【15点から始める馬券生活】#天皇賞秋 予想

企画倒れな買い方多いけど気にしないでください

前回の結果

 痛恨の本命抜け。○ジャスティンパレスと▲ボルドグフーシュが入ったので5000円弱のプラス。素直にアスクビクターモアからも買ってるように来ることには来ると思ってたってのは意地汚い。まあ条件馬じゃ話にならないレースでもあっただけに分かりやすいレースだった。200回やっても同じ結果になっただけに◎フェーングロッテンは攻めすぎたと反省すべき。

調教評価

 外厩が整ったのもあるし、そもそも秋天トライアルは本番まで間隔が詰まりすぎなのでぶっつけでも良い馬は多い。当日のテンションというのは勿論あるが、どの馬も能力を発揮できそうではある。3歳馬の成長面だが、目に見えて強くなった部分はどの馬にも感じられず、僅かながらの部分だと思うので現状の力関係を予想にそのまま反映した方が良さそう。毎日王冠を使った馬は良く見えた。前走が完全なる叩きだっただけに馬券購入者が可哀想になる出来の違い。

予想

◎ジャックドール
 良馬場想定で。ダービーはレコードでコースレコードを持つ馬が2頭、かつハイラップを刻むパンサラッサがいる点で高速戦になると踏んでいる。追走をする側は4〜5F単位の高速順航能力は必須で3歳馬には(対応できそうなのが2頭居るのは難点だが)荷が重いと見ている。この馬は後傾寄りのイーブンペースで走るのが一番強く、同型のバビットを見ながら進める点では最も良いレースを出来ると思う。
 間隔を詰めると如実にパフォーマンスを落とすタイプでローテは理想的。後続に脚を使わせるレースが理想だが、それ以上にリズム良く運べるかが焦点となり、前にしっかり馬が居てプレッシャーを掛ける馬が少ない中で外目の枠は正に最高条件。調教を踏まえた状態面では一歩譲る面があるのでそこがどう出るか、実際にプレッシャーを掛けられたり不本意にこの馬のペースが速くなることがあるか、この2点が鍵ではあるものの、正直ここまで条件が揃った馬を飛ばす鞍上の問題レベルなのでここは勝ち切って欲しい。

○シャフリヤール
 意外と先行できるタイプ。3歳勢は先行すると必ず甘くなると言う見立てを裏切らないが、控えなくても押し切れるのがこの馬の魅力であると思う。流石にジャックドールにプレッシャーを掛けるレベルの先行力は無いが、メンバーの揃った2400mを3番手で勝ち切る程度のタフネスがある。前走はどう見ても馬場に泣いている形でここで馬券外を外すというのは正直あり得ないと思っている。
 昨年のダービーの加速ラップを考えれば今年のダービーはペース的な側面も大きかったと思うし、何よりGⅠを勝ち取る勝負根性が備わっている。毎日杯のペースは馬場差を考えればハイペースでこそないもののレベルは高くこれを番手追走でしっかり勝ち切るあたり2000mでは悪条件でも好走が可能と見る。休み明けでもそれなりに走るタイプで馬が充実期に入っている点も相当なプラス。

▲ポタジェ
 逆算されて馬を作る友道厩舎らしく、ここは相当な上積みがあると見て良い。曲がりなりにもGⅠ馬である。この馬は速い上がりも無ければ自力で持ちタイムを上げられるタイプの馬ではないが、流れに乗るのが非常に上手い。前走はゴチャついた面と斤量、休み明けが起因しているのは明らかだし、パンサラッサを見ながらレースを進められるのは非常に有利に働くと思う。大阪杯はペースが流れた分流れに乗って正に完勝と言える内容だった。パンサラッサが刻むペースは大阪杯と同様の流れになると考えられ、イーブンペースで非常に良く走る馬である点からも、ここでは好走条件が揃ったと見ている。
 レイパパレと似たタイプの馬であり、差し型なだけに取りこぼしが多いが本質は逃げや先行にあると思う。状態は抜群で休み明けの3歳より信頼度にはかなりの差がある。能力は大阪杯を勝った点からも明らかで決してフロックではない。

△ジオグリフ
 3歳で恐らく勝てるのは木村厩舎の2頭。この馬は新馬のレース内容が異次元で、皐月賞の内容は正にそれがハマった形となる。4F単位の脚力が尋常じゃなく、じんわり加速するのが上手いタイプで、スローだろうが流れようが脚を長く使う必要があるこのレースにおいては適性十分と見る。共同通信杯は直線でゴチャつくロスや斤量不利もある点を考慮すれば勝ち馬と同等の内容だと思うし、皐月賞はコースロスもあった。
 ダービー後に骨折判明で遅れがあったようにも感じるが、調教の動きは一番良く見え、正直どう判断すれば良いのか分からない状態でもある。性能を信じるほかない。

△イクイノックス
 ジオグリフと同程度の評価だが、インで溜めてドカンが一番強いとは思う。先行すれば最後が甘くなり、差しに徹すればギリギリ届かない。それでもレベルの高い牡馬クラシックで連続連対なのだから、完成したらとんでもない馬になるのではと思うものの、3歳秋で完成するようなら流石にクラシックは勝てている。内容を考えても恐ろしく強いが暫くの間は抑えが無難。
 状態は悪くはないものの馬体面の成長はそこまでで、やはり完成はまだ先のイメージ。恐らく500キロを超えてきてからが買い時なんだろうなと。

×ノースブリッジ
 この馬もここを目標に仕上げられている。前走は出遅れが全てであり、何だかんだダノンザキッドや他馬にも迷惑を掛けてるので滅茶苦茶だが、能力自体は高いレベルにある。そもそも毎日王冠のレベルが非常に高くGⅠと比べても遜色無い為、ここでの評価を下げる訳にはいかない。比較的前目でレースを進める事ができる馬で、ジャックドールの隣というのも良いと思う(頼むから煽らないでくれ)し、内の馬を締めるも良し割り込むも良しで上手く立ち回れそうなのもプラス。

×パンサラッサ
 マリアエレーナと非常に迷いどころだが、ほぼ同条件のGⅠを勝っている以上は印を打たないのは失礼だと思う。残り200mまでにセーフティリードを作れるかが鍵なのだが、この馬の近走はスタートが遅くタイトルホルダーやジャックドール、ユニコーンライオンに前を譲ってもらう形なので先入れの内枠で正直プラスに働くとは思えない。スタートで立ち遅れるという事は先頭に立つまでに余力を使うという事で、この馬の持ち味が活きにくい形になるのではと推測している。ただ能力は高い。

消ダノンベルーガ
 好走条件が何一つ見当たらない。そもそも4F以上の単位での脚が使えず、皐月賞でもダービーでも脚が上がってしまっている。これはどう考えても馬場差で片付けられる問題ではない。皐月賞では逃げたアスクビクターモアを捉えるのがやっと、ダービーではハイペースの2番手を捉えることすらできない、これはどう見ても力不足であり進路取りにモタついたとか伸びない内を通ったというレベルでは全く無い。ダービーは上がり3番手だが進路が完全に開けた状態からスパートしたとして33秒台の上がりは出せたのか、皐月賞でコースロス無しで脚の上がっていた馬が、だ。
 多少なりとも成長している様子は見受けられるが、勿論他馬も成長している訳で、GⅠ馬のクラスの成長力を優に超えるレベルの成長をクラシック2冠を力不足で負けた馬がどこまで成長すれば良いのか。先着食らった馬はクラシックホースだがそもそも不利が無ければ勝ち切れた内容とは到底思わない。いずれは強くなると思うがハッキリ言ってこの舞台ならドベでも驚かない。ハイペース追走も未経験でこんな所で無駄に1戦使わないで欲しい。来週の共和国杯ですらキラーアビリティに勝てるかどうか分からんレベルの性能だし、賞金を積めるようなローテで良かった。輸送込みでチャレンジCでも良いし全休から日経新春杯でも良かった。使えるレースが少なかったのは否めないが。
 そもそもダービーで仕上げすぎて実力負けした馬がきちんと調整過程を踏めていると思えない。サークルオブライフがそうだったように、本来であれば立て直しに恐ろしく時間が掛かるはずで、未完成の馬に無理をさせた仕上げ方をしていた以上は馬のメンタル面に相当な負荷が掛かっていると思う。どれだけ実力が抜けていようともここで安易に手を出すべきではない。

買い目は◎○から三連単2頭軸流しマルチで30点を予定。どこかでトリガミがあるのでその辺りのカバーはする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?