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X抗体でさらなる強化!「デジモンアドベンチャー:」第19~22話感想

第19話「吠えよ獣王拳」、第20話「七人目の覚醒」、第21話「逆転の武装強化(アップデート)」、第22話「不屈の蒼き機翼(サジタリウス)」の感想です。ついにタケルが登場ですね。潘めぐみさんの完成度めっちゃ高くてすごい。PSPゲームで担当していただけあります。それにしても、デジモン大図鑑で光子郎がボケまくっててめっちゃ面白くなってきましたね。ワーガルルモンの時はただのファッションチェックだったし…。

歩く死亡フラグことレオモン登場

19話ではまた子供たちが2つのチームに。光子郎、空、ミミ、丈が現実世界に戻り、太一とヤマトはデジタルワールドで聖なるデジモンのもとに向かいます。「聖なるデジモンに関する何か」を積んだバルブモンに遭遇した2人は、そこでレオモンに助けられるという展開。

「歩く死亡フラグ」との呼び声高いレオモン…。公式Twitterアカウントにもネタにされる始末です。今までのデジモンシリーズでことごとく死んでしまった彼ですが、今作では生き残ることができるのか。声優は無印と同じく安定の平田さんでしたね。今回は報われてほしい。

バルブモンの内部でレオモンが戦ったのはミノタルモン。拳と拳のぶつかり合いでかっこよかったんだけど、やっぱりレオモンの相手はオーガモンがよかったなあ…。実は死んでなくて、再登場してくれることを期待している。

ブルモンに対しては、グレイモン・ガルルモンと成熟期で応戦。今回のエピソード、積荷の正体がタケルだったってことを除けばもうちょっと前のタイミングで入れた方がよかったんじゃないかと思う。完全体になる必要がない相手だったし、究極体のニーズヘッグモンを倒した後だからイマイチ盛り上がりに欠けていたように感じる。

ヤマトのうろたえぶりよ…

20話は、やっと見つけた積荷(タケル)をベルグモンに奪われるというシーンからスタート。「デジモンフロンティア」での強敵が今作でも登場するのはアツい。21話からは同じ十闘士のカルマーラモンも出てくるし、過去シリーズのデジモンが今作でたくさん登場するのはうれしいね。

ベルグモン戦では、メタルグレイモンとワーガルルモンがいい具合に共闘しているのがよかった。ギガデストロイヤーをスケボーみたいに乗りこなすワーガルルモン…そんな使いかたもあるのね。あと、今作ではトライデントアームの使用頻度が高いのがいいね。ほかのデジモンもいろんな技を駆使して戦ってほしい。メタルグレイモンだけ技が3つあるのは主人公特権なのかね。

それにしてもタケルが連れ去られたときのヤマトの慌てようったら見てられませんよ…。やっぱりタケルのこととなると無茶をしますね彼は。

ベルグモンの攻撃で全員がピンチになったとき、ついにエンジェモンが姿を現します。神々しさがすごかった。その光を浴びたメタルグレイモンとワーガルルモンはあっという間にベルグモンを倒してしまいました。そして力を使い果たしたエンジェモンはつかの間の邂逅を終えデジタマへ。無印の名シーンをこうやってアレンジするとは…。あの時はパタモンとある程度絆を築いた後の別れだったので悲しみの方が際立っていたけど、今作ではなんかこれからの希望を感じさせるような別れ方でしたね(その後すぐにデジタマは奪われるけど)。

太一の勇気に感服

21話では、デジタマを奪ったスカルナイトモンを追って敵の本拠地へ。そこに立ちはだかるのはスプラッシュモン。瘴気の力をもとにメタルグレイモンとワーガルルモンに圧倒的な力で相対します。とくにメタルグレイモンは瘴気に侵され、消滅寸前に。太一が身を挺してメタルグレイモンを守ろうとしたとき、瘴気の毒素を克服したメタルグレイモンは右手がエネルギー砲になった「メタルグレイモン:アルタラウスモード」に。これはX抗体のアレンジですね。

このときの太一の行動には胸が熱くなりました。メタルグレイモンを引きずるスプラッシュモンの口をその手でこじ開けようとする太一。今回の方が、初めて超進化した時よりも太一の勇気がはっきりと表現されていてとてもいいシーンになっていたと思います。

それにしても今作のタケル君はたくましいですね。隠れていろとヤマトに言われたのに、エルディドラモンを目覚めさせました。自分の力でなんとかヤマトたちを助けたいという自立心を感じます。

なぜタケルきっかけでワーガルルモンが強化されるのか

22話では、光子郎たちがネットワークのなかで暴れるアルゴモンの対処に追われる一方、太一たちは敵の本拠地の中を進みます。そこでデビモンのねらいが聖なるデジモン(エンジェモン)を闇落ちさせることだとわかりました。なるほどね、無印では歯が立たなかったから最初から手中に収めておこうという作戦だね。名付けて「エンジェモン闇落ち大作戦」。賢い!

デジタマを取り戻そうとする太一たちに立ちはだかるスカルナイトモンはダークナイトモンに超進化。デビモンは配下のデジモンを進化させる能力もあるのね。なかなか手ごわい。苦戦するなか、デジタマを取り戻そうと諦めずに頑張るタケルの姿を見て、ワーガルルモンはなにやらかっこいい羽根が生えた「ワーガルルモン:サジタリウスモード」に。機動力が上がったうえ、剣にもビームにもなる汎用性のあるモードチェンジですね。

一歩間違えれば瘴気の沼に真っ逆さまだというのに、タケル君なかなかの無茶っぷりです。なかなか勇気ある行動なんだけど、これをきっかけにワーガルルモンが強化されるのはちょっといただけない…。たしかにタケルはヤマトの弟ではあるけれど、ガブモンのパートナーはヤマトです。タケルを助けようとするヤマトを見て、とかなら筋が通るんだけどね。今回のストーリーはデジモンとパートナーの関係性を無視していたような気がしました。

ついに次回はデビモンと直接対決。やっぱりネオデビモンになるっぽいね。無印と比べるとデビモンの大ボス感が増しているので、どうやって結末を迎えるのか楽しみ。

あと、少しずつ子供たちの家庭環境が明らかになってきています。ミミの両親や丈のお兄さん、空の母親の雰囲気は無印と同じでしたね。気になるのは光子郎で、無印では実の両親ではなかったけど、今作も複雑な事情を抱えている模様。このあたりの細かい心理描写も期待しています。

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