修業日記 5/14~20
◆5/14(日)
昼にKさんと渋谷でランチ。近況報告して、そのまま(演劇関係の)執筆に集中するはずが悪寒。風邪がぶり返した模様。諦めて、撮影用に借りたマイクの返却だけして、あとは帰って横になる。うーむ、貴重な一日を潰した。
◆5/15(月)
そうは言いつつ、月曜になると快復する身体。実家に帰省した時だけ熱出す的な。
朝一で映画の為の劇場見学→出社してミュージックビデオの編集立ち会い。
夜は10月ドラマの企画打合せ。結局、終電近くまで。皆様お疲れ様でした。
◆5/16(火)
表参道で資料受取→渋谷でラインプロデューサーの方と打合せ。初対面だったのだがどことなく倉田さんに似ていて、とても頼りになりそう。実際、凄く仕事ができる方。この顔の系統はできる方が多いのだろうか。(倉田さん、仕事できる、っていう言い方はちょっと違うか。)
会社に戻って監督と顔合わせ。
夜は10月ドラマの件でテレビ局。の後、打合せを兼ねて飲む。結局、この日も終電まで。皆様お疲れ様でした。
◆5/17(水)
朝一で会社に行ったら午前中は部屋の中に俺一人。テレビつけて婚約会見?も一人で見た。
午後一でドラマ打合せ。その後に今日も監督が来訪されて顔合わせ。
夜は忙しいはずなのに銀座に行き、映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』。アカデミー賞候補になり脚本賞と主演男優賞も獲って話題だけど、個人的には繰り返し観た映画『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』(大好き!日本未公開!なんてこった!)の監督の最新作ということで、もともと楽しみにしていた。
いわゆるハリウッド的な脚本術とはだいぶ異なった作劇。リアルでいて、でも現在と回想のカットバックを多用したりもしていて。
ミシェル・ウィリアムズの出番が凄く限られているんだけど、そのシーンの為に映画があると言うか、そもそも役の設定が辛すぎ。
『ユー・キャン~』と同じく、叔父と甥、という関係が物語のキーになっていて興味深い。ちなみに『ユー・キャン~』は俺の中のベスト・オブ・「姉と弟」映画でもある。
またじっくり観たい。
終わって新宿に移動してFunIQ美術打合せ。まだ全然書けてないけど、セットのイメージが具体的になってきたことで凄く助かった。皆様、終電までお疲れ様でした。
◆5/18(木)
今日も朝一で映画の為の劇場見学→出社。
ドラマの為の大切な打合せの日で、社内もバタバタ。雨の中、資料を取りに浅草の方まで往復したり。打合せは自分は不参加なので、上司たちを送り出して会社で待機。わりと大きな動きもあった模様。
夜は新宿三丁目で飲む。
◆5/19(金)
良い天気。というか暑い。
午後から群馬の前橋までロケハン(監督、P=上司、ラインP、舞台監督、美術スタッフ、俺)。対応して下さった方がとても丁寧で、見学した施設も良くて、前橋が好きになった。ここで撮影できたら良いな、という個人的希望。
東京に戻ってから更に打合せ。
◆5/20(土)
暑い。たまりにたまった舞台関係の執筆を進めるために吉祥寺へ。吉祥寺の街はザ・平和な初夏の休日。賑わっていた。いつものルノアール→サンマルク、合間に本屋というコースに、久しぶりにエクセルシオールも挟んだ。
時間は無いがアイディアは固まってきた。
こんな時に、いつか読もうと買ったスパイ小説、をちょっとだけ、と読み始めてしまったら面白い。今から約100年前、1919年、世界の運命を決めるパリ講和会議で……。ううう。
少し話はずれるけど、1919年から第二次大戦に向かう時間の中で、ヒトラーとスターリンという、桁違いの悪魔的人物が世界を動かしていたのは、特にヨーロッパの市民にとってまさに悪夢だったな、と常々思う。スターリンなんか、自国民を何百万殺したんだ。でもアメリカのトルーマンだって原爆落としてるわけだしな。
またちょっとずれるけど、先日流れてきたツイートで、
「今の朝鮮危機がキューバ危機に比べて怖いのは、当時はケネディとフルシチョフだったのが、今はトランプと正恩であることだ」(正確な引用ではないです)
といったことが書かれていて、うむ……となった。
ロバート・ハリスさんのメルマガに、これは正確な引用で、
「人間って不思議な生き物ですね。個人では勇敢で崇高で気品に満ちた行動を取ることが出来るのに、政府のような集団になると中々そういうことが出来なくなるんですね。」
という言葉もあって印象に残った。
共謀罪も可決された週。
いつまでも、休みの日の街の賑わいを見て、自由で平和だなあ、と感謝できる生活が続いて欲しい。
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