハウスについてシャワーを浴び、着替えて一息つく。
◆
夜は公演の顔合わせ。
なんか緊張してしまった……。
今回も多種多様なメンバーが集まってくれて面白そうです。
ダブルキャストなので本読みを二回。
一年前に東京で初演した作品なので既に台本はあるのですが、どういう風に創っていくかもう少し探ることになりそう。
正直、過去の何度かの現場で、「再演」に臨むスタンスで迷うことも多かったので、今回は変に気負わずにやりたいな、と。
がむばります。
出演者(昨日は稽古場にいたスタッフも)全員が女性、という現場は何度もやってるし苦手意識とかは無いけど、やはり女性の集団に自分一人というのは独特のアウェイ感がある気もする。
お呼び立てしたのはお前だろ。
座組という集団に対しての演出家自分一人、という構図にいまだに慣れないのかも。
何年やってるんだ。
ところで稽古場ブログって誰が読むのだ問題があって、主に当事者や関係者たちで、そしてそれも良いんだろうけど(前に仲畑貴志さんが、企業広告というのはそこの社員が見るから社員が励まされればいいんだ、と言っていた)、
ちゃんとインタビュアーの人を呼んで関係者一人一人のかなり詳しいインタビューを載せている劇団もあって、そういうのはやっぱり読み応えありますよね。
あとは、現場でもめたこととか書いたら面白いのかもしれないけど、そもそもあまりもめない。(もめてることに自分が気づいてないだけという可能性もある。)
なんとなく場をおさめる(うやむやにする)のは自分の長所なのか短所なのか。
日本人的と言えるのか言えないのか。
明石家さんまさんbot曰く「もめないと面白くないぞ!」。
もちろん無理してもめる必要はないんだけどね。
台本の進行がヤバいぜ!中継という手もあるけど今回はもうあるしな。
あ、俺が皆にインタビューして載せればいいのか。
そんな暇あるのだろうか。
◆
終わって、行けるメンバーで飲んで喋って、シェアハウスに帰宅。
12時は回ってたけど、そこからカタン(ボードゲーム)を三連戦。
カタンについてもまた書くけど、最初にこのゲームをこの家に持ち込んだのは自分なのですが、それから毎晩とは言わないけどそれに近いペースで遊んでるらしい。
たしかに面白いけど、一ゲームに一時間はかかるから、なかなかの入れ込みよう。
麻雀やる人もこんな感覚なのかな。
シェアハウスはそういうことが出来るのも楽しい。
とにかく大阪に来ると、同居人がいることもあって一日が盛りだくさん。
大阪には、もう一つの自分の場所があるなあ、と感じて有り難し。
寝たのはたぶん4時くらい。
◆
お墓↓
真田丸跡地↓
顔合わせ↓
ちなみに髭はこの男たちを意識してます↓
Netflixご加入の方は是非。
荒ぶるコロンビア・マフィアと麻薬捜査官たち。
https://www.netflix.com/title/80025172
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