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報われない努力を排除する

こんにちは!抗生物質を飲んだ途端、それまで数日続いた苦しみが劇的に改善し、コロナじゃなかったことに心から安堵し、表情が明らかに希望に満ち始めた亀岡です。

#健康は財産

#昨日までは廃人

#chiffon_vlogさん素敵な画像ありがとうございます

さて、今日は僕が廃人やってる間に新たに始まっていた西野さんの新連載、「ゴミ人間」からの学びを記そうと思います。

まずは内容のまとめです。

今年の12月に公開が決まった映画「えんとつ町のプペル」の製作秘話の第一弾として、西野さんが売れっ子テレビタレント絶頂から絵本製作へと軸足を変えていった理由を語っています。

同年代では最短最速でゴールデンの呼応視聴率番組MCになっても、見える景色の限界を感じた西野さんが、自分の取ったスタンスに対して、本人不在の番組中に非難の声を浴び、それを見てた視聴者が「西野を非難すること」=笑いという勘違いに繋がり、日本中の方からの誹謗中傷の対象になった時代がありました。

えんとつ町のプペルのストーリーは、表現者の世界を生きる西野さん自身のものがたりが描かれています。

絵のクオリティ、世界観の作り方、広告戦略など評価される部分が多岐にわたるこの作品の圧倒的な魅力は、根幹にあるノンフィクションの「ヒューマンドラマ」であるということがこの記事から読み取れると思います。

25歳でテレビタレント絶頂の中、今やっていることへの限界を知り、方向転換を決める西野さんが、周りからの説得を受けてもテレビの世界から軸足を抜く決断をする際に、「自分がコントロールできるコト」と「自分がコントロールできないコト」を明らかにするという考え方を大事にしたと記載があります。この論理はオンラインサロンでも度々ケースを変えて語っており、今回の記事の中でも重要な部分の一つなので、後ほど事例交えて記載します。

自分のレギュラー番組以外の出演を断ることで時間ができた西野さんが、可愛がってもらっていたタモリさんから呼び出されサシ呑みをした際に、絵本を書けとアドバイスをもらって、絵本作家になることを決めたこと。

大好きで偉大な先輩から言われたことを疑うことなく受け入れ、絵本作家の道に入りますが、この世界でどう戦うべきかの戦略として、「絵本作家に用意されている競争に参加しないこと」、その戦術として自分のテレビのレギュラー番組の収入という副業家であることを利用した「完成までに数年間かけられる絵本」を作り、プロダクトとして極細のボールペンで通常の市場商品の倍以上のページ数を書き込んで作る絵本を作ることを決めました。

以上が記事の亀岡的解釈を入れたまとめになります。

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この内容からたくさんの学びがありましたが、最も響いたのは、前述した「自分のコントロール内にあるものとそうでないものを見分ける」ということです。

引用①:「目的を達成する為に何をするべきか?」を考えるのではなく、「何をしたら確実に目的が達成できないか?」を考える。

これはまず目的地にたどり着くための失敗のロードマップを描き、そのマップ上の項目を書き出すことですね。

引用②:「報われる努力」に巡り会えるかどうかは「運」が絡んでくるので、コントロールすることはできないが、「報われない努力」を排除することには「運」が絡んでこないので、コントロール可能。

#引用中の太字は今回のタイトルにした言葉です

#出てくるまで勿体ぶりすぎ

成功には努力以外に運が絡んでくるけど、失敗には道筋がある。なので失敗の道筋に生まれるものを実行するのは報われない努力だよということ。

引用③:なので、ある問題に直面したとき、「自分がコントロールできないコト」と、「自分がコントロールできるコト」を明らかにしておくと、無駄な迷いが消える。

報われない努力を排除すれば、自分の進む方向がはっきり見えて生産性が上がるよ。

これはビジネスの現場でも度々言われる、ゴールにたどり着くためには「to do list」を作るんじゃなくて、「Not to do list」を作ると生産性が高まるよというマインドに似ているなと思いました。

仕事の内容や工程、その時のシチュエーションによって完全にどちらが良いというものではないと思いますが、成功するためにやるべきことを積み重ねていくのは加算法なので、究極根性論になると思うんですよ。

でも、やらないことを先に決めると減点法からスタートしてるので、やっていくうちに見えるタスクが、やるべきと言う強迫観念の抜けた「選択肢」になると思うんです。なので、見えたものを全部やらなきゃと言うマインドよりも、見えたもののどれを選んで最適化して行こうかなというマインドを醸成しやすいのがこの考え方のメリットだと改めて感じました。

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改めて、西野さんのアウトプットの量と質に圧倒されます。今回の新連載に加え、メインの戦場であるオンラインサロンへの毎日の投稿(これだけでもめちゃくちゃ凄い)、毎朝音声メディアVoicyへの投稿(Voicyの文字起こし版のアメブロや、Note版、視聴者が多いyoutube版もある)、これ以外に不定期に更新されるnoteの独自のテーマの投稿やスナック西野での定期配信、深夜や早朝ゲリラ的に行われるインスタライブでのファンとの質疑応答、悩みを抱えるお店や企業に対してソリューションを提案するニシノコンサル、週刊キングコングでのコンビとしての定期配信、よしもとの舞台での漫才、絵本製作、映画製作。

若い頃から積み上げた努力で自分だけの質を手に入れている西野さんが、まだこれだけの圧倒的な量を生産し続けていること。誰も真似できないなと感じます。むちゃくちゃ高尚な行動量ですが、伝えている内容は世の中が楽しめるエンターテイメントを作る、誰かを非難するのではなく、他人の挑戦にイイねを言える優しい世界を作るという非常にあたたかい世界観であることが、他の現代の表現者との圧倒的な差別化につながっている部分だと思います。

今回もお読みいただきありがとうございました。

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