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2歳十傑・年末調整済(牝馬編)

 こういう展望では、よく「番付」という言葉が用いられますが、正直大相撲はあまり観ないので、普通に10頭選んで評価していくスタイルで行きます。

 基準ですが、普段レースを予想する時に使う横比較ではなく、絶対的な能力値としての評価になります。暮のGⅠで変動があればこの内容を調整していこうと思います。

 基本的に、上から順に高く評価しています。評価項目の最後では、クラシックレースの期待値を◎→○→▲→△で評価しています。打ちたい印ですね。

追記-12/11-

 阪神JFを踏まえ、十傑の更新はありませんが、クラシック有力と思わしき2頭に関しても追加します。また、数字的には全く足りないものの、指数上昇が期待できる馬も、見解を交えつつ紹介できたらと思います。

今回は
・アスコリピチェーノ
・ステレンボッシュ
・コラソンビート

の3頭に対して追記しています。

追記-1/1-

 2歳十傑を確定させました。そもそも挙げた10頭がそのまま暮のGⅠで好走しているので変更はありません。上から順に、

・アスコリピチェーノ(95点)
・ステレンボッシュ(95点)
・レガレイラ(95点)
・タガノエルピーダ(90点)
・コラソンビート(90点)
・チェルヴィニア(90点)
・サフィラ(85点)
・ルシフェル(85点)
・キャットファイト(80点)
・ボンドガール(80点)

と評価しました。




各馬見解

チェルヴィニア

通算成績:3戦2勝
主な成績:アルテミスS(GⅢ)1着

余力:8
トップスピード:9
持続性能:8
追走力:6
スタミナ:7
気性:7
機動力:5

総合評価:90点(S)
末脚評価:S
適性距離:1800m〜2200m
クラシック期待度:桜○・樫◎

 持続性能の高い末脚を武器に安定感抜群の走りをするタイプで、前走アルテミスSはレースの上がり3F33.6という流れを馬群を縫いつつ勝利しており、高いトップスピードと末脚持続力を持っているといえます。

 イメージとしては多少距離が持つナミュールが近く、高いスピードレンジを持続力で戦うタイプに感じます。現時点で中距離レンジの追走力は備わっていますが、マイルだと取りこぼしがありそうに感じます。

 ノッキングポイントの半妹にあたり、似た適性を持つ印象を受けますし、牝系が穏やかなのか、操縦性もそれなりに高いです。ハーパーやアカイトリノムスメと似た好走レンジにもありそうですが、こちらの方が鋭さでは上。

 次走は恐らくクイーンC辺りでしょう。オークスや秋華賞で積極的に狙いたいです。桜花賞はあくまで、年明けの内容次第でもあります。マイルよりは中距離で、という馬かなと。


コラソンビート(12/11更新)

通算成績:5戦3勝
主な成績:京王杯2歳S(GⅡ)1着

余力:8
トップスピード:8
持続性能:8
追走力:8
スタミナ:5
気性:5
機動力:6

総合評価:85点(A++)→90点(S)
末脚評価:S-
適性距離:1400m〜1800m→1200m〜1600m
クラシック期待度:桜○・樫×・NHK○

 現時点でも完成度が高い1頭に映り、4戦で内容を着実に上げています。スピードレンジと持続力が高く、高い追走力も兼ね備えており、好位ないし中団辺りからピリッとした脚を長く使う事ができます。

 母がウインマリリンの半妹という点で血統背景から考えると、距離自体はもう少しあっても良いタイプですし、1400mがベストな馬ではないでしょう。2400mは微妙な所ですが、桜花賞でも秋華賞でも狙ってみたいです。

 緩めの1400mを差していることから、序盤からペースが流れるマイル適性は高く、近年の桜花賞トレンドと合致しているという点は好材料。

 左回りかつ直線の長いコースでの4戦ですが、牝系を見ても機動力が無さそうな印象は受けませんし、マイル以上ならそれなりに自在的な強さがありそうです。

-12/11・追記-

 阪神JFのレース後コメントで、横山武史騎手が「最後の1Fで止まりました」と語っており、現地で観ていた限りでも、上位2頭に比べて明確にラスト1Fで脚が止まってしまっています。

 とはいえレース質は高く、事前に挙げた予想ではこの馬の基準で1:33.0と推定したタイムを更新している訳ですから、それなりに立派な内容だったとは思います。

 阪神競馬場では福永祐一調教師によるレース回顧が行われましたが、その際には「マイルはギリギリで、ゆくゆくは1200mを走っているのでは」という内容の談がありました。

 桜花賞は内馬場が有利なのは変わらずでしょうが、この馬の適性を1200m〜1600mへ修正したのに伴い、本番ではより内枠が欲しいと思います。前哨戦はフィリーズレビューとなるでしょう。


アスコリピチェーノ(12/11更新)

通算成績:3戦3勝
主な成績:新潟2歳S(GⅢ)1着
→阪神JF(GⅠ)1着

余力:9
トップスピード:9
持続性能:8
追走力:7
スタミナ:6
気性:7
機動力:6

総合評価:85点(A++)→95点(S+)
末脚評価:S+
適性距離:1400m〜1800m
クラシック期待度:桜◎・樫△・NHK◎

 こちらも完成度は高く、流石ダイワメジャー産駒という1頭です。新馬戦では抜けた上がりを繰り出しており、スピードの持続力に優れた馬だといえます。

 牝系はスタミナ寄りのため、2000mまでは完成度の差でクリアしてしまいそうですが、ゆくゆくはマイルがベストになりそうな印象を受けます。

 2歳時点での追走力はまだ高くないですが、追走力を上げて持続力を活かす馬になってくると、先々まで楽しめると思います。

 コーナーワークがどういうものかは分からないものの、自在性を身に付けて器用さを武器にしていくタイプに見えますので、中距離カテゴリはスピードレンジの差で、マイルは追走力で対応するタイプの馬に感じます。

-12/11・追記-

 今回に関しては騎乗内容や展開がハマったというのはありますが、この馬だけが秋に1戦もする事なく勝利しており、一戦必勝体制で完成度の高さを見せつける結果となりました。

 走破時計1:32.6は前日スローペースで進んだリゲルSと0.4秒しか変わらないので平凡に見えますが、時計自体は前日と比較して+0.5秒ほど掛かっている状態なのでかなり優秀。

 レシステンシアのレコードを塗り替えるスピードレンジの高さがありますし、福永祐一調教師談では「NHKマイルまで楽しめる」との事で、やはりマイルにおいては他馬より一歩リードした形となります。

 桜花賞で外枠から力押しができるタイプではありませんが、あまり大きく負ける姿も想像できないタイプでもあります。春まで格好は付けると思います。ゆくゆくはマイルを中心に使われると思いますし、ナミュールやキョウエイマーチのような使われ方をするのではないのかなと。


キャットファイト(1/1更新)

通算成績:4戦2勝
主な成績:アスター賞(1勝クラス)1着
→阪神JF(GⅠ)10着

余力:8
トップスピード:7
持続性能:8
追走力:8
スタミナ:6
気性:4
機動力:6

総合評価:80点(A+)
末脚評価:A++
適性距離:1400m〜1800m
クラシック期待度:桜○・樫△

 トップスピードこそ物凄く速いタイプではないものの、高速巡行能力に優れており、流れに乗るのが上手なタイプです。ピッチ走法なので、推測ではありますが、器用なレースも可能とみています。

 オオバンブルマイと似た印象を受け、追走力と持続力で小技が多いのが強みです。ズバズバ斬っていく馬ではないですが、走破時計はきっちり守ってくると思います。

 現状は追走力を上げて力押しするようなレースが向いていると感じますが、コラソンビートやアスコリピチェーノほどのスピードレンジには無いので、そこで遅れを取りそうではあります。

 距離はそこそこ伸びても良さそうですが、マイルの圧勝度合いを見る限り純粋なマイラーでしょう。スプリントも案外やれるのではと見ています。

追記-1/1-

 ほぼ更新無しです。スタートの出は抜群に良かったですが、控えた結果掛かってしまい、最後は全く伸び切れませんでした。怒りのフェアリーS登録からも、陣営の期待を裏切る結果となったようですね。

 現状では追走力を活かす形がベストに感じ、逃げるのも止むなし、ないし逃げの形を作るのが良いと思います。坂井瑠星騎手を起用するのもそこに現れていますし、直線が短い中山マイルも合います。

 2021年桜花賞3着のスマイルカナも似たようなタイプでしたし、現状はその形を目指すのが良さそうですね。スプリントまでは流石にどうかという所ですが、1400mまでなら守備範囲として色々と活躍が見込めそうです。



ボンドガール

通算成績:2戦1勝
主な成績:サウジアラビアRC(GⅢ)2着

余力:9
トップスピード:10
持続性能:7
追走力:6
スタミナ:6
気性:4
機動力:5

総合評価:80点(A+)
末脚評価:SS
適性距離:1600m〜1800m
クラシック期待度:桜◎・樫△

 マイルなら恐らくこの世代でのトップスピードは最速にあると思われます。新馬戦では上がり3F33.3秒という流れを楽に差し切っており、残り300m辺りから進路ができ、追い出してからのスピードが非常に優秀でした。

 マイルのカテゴリにおける余力量が相当高く、順当に成長すれば世代戦までは確勝級の能力はあると見ていたのですが…

 2戦目でかなり気の悪い所を見せてしまいましたし、辛うじて賞金は加算できたのものの、昨年のリバティアイランドと違って先行きは怪しい負け方でした。

 まあ桜花賞には乗せられると思いますし、少しでも気性が改善すれば、この世代では最上位のマイラーになると思います。



サフィラ(1/1更新)

通算成績:3戦1勝
主な成績:アルテミスS(GⅢ)2着

余力:8
トップスピード:7
持続性能:7
追走力:6
スタミナ:6
気性:8
機動力:5

総合評価:80点(A+)→85点(A++)
末脚評価:S
適性距離:1800m〜2200m
クラシック期待度:桜▲・樫○

 母サロミナはサリオス、サラキア、エスコーラ、サリエラを輩出した超が付く名繁殖で、この馬もまた兄姉に続く存在になれるポテンシャルを秘めていると思います。

 とはいえ、現状ではチェルヴィニアにほぼ全要素で遅れを取っており、成長力に富む血統ではあるので、そこに期待する形になります。

 姉サラキア、サリエラ同様に、距離が伸びて良いタイプなので、マイルだと内容的には物足りないレースが続くと思います。積極的に乗っても大崩れはないです。

 サリオスとサラキアのハイブリッドで見ており、追走力を身につけて持続力を生かす馬になってくると面白いと思います。とはいえ狙いはオークス以降。

追記-1/1-

 まずまず妥当な走りだったのではないでしょうか。見立て通り、マイルのスピードレンジでは苦しいですし、福永祐一調教師の談でも、この馬とルシフェルは距離が伸びて良いタイプと断言されていました。

 朝日杯なら前傾ラップで結果は変わった気もしますが、現状は追走力を生かした乗り方をしない限りは苦しいと思います。もう少し前を取ると思いましたが、普通に控えましたし、桜花賞ベースのトップスピード比べでは圧倒的に劣る印象です。

 10Fを力で勝つタイプだと思っていますし、マイルに関しては阪神JFにスペシャリストが居た感は否めません。次走はチューリップ賞だと思いますが、否が応でも権利を取るみたいな乗り方が一番向くと思います。松山騎手は継続騎乗でお願いします。



レガレイラ(1/1更新)

通算成績:3戦2勝
主な成績:アイビーS(L)3着
→ホープフルS(GⅠ)1着

余力:9
トップスピード:7
持続性能:8
追走力:6
スタミナ:9
気性:6
機動力:5

総合評価:80点(A+)→95点(S+)
末脚評価:S
適性距離:2000m〜2400m
クラシック期待度:桜△・樫◎・皐月○・ダービー○

 新馬戦で後に札幌2歳Sを圧勝するセットアップを子供扱いしており、中距離カテゴリにおける余力量が非常に高いです。続くアイビーSでは、上がりタイムは同じなものの、スピードレンジでダノンエアズロックに負けてしまっており、適性はもっと長い距離だと推察できます。

 賞金都合の可能性はありますが、阪神JFではなくホープフルSに挑戦するのも適性距離が長い事への期待感の現れで、まあオークス以降で本格的に狙っていける馬だと思います。

 持続力が高く、中距離カテゴリでは速めのトップスピードを維持できる馬だと思っており、兄ドゥラドーレスが菊花賞4着なのを鑑みても、狙いべきレースは2000m以降に限定したいですね。

 スワーヴリチャード産駒は持続力に秀でているため、基本的にはスピードレンジで適距離かどうかを判断すればオッケーです。

追記-1/1-

 普通に勝つのは想定外でしたね。ホープフルSは例年早仕掛けになりやすく、直線だけの競馬をするのが手っ取り早いのですが、ルメール騎手はよく分かってますね。

 ペースも流れていましたし、そこまで追いかける必要もありませんでしたが、上がり最速で追い込んでくる辺り余力が違いましたね。まずまずスケール通りの脚を使ったのではないかなと。

 加速ラップ自体は直線まで余力を残していた状態によるもので、評価するべきは2着馬だったりするんですが、まあそれを差し切る辺り、後方からではありましたが、しっかりとした追走も出来ていると思います。

 次走は皐月賞との事ですが、まあマイルでどうこうという脚では無いので妥当だと思います。その後は結果を見てダービーとオークスのどちらに向かうか判断する所でしょう。桜花賞からの延長と比較すると平均ラップの差が小さいので、掛かる心配は他より少なそうです。



ステレンボッシュ(12/11更新)

通算成績:4戦2勝
主な成績:赤松賞(1勝クラス)1着
→阪神JF(GⅠ)2着

余力:9
トップスピード:8
持続性能:8
追走力:6
スタミナ:7
気性:5
機動力:6

総合評価:80点(A+)→95点(S+)
末脚評価:S→S+
適性距離:1800m〜2200m→1600m〜2000m
クラシック期待度:桜○・樫○・NHK○

 血統は違いますがサフィラと同様のタイプで、持続力に優れたエピファネイア産駒です。レガレイラのイトコにあたるため、やはり適性距離は長めです。

 赤松賞は大体サフィラと同じぐらいの数字で、サフラン賞はエピ産駒らしく一気に脚を使っての惜敗でした。見た目以上に追走力は上げられるタイプでしょうけど、恐らくマイルで力勝負というレベルの追走は難しい話。

 新馬戦の1800mは余力温存度の違いはあれど加速ラップを踏んでいるので、やはりこの馬も1800mからの狙いになりそうです。

 掛かりやすい所は産駒の特徴としてありますが、壊滅的なことにはなりにくいので、まあ最後のひと伸びで踏ん張れないかなぐらいで見ると良いと思います。流石にスピードレンジ自体はサフィラの方が上で。


-12/11・追記-

 今回で驚かされたのはこの馬。勝ち馬をマークしてほぼロスの無い進路だったものの、勝ち馬とタイム差無しの1:32.6はやはり優秀。一気に脚を使った分最後に止まりかけていましたが、一定の持続力も有していますし、三冠全て好走できると思います。

 福永祐一調教師談でも「距離が伸びて良さそう」という内容で語られていましたし、個人的には1F短いと思っていた分での好走だったので、臨戦過程が中2週だった点を考慮しても、ここで数字を上げた点は好評価です。

 この馬はデビュー戦から一度も数字を落とした事がなく、相手なり(要はペースなり)で数字を上げられるという余力の高さと追走力からなせる技。使えば使うほどレースに奥行きが出ますね。

 距離適性の下限を修正し、マイルにも対応できるタイプと評価します。TB・展開的に有利となったのは明らかですが、逆に言えば操縦性の高さがあってこそ。気性的に今回は掛からずでしたが、そこに関してはまだ未知という事で。



ルシフェル(1/1更新)

通算成績:4戦2勝
主な成績:萩S(L)1着
→阪神JF(GⅠ)6着

余力:8
トップスピード:7
持続性能:9
追走力:5
スタミナ:9
気性:5
機動力:5

総合評価:80点(A+)→85点(A++)
末脚評価:S
適性距離:2000m〜2400m
クラシック期待度:桜△・樫◎

 恐らくこの世代の牝馬でもとりわけスタミナの高い馬です。新馬戦からラストの脚で減速した事は全く無く、非常にスタミナ質の高い、持続する脚を持っています。

 その分トップスピードは控えめで、マイルではどうにもならなそうな印象を受けます。前走の萩Sもギリギリ差したという印象で、伸び自体は優秀なものの、適性は完全に2000mからでしょう。

 オークス期待値が非常に高く、マイルで追走力を鍛えてレースを迎えて欲しいですね。持続力を活かせる舞台ならベストで、ハイペース戦なんかにも強いです。

 とはいえ、現状では進んでいかないし、追い出されてからの反応も悪いため、気性的な成長は迎えて欲しいです。

 余談ですが、POG指名しているため、もう少し成長して欲しいというのが個人的な感想ですね。

追記-1/1-

 案外負けませんでしたね。阪神で外の後方追走かつスピードレンジが足りないので大敗もあり得ましたが、昨年のラヴェルよりは期待しても良さそうで、数字的にはドゥーラと同等ぐらいかなと。

 やはり中距離レンジでのパフォーマンス向上に期待したい所ですが、オークスのボーダーはまあギリギリのライン。評価値こそ上げましたが、個人的にはフラワーCからオークス直行するのがベストなのではないかなと。

 気性的にも成長の余地はかなり残していますが、苦しい所から馬群を割って伸びてきました。完全に切れ負けの内容でしたし、コース替わり2週目で1分32秒台前半が出る阪神の馬場では苦しいです。マイルで勝ち負けするには追走力が欲しいです。


タガノエルピーダ(1/1更新)

通算成績:2戦1勝
主な成績:新馬(京都芝1600m)1着
→朝日杯FS(GⅠ)3着

余力:9
トップスピード:9
持続性能:7
追走力:9
スタミナ:6
気性:6
機動力:5

総合評価:75点(A)→90点(S)
末脚評価:S+
適性距離:1600m〜2000m
クラシック期待度:桜○・樫○

 最後はいつものワイルドカードで。新馬戦の内容が非常に強く、2着馬がラスト4F45.6、2F22.1で逃げる中楽々と差し切ってきました。推定値ですが、ラスト4F45.2、2F21.9の速度が出ています。

 高いトップスピード能力を有しており、ボンドガール戦の次に好内容の新馬戦でした。阪神JFに登録していたものの、惜しくも抽選漏れで、翌週の朝日杯にも登録がある通り、陣営期待値も高いです。

 タガノエスプレッソやタガノディアマンテの妹で、エスプレッソはマイル、ディアマンテは長距離で結果を残しており、マイルから中距離まで、現状の適性幅はかなり広いと思います。

 順調に使えていないというのは気掛かりですが、スケール感は光るものを感じます。

追記-1/1-

 臨戦過程には不安が残る内容でしたが、よく残しました。余力に裏打ちされた追走力の高さと底力が光るレースでしたし、距離を伸ばしてもそこまで不安は無さそうです。

 トップスピードは前述の通り証明されている部分ではありますし、牝馬クラシックでも中心的な存在となりそうです。強気に乗って崩れなかった点からも、まだまだ奥はありそうです。

 次走はエルフィンSとの事ですが、流石に勝ち負けするとして、賞金的にはかなりギリギリのラインにはなりそうなので、更に1戦使うかどうかですね。現時点で完成度が高く、成長余地は残している点からも、質の高い2戦を生かした形で結果を残す事が求められると思います。



おまけ・阪神JF予想

◎アスコリピチェーノ
○キャットファイト
▲コラソンビート
△ステレンボッシュ
△サフィラ
☆スウィープフィート
☆クイックバイオ

予想軸
能力40:TB40:展開20

買い目
⑦単勝
⑦-②③⑩-②③⑥⑩⑪⑭⑯ 三連複15点

 阪神の馬場は非常にインが有利で、純粋に外を回してして勝てるのはボンドガールやチェルヴィニアでも難しい相手関係です。

 短距離組が外に回ったことにより、ペース自体は中弛みの無いミドルペースで推移して、コラソンビート基準で1:33.0ぐらいの決着になると思います。欲を言えば1分32秒台を見たいです。

 新潟からの臨戦は不振ですがアスコリピチェーノが本命で、ここでも数字は上位という点を考えると、出した時期が一番早いこの馬の成長力に期待します。

 厳しい追走をした事が無いのがアレですが、スプリント組を除き追走力はこのレースで一気に引き上がるので、ここは余力に期待です。栗東滞在の効果も見込めそうです。

 あとは先に述べた十傑になるので、当然桜花賞期待値が高い馬の方を優先しました。穴は前走白菊賞で高いトップスピードを見せたスウィープフィート、内決着のファンタジーSで出遅れて外を回して惨敗したクイックバイオで考えています。

-12/11・追記-

 馬券は勝ちました。十傑以外の各馬についてはこの辺りで述べていこうと思います。

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