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楽天経済圏は本当にお得なのか?っていう話

SMBCのOliveゴールド審査落ちによって、今後の生活におけるキャッシュレス化・ポイント活動を元々持っていた楽天カードで回していくことにしました。
 
前置きとして、私は2024年1月まで日常生活においてはほぼ現金主義でしたので、他社サービスとの比較および楽天サービスのデメリットに関しての情報はありませんので、ご了承ください。これからキャッシュレス化・ポイント活動をしたいけど楽天って実際どうなんだろう?っていう雑談です。


楽天グループって大丈夫なの?


楽天グループがどんな企業かについては公式サイトやWikipediaをご参照いただくとして、最近のトレンドで言ったら「モバイル事業における巨額の負債」がピックアップされるかなと思います。モバイル事業が赤字ってだけで、楽天カードや楽天銀行・楽天証券は好調なので大丈夫です。

周りからやばいやばいって言われて不安になるようなら、そもそも楽天サービスを選択肢に入れるのはやめておきましょう。
 
何年か前にあらゆる企業で「格安SIM」のサービスを打ち出していましたけど、結局どの会社もdocomo(NTT)・au(KDDI)・SB(ソフトバンク)の回線をお借りしてるというのが実態で。そんな中、三大キャリアに食い込む形で、格安でかつ独自の基地局を立てて商売したい!って頭角を現したのが楽天モバイルです。

三大キャリアと同じように日本全国の通信網を張るために0から基地局立てるなんてそりゃ大変ですからね。初期投資って意味でこのぐらいの負債になるのは想定の範囲内だとは思います。この辺りの話は、実際に通信会社にお勤めの方から話を聞いた方が早そうです。
 
ある程度土台が整ったので、2024年からは契約者数を伸ばそうと、今必死にキャンペーンやっているわけですね。早ければ2025年…遅くても2026年までには黒字化するんじゃなーい?って、今これ適当に言ってるだけだから信じちゃダメですよ?
 
圧の強い広告から毛嫌いされているのか「楽天に親でも殺されたんか?」ってくらいまぁとにもかくにも悪評がいっぱいありますけど、良くも悪くも話のネタになる、注目されている企業って言うのは間違いないのかなと。

楽天経済圏とはなんなのか?


楽天経済圏とはライフスタイルにおける消費・投資・社会貢献活動を楽天グループのサービスでサイクルさせることで日本の経済を発展させようみたいな取り組みです(認識の齟齬があったらすみません)。

詳細につきましては楽天カードのWebサイトにある「楽天経済圏スタートガイド」をご覧いただいた方が分かりやすいと思います。

消費者からしたら、経済がどうとか難しい話されても分かんないので、日常生活における諸々を楽天サービスにしたら付加価値としてポイントがこんなにもらえますよ~って認識で充分ですかね。
 
4月1日に発表があった「フィンテック事業再編に向けた協議の開始に関するお知らせ」では、しきりに「楽天エコシステム」って言っていたので、もしかしたら正式名称は「楽天エコシステム」なのかもしれませんけど。

楽天経済圏へ移住の準備をする


①   楽天カード(キャッシュレス化のメイン軸)
②   楽天銀行(楽天カードの引き落とし先)
③   楽天証券(NISA口座開設・楽天カードのクレカ積立が可能)
 
最初は、楽天経済圏へのパスポートともとれる、楽天カードを入手するところから始まります。楽天カードは、口コミでもよく言われていますが、比較的審査が通りやすいため、低年収でも専業主婦でも学生さんでも手に入れられることができます。学生さんだと楽天カードアカデミーの方がお得かも?(卒業後は楽天カードに切り替えられます)

楽天サービスの中に「ママ割」や「学割」なんかもあるので、おそらく収入がないからって一律審査落とすみたいなことはないと思っています。

楽天カードの引き落とし先を楽天銀行にしておくと多少還元率がアップします。また楽天銀行を給与の振り込み口座にすることでハッピープログラム(他行あての振込手数料が無料になるなど)のミッションの対象になるので、もしお勤めの会社様で嫌がられなければ(総務経理担当が嫌がったとしてもゴリ押しで…笑)楽天銀行にしておくのがベストです。
 
楽天証券についてはほぼNISA用になるかと思います。楽天カードのクレカ積立で、積立額とカードのランクに応じてポイントがもらえます。好きな投資信託を注文して、クレカ積立の設定したらあとは基本、放置だと思います。盆栽!盆栽!
 
この3つをクリアしたら楽天経済圏の居住区ができたかなと思っています。
ただ、この3つだけだとポイ活の効果はかなり薄いかもしれません。

楽天経済圏のポイ活にお得さを感じない理由


準備は整った、いざ楽天市場で日用品やら嗜好品やらお買い物だ~!
…と思ったら、なんだよ~楽天カード・楽天銀行・楽天証券を揃えたのに、全然ポイント溜まらないじゃないか!
嘘つき!
 
そう思ったそこの貴方!正解です。
 
楽天経済圏を1ヵ月利用してみて「なーんだ楽天って言われるほどポイントたまらねーじゃん草」ていうのが最初の印象です。
 
それもそのはず、楽天会員で1倍、楽天カード通常分で1倍、楽天カード特典分で1倍、楽天カードの引き落とし先を楽天銀行にして0.5倍で合計3.5倍です。

「楽天PointClub」アプリで自分の倍率を確認してみましょう。ここが3~4倍くらいだと…5000円の買い物して仮に3%還元だとすると150ポイント。これが多いか少ないかと捉えるかわかりませんけど、まぁもらえるポイントはそんなもんです。

お得に感じないのはつまりお前の倍率が低いから、そう、ポイントの倍率を上げる努力をしなければいけません。ムムッ!

楽天ポイントをお得に貯めるにはどうしたらいいのか?


楽天モバイルを契約しましょう。
そうすれば、+4倍(2024年4月時点)になります。

 
以上!
 
…なんだ結局これだけ引っ張ってモバイルかよって感じですけど、前述しましたが、楽天は「モバイル事業に巨額の負債」を抱えています。モバイル契約の倍率上げるのはあからさまな手法だろうが自然の流れだろうと思いました。
 
個人的観測ですが、黒字化の見込みができる契約者数がつかめるまでは、暫くこの倍率を維持してくれると思っています。しかし、ずっとこの倍率が維持されるわけではない、ということは注意してください。
 
因みに、楽天モバイルの品質については賛否両論あるようですが、正直私が使った感じでは「ギャーギャー騒ぐほど品質は悪くない」っていうのが本音です。

っていうか私、出先でほぼ個人携帯いじらないんでした笑
家のWi-Fiでしかスマホ使わない、電車内でSNSだのソシャゲだの動画視聴だのしないんで、同じような利用方法なら寧ろ最強プランで充分です(乗り換え前に使ってた格安SIMのドコモ回線のほうが駅構内や電車内で3Gに回されたり、職場の昼休憩もしょっちゅう繋がらなかったけどね…)。
 
話が逸れましたが、つまり楽天ポイントをお得に貯めるには、先ほどの通常の3~4倍に加えて、モバイルの4倍、あとはショップ買い回りやらヴィッセル・イーグルスの勝利翌日を見計らったうえで「あなたのポイント合計10倍以上」にして楽天市場を使うのが楽天サービスの本来の使い方です。そしたら5000円の買い物すれば10%還元の500ポイントがもらえる!ポイント、ゲットだぜ!

貯まったポイントはふるさと納税にも全額使えるし、楽天モバイルの支払いにも全額使えるので、「お支払い0円」も嘘ではないということになりますね。
 
因みに楽天市場の倍率アップのキャンペーンは大体がエントリー必須なので、少し手間がかかりますが、何かしらセールやポイント倍の広告見たら取り敢えずエントリーだけ忘れずにしておきましょう。買った後だと適用されないものもあります。

まとめ


総論、楽天経済圏がお得かお得じゃないかっていうと、あらゆるサービスの利用と楽天市場の購入タイミングを駆使しないと、ポイント還元率の最大効果を発揮できないので、「(条件付きで)お得になります」というのが結果です。
 
買いたいものをリストアップしておいて、ここぞという時に一気に買えば一か月1万ポイントも夢ではありません。しかし、ポイントのために不要なものまで買ってしまうと本末転倒ですので、「ポイントを稼ぐために浪費してないか?」はカードの利用履歴や家計簿と併せて逐一チェックしておくのがよろしいでしょう。

因みに楽天市場のポイントとは別にクレジットカード払いに対してのポイントもありますので、実際はもっとポイントもらえると思います。

確かにモバイルの印象が悪くて悩む部分はあるかと思います。そこは各々の考え方や気持ちの問題なので、オススメかというと、なんとも言えません。
少なくとも大盤振る舞いしてるうちは、利用できるものは利用してみても良いんじゃない?というのが私の考えです。なんか思ってたのと違ったーって思えば解約すれば良いだけなので(契約解除料とかも取られませんし笑)。
但し、キャンペーンのポイント狙いでしたら、付与される期間はちゃんと利用しないといけませんので、ポイントクレクレクレーマーにだけはならないようにお願いします。

取り敢えず、楽天市場のお買い物を覚えたら、次は街中で楽天ペイ(バーコード決済)も覚えると、いよいよキャッシュレスしてます!ポイ活してます!感がグッと上がりますね。楽天ペイについてはいずれまた書こうかな。

余談


正直ポイ活ってめんどくさいんですよ。ね?わかったでしょ?w
ご自身のライフスタイルに合わせて、ポイントなんぞもらえたらラッキーくらいのオマケ程度に思っておくのが健全かと思います。
 
それからこれはどのポイントアプリでも言えることですが、あちこちでキャンペーンとかやってますよね。「今なら1000ポイントプレゼント!」とか。
こういうポイントをもらうには会員登録が必須なことが多いので、よくよく考えてから申し込んでくださいね。

言い方悪いですけど、個人情報の対価というか…アナタの情報って高く売れるんですよ分かります?笑
 
ニュースで「ポイ活で家建てました!」なんてありましたけど嘘うそ。無理です。手に入れたポイント、ほとんど紹介料みたいなもんですから。紹介ページから他人に会員登録してもらった結果です。師匠の言われるがままに登録したら途端にわけのわからん会社から鬱陶しいDMが大量に来るなんて怖い思いをすることもあるかもしれません。
 
ポイントアプリで、なーんもせずに純粋に無料でもらえるポイントなんてせいぜい10ポイントくらいっしょ?笑
 
ま、言うて私も楽天モバイルはある方の紹介ページから申し込みましたが。既に会員ですから…ね笑
付与されるのは申し込んでから3,4か月後ってことですが…半信半疑です。結果が分かったらこれについてもまた書きますね。
 
以上!