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ついにヤマト・ガブモンが合流!「デジモンアドベンチャー:」第7・8話感想

デジモン第7話「その男、城戸丈」、第8話「子供たちの攻城戦」感想です。やっぱり丈先輩はお笑いポジションだった…(笑)。パートナーデジモンのなかではゴマモン推しなのでやっと出てきてくれてうれしいです。8話ではようやくヤマトも合流。子供たちのチーム感が出てきました。

デジタルワールドでも優雅なティータイム

海をめざす途中、太一たちはひと休み。やっぱりミミちゃんはお嬢様だった…。ティーカップとかお菓子とかどうやって準備してるんだ。パルモンは紅茶の入れ方プロ級になってるし。現実世界が危機なのはわかってるけど、こういう休息も必要だよね。ミミのおじいちゃん曰く「慌てるトレーダーは稼ぎが少ない」らしいので。海を偵察に行くときにも、太一と空はバードラモンに乗っていったけどミミは海辺で優雅に過ごしてましたね…。こういうマイペースな感じ最高です。

丈の反応の方が普通

第7話では丈とゴマモンが初登場。ゴマモンに丈を紹介された太一たちは、早速海を渡るために協力をお願いするけど、丈は受験勉強があるからと断ります。一見すると協調性がない行動のように見えるけど、どっちかというと丈の態度の方が普通なんですよね。丈はデジタルワールドのことを「ヘンテコで物騒な世界」と言ってたけど本当にその通りで、いきなり訳のわからない世界に飛ばされて小学生に危機を救えって言ってもねえ…。小学生ぐらいの年でそんなの普通は納得できるわけないんですよ。ほかの子供たちの方が物分かりよすぎなんだよね。

前の記事で、子供たちのデジモンやデジタルワールドへの態度についてデジタルネイティブ世代の受容性の高さを挙げたけど、丈みたいに1人くらい“普通っぽい”子を出すことでバランスがうまく取れているように感じました。そのほかの面で丈が普通かといわれると違うけど…。自作の勉強部屋の柱に頭ぶつけて壊してしまうのなかなかクレイジーでしょ。

ゴマモンが相変わらず健気すぎる

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ゴマモンが旧作と同じく丈のよき理解者なのがとても嬉しい。「丈は自分がやらなくちゃいけないことで頭がいっぱいで、まったくと言っていいほど余裕がなくって、そこで別のやらなくちゃいけないことが飛び込んできたもんだから戸惑って苦しんでる…」って会ってそんなに時間が経っていないはずなのに丈のことめちゃくちゃ理解してるやん…。「いつかはみんなの役に立つすごい人間になるやつ」って丈のことを完全に信じきってるのめっちゃ健気。

そんなゴマモンの健気さに心打たれた丈は、選ばれし子供としての使命を果たす決意をします。「君は僕の…僕が君のパートナーだ」って言いなおしたところがすごく印象的だった…。ゴマモンはすでに丈をパートナーだと思ってるんだよね。丈自身が決意を新たにする姿勢を決定づけるセリフだと思います。

なんでヤマトに誰も怒らないのか

8話ではクラウド大陸に到着し、ようやくヤマト・ガブモンがみんなと合流。ヤマトは相変わらずのクールツンデレキャラですね。今回、城の内部に突入する際、ヤマトはみんなに「足手まといはいらない」と言って自分だけで行こうとします。このシーン、ちょっと違和感あったんですよね。これはもちろんガブモンが後で指摘するように、みんなが巻き込まれないように配慮してのセリフなんだけど、ふつう直球で足手まといなんて言われたら、1人くらい怒るキャラがいてもおかしくない。ましてや小学生なんだから言葉の裏の真意なんて気づくのは難しいよね…。結局1人で無茶をするヤマトをみんなで助けようよって流れになるんだけど、それよりもここは誰かが怒って、戦闘を通して和解するみたいな演出のほうが自然だったんじゃないかと思います(ヤマトは足手まとい発言を撤回して謝ってはいるけど、明らかな対立構図ではなかったよね)。

チームとしてのまとまりが出てきた

今回はヤマト回で、必然的にヤマトとほかの子供たちの友情(の芽生え)にフォーカスした話なんだけど、ヤマトを助ける過程で子供たちがチームとして協力しあっているシーンが多かったのがよかった。積極的にヤマトを助けようとする太一と空に対して、なし崩し的に巻き込まれていく丈とミミっていう違いはあったけど、みんなが一丸となってヤマトのアシストに回ってたのが印象的だった。パルモンが丈を助けるとかパートナー関係を超えたサポートが見られたのもよきでした。

あと、人数が増えたことによってなんとなくわちゃわちゃ感が出てきているのもほっこりするよね。丈とミミのペアは旧作でもよく見られたけど、今作もこの2人のやり取りが作中で癒しになっていくと思う。

マントの意味

みんなのサポートもあって、ヤマトとガルルモンはゴリモンの眼下まで到着。そこからガルルモンがジャンプしてゴリモンのところまで迫るんだけど、そこでそれぞれ奮闘するほかの子供たちが下にいるのを見て、ヤマトがほかの子供たちを信頼し始める(友情に気づく)んですね。それを象徴しているのがヤマトが纏っていたマント。マント=自分を覆うもの、つまり誰にも心を開いていない状態で、それを脱いだのはみんなに心を開いた証拠。劇中ではソーラーモンの光を防ぐために使っているけど、ここは何気にすごく重要なシーンなんじゃないかと思います。

みんなとの友情を自覚した後、デジヴァイスが光ってガルルモンが青いオーラを纏うんですが、グレイモンを差し置いてワーガルルモンに進化するみたいな勢いだったわ…。でもみんなとの友情を感じてガルルモンがパワーアップする流れ最高ですよね。

丈はやっぱりお笑い役だった

7~8話通して丈がお笑い役なのが露呈しましたね笑。選ばれし子供として決意を固めた後は妙にやる気がから回っているし、落ちたいじりされてるし、光子郎に嫉妬するし、船酔い(=イッカクモン酔い?)するし、白旗上げるし。まあ白旗上げたのは争いを好まず、平和的に物事を解決しようとする丈のよさがよく表れているシーンでもあるけど。

あとはミミちゃんの可愛さが際立ってきましたね。ミミちゃん推しを増やそうとする制作陣の意図が感じられる笑。イッカクモンの毛を三つ編みにしないでくれ…。8話最後の汚れを拭うシーンなんか、相手がガブモンだったからいいけど、人間の男だったら確実に落ちてますわ。ロマンスがはじまるきっかけになる…。

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それにしても進化バンクはアグモンとガブモンだけなんですかね。進化に尺使うよりはテンポよくストーリーを進めるために致し方なしって感じなのかな…残念だけど。

来週はついに敵デジモンで完全体が登場ということで(最初に究極体アルゴモン出てますが)、さらにワクワクする展開になりそう。予告見る限り、光子郎・テントモンもついに合流みたいだし(前回合流はもっと先になるかもって言いましたが予想外れちゃいましたね)。まだまだ回収されていない伏線も多いので、次回以降も楽しみ。

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