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ブラジリアン柔術だけで食ってくのはむずい

タイトルの通り今回はブラジリアン柔術だけで食ってくってむずいよなーって話をしていこうかと思います。なんとなくそういうことを今まで考えることが多かったのでとりあえず文章に書いて自分の思考を改めて整理しとこって軽いノリで書き出しています。だから有意義な内容になる保証は全くないです。暇な人だけ読むことをお勧めします。自分が暇であることを認めたくなくて「なら俺は読まないぞ!」と決意を固めようとしているそこのあなたっ!あなたは決してこの記事から目を背けず自分が暇人であることを噛み締めながら最後まで読み切ってください!

 って事で本題に入ります。そもそもなんで柔術だけで食ってくってむずいなーって思うのかって言うと自分が出来るだけ柔術だけで食ってくことを今まで目指してきたからです。時は遡り約12年前。高校一年生の秋頃にブラジリアン柔術という競技と出会い開始しました。出会った瞬間一目惚れ。こんな楽しいこと今までなかったぜ!みたいな勢いで没頭しそのまま高校3年生に突入しました。高校3年生で多くの人が進路について思い悩むと思いますが僕も同様でした。その当時の脳味噌は「柔術最高だから柔術だけやりてぇー」ってな具合でした。しかしそんなことを両親や担任の先生に話しても受け入れてくれる訳もなく葛藤しつつ大学に進学しました。その当時は柔術を仕事としてやっていけるなんて全く思っていなくて希望としてはバイトで金を稼ぎつつ柔術にもっと比重が高い生活を送ることでした。バイトしながら柔術するのと大学行きながら柔術するのはそんな変わらないかぁって事で嫌々ながらも大学進学を決意しました。それから時がすぎ大学3年になるとまた決断が迫られます。就活ってやつです。そして就職説明会に参加して思いました。「こんなこと俺にゃ出来ねぇ。。」。やりたくないとかではなく俺に出来なくね?笑ってなりました。そしてそんな矢先東京には柔術のインストラクターという肩書きで働き生活している割と世代の近い人がいることを知りました。就活に絶望した僕にとってその事実は眩しいものでした。即効で連絡して働きたい旨を伝え運良くブラジリアン柔術の道場のインストラクターとして就職することが出来ました。インスタラクターとしての生活は夢のようなものでした。当時の給料は決して高いものではありませんでしたが衣食住全く不便はなかったし何よりレベルの高い選手と毎日練習出来ることがめちゃくちゃ幸せでした。その上でしっかり月謝を納めて道場に通われている大人に対して毎日インストラクターとして技術を伝え、伝える技術を日々向上させていけることも幸せでした。

が、人は欲深いものっていうか僕が欲深いだけ、なのかもしれませんが不満も出てきました。その当時、クラスでの指導の他に会員さんの月謝の引き落としなどの事務作業や道場の清掃活動など道場経営に関わる仕事も日々こなしていました。当たり前ですがジムのインストラクターに支払われる給料は基本的にジムに通われる会員さんの月謝などから分配されます。だからインストラクターがジムの事務作業や清掃をするのは普通のことだしそもそもそういう雇用条件で雇われたので不満とか抱かずちゃんとやれよって思われるかもしれませんが、「別にいいやん!」「だって苦手だし、好きじゃないもん!」って感じです。実際ほんとに苦手で会員さんから引き落とす月謝の金額を間違えて一桁多くしてしまい血の気が引いたこともありました。そういう大きなミスをする度、同僚やボスにミスをカバーしてもらいその度罪悪感と共にストレスが募りました。その結果「俺が事務とか清掃活動するの道場的にコスパ悪くね?」って勝手に判断し「事務作業の心配とか清掃してる時間なくなったらもっと自分の好きなこと追求出来るし道場的にもいいっしょ!」って思考になりました。そしてボスに交渉して固定給めっちゃ低くしてもらう代わりに道場での仕事はクラスの指導だけ、という今の雇用条件にして頂きました。その時は選手として世界的に少し知られるようになった結果、外国にいる柔術大好きなお金持ちな方が僕のことをインストラクターとして招いてくれたりすることが増えて所属している道場からの収入以外の収入が増えはじめていたしファイトマネーの出る試合も増えていたので固定給が減っても割と問題なしでした。それに加えてプライベートレッスンの需要も安定してきていて、その売り上げはほぼ自分に入ってくるので生活は割と豊かでしたし貯金もしっかり出来ていました。

 しかし!人生って割と予期せぬこと起こるよねー、大変だよねーって感じでコロナが訪れました。僕の仕事は全て対面して行うものなので「なーんも出来ないじゃーーん」ってなりました。そんな中はじめたのが今行なっている技術動画の販売です。ブラジリアン柔術界で技術動画の販売を行なっている人は昔から海外には沢山いるし国内にも多くはないですがいます。僕は販売したことはありましたが自分一人で動画制作から宣伝、販売までしたことはありませんでした。そして英語圏と日本語圏ではブラジリアン柔術の競技者人口に大きな差があるので国内で動画販売している人はあくまでメインの仕事(主に道場経営やその他の一般的な仕事)がある上での副業ってイメージがありました。(実際他の人が技術動画販売でどれくらい売り上げているのか知らないのであくまで個人的なイメージです。)だからちょっとした小遣い稼ぎになればいいやってノリで技術動画販売をはじめました。
 しかし思いのほか売り上げがありました。当初は今よりも適当にあまり考えずに販売活動してたので「もう少し動画もちゃんとして宣伝とか工夫すれば、もっといけんじゃね?」ってなって、そしてそれを実行した結果やはり売り上げが格段に伸びました。小銭稼ぎを目的ではじめた技術動画販売が今となっては一番の稼ぎがしらになりました。

 ブラジリアン柔術だけで食ってくのはむずいってタイトルで書き出したのに全く逆の結論みたいになってて今混乱してます。読んでる人も「ただの自慢かよ、キモっ」思ってそう。テヘペロ(๑╹ω╹๑ )

 まぁでも本当にむずいと思ってます。売り上げが伸びているといっても別にそんな莫大な金額ではないしこれ以上は販売数がなかなか伸びない。。といった壁にも当たっている最中です。しかもこの先今のように売れ続ける保証もないし僕より優秀でかつ商売の上手い競合が現れたら簡単に取って代わられるのではないか、といった危機感もあります。雇われて頂く固定給だけで生活していた頃にはなかった不安が今はあります。

 しかし昔と今で大きく違うのは不安の元になっている技術動画販売は好きなことだしやりたいことであるってことです。僕の人生は柔術の技術によってとても豊かなものになりました。だから同じように沢山の人の人生を販売する技術動画によってより良いものに出来ればと思っています。それが実現出来れば凄く幸せです。その為にもまだまだ技術のクオリティも教え方も良くしていきたいと思っています。また作り上げた商品をより多くの人に知ってもらい価値を感じてもらい購入してもらうための工夫も沢山していきたいと思っています。

 長くなってしまったので最後に、もう既に僕の商品を買ってくれたことがある人またはこれから買う人にお願いがあります。前述したようにまだまだ未熟なので商品に関して「もっとこうした方がいい」といった改善案や「こういう技術が知りたい」といったご要望などあれば是非教えてください!あとまだまだ沢山の人に広めていきたいので買ってみてよかった人は宣伝手伝ってください!柔術友達に「これいいよ!」って伝えてくれるだけでもめっちゃありがたいです!あとSNSで感想言ってくれるとかも最高です!

これからも引き続き楽しみつつ精進するのでよろしくお願いします!



サポート多いと外食しがち。ご馳走さまです!