2歳十傑・年末調整済(牡馬編)
こういう展望では、よく「番付」という言葉が用いられますが、正直大相撲はあまり観ないので、普通に10頭選んで評価していくスタイルで行きます。
基準ですが、普段レースを予想する時に使う横比較ではなく、絶対的な能力値としての評価になります。暮のGⅠで変動があればこの内容を調整していこうと思います。
基本的に、上から順に高く評価しています。評価項目の最後では、クラシックレースの期待値を◎→○→▲→△で評価しています。打ちたい印ですね。また、NHKマイルに出る可能性のある馬はNHKマイルの印も同様に打ちます。
牝馬編は以下に掲載。朝日杯FS出走予定のタガノエルピーダに関しても、十傑として取り上げています。
・シンエンペラー
・トロヴァトーレ
・ダノンエアズロック
・ビザンチンドリーム
に関しては、また後日追記します。
追記-12/25-
上記の4頭に加え、新たにエコロヴァルツを十傑に迎え入れようと思います。何頭か除外したい馬も居るので、それはまた後日、ホープフルSの予想稿との更新時に記載していこうと思います。
追記-12/31-
2歳GⅠに出走した馬に関して見解を述べました。2歳十傑(牡馬)は上から順に、
・ジャンダルマンタル(95点)
・シンエンペラー(90点)
・エコロヴァルツ(90点)
・アーバンシック(90点)
・トロヴァトーレ(90点)
・ダノンエアズロック(90点)
・ゴンバデカーブース(85点)
・セットアップ(80点)
・ビザンチンドリーム(80点)
・シュトラウス(75点)
という見解となります。
各馬見解
アーバンシック
前走の百日草特別の内容が正に圧巻。逃げた2着馬が後半1000mを58.6で走破する中、それより1秒前後遅い追走で後方から差してきました。その上、逃げ馬はラスト1Fで加速ラップを踏んでおり、余力がかなりある状態でもありました。
非常に高い末脚持続力があり、スタミナも有していると思われます。BMSこそハービンジャーで持続力の補完に見えますが、3代母は名牝ウインドインハーヘアですし、末脚の根底にはスタミナ質のものがあると思います。トップスピードは普通なので。
横山武史騎手のコメントからは、気性的に子供なところが見受けられるとの事ですが、現状では追走力の向上が欲しい所です。所有馬はホームランが三振しか無いシルクレーシングの事ですし、恐らくクラシックにはキチンと乗せられると思います。
皐月賞より日本ダービーという馬で、まあ菊花賞も戦えるタイプですし、追走力と操縦性を身に付ければ、三冠レース全てで好走圏内にはあると思います。
トロヴァトーレ
高い直線性能を持っており、新馬戦、2戦目ともにほぼ直線だけで連勝しています。スケール感はピカイチで、昨年だとミッキーカプチーノやソールオリエンスのような能力だけで重賞級のものを感じます。
母シャルマントはディアドラの妹、リューベックの姉にあたり、父レイデオロという部分を鑑みれば、高い直線性能と持続力に優れた馬だというのを感じ取れます。実際問題はまだ長く脚を使うという事をしていないですし、どう転ぶかは分からない印象です。
マトモな追走こそ出来ていますが、あくまでこれは超スローペースによるもので、まだ強くなる過程として充実した内容のレースを行っていません。今年の3歳牡馬なんかが好例ですね。
とはいえ、アーバンシックとトロヴァトーレの2頭は余力が非常に高いものと感じますし、高いレベルのレースを経験させれば一気に世代の頂点に上り詰めそうな雰囲気を感じます。それだけのスケールを持ち合わせていると思います。
ダノンエアズロック
凄まじいトップスピードを持っており、前走アイビーSは1000m通過1:03.1のどスローの流れを3F32.7で競り落としており、持続力にも期待ができます。
牝馬編で記載し、セットアップを子供扱いしたレガレイラに何もさせていない訳ですから、潜在能力も非常に高いものを持っていると思いますし、高額ダノンの馬で遂に大当たりを引いた印象です。アイビーS自体、4着馬に0.9秒の着差を付けている点からも、同コースの東スポ杯より評価できる内容です。
血統背景としては、プリモシーンの半弟にあたる点からも、能力だけで2400mをクリアするには3歳までかなと。マイルから2000m前後、シュネルマイスター辺りが近いイメージです。
2歳6月の東京芝1800mでは最速タイムで勝っているように追走力が高く、内訳のラップもかなり優秀です。末脚のレベルからも、世代の最上位として評価して良い1頭に映ります。
ゴンバデカーブース(12/31更新)
成績から見れば明らかですが、ステルヴィオと非常に似たタイプで、父ブリックスアンドモルタルがBCターフで初の2400m戦を克服した事からも、適性はステルヴィオより1Fずつ長いという印象を受けます。
新馬戦ではスピードの持続力を見せましたが、2戦目では驚異的なトップスピードを見せ付けました。初戦でテンに速い競馬を経験した分、ペース耐性を身に付けての末脚なので、順当に成長していると思います。
ここでの距離延長もクラシックを期待されてのことですし、高い持続力がある馬なので、多少強気に乗っても崩れないと思います。全日本2歳優駿のイーグルノワールは相手が強すぎましたが、基本的にはスピードレンジや追走力で戦えるタイプ。
恐らくですが機動力も兼備で、皐月賞や中距離質のNHKマイルなんかはよく脚を伸ばして来れると思います。奥行きのある血統なので、ダービーまでは流石に胴が詰まり過ぎですが、2000mまでなら適条件は多いです。
まあPOG指名している馬でもあるので、個人的には頑張って欲しいですが。
追記-12/31-
感冒であれば仕方無いですが、走る所は見てみたかったです。ラップ的にこれを先行するとどこまでやれるのかというのは気になる所でしたし、また立て直してやっていって欲しいですね。賞金には余裕があるので、共同通信杯辺りでしょうか。
シンエンペラー(12/31更新)
加速力はイマイチですがスピードの持続性能が高く、ペースが流れた京都2歳Sの勝利からもスタミナに優れています。凱旋門賞を勝ったSottsassの全弟になる点からも、底力に優れた馬なのだと思います。
トップスピードに乗せてからは長い脚が続きますが、エンジン自体は掛かるのが遅くどちらかというと東京向き。とはいえ、京都内回りを馬群を縫って勝っているように、3歳春ぐらいまでなら能力で押し切れそうではあります。
矢作調教師はこのローテをクリアした後に英ダービーに挑戦するようなプランも構想しており、藤田オーナーもまあまあ乗り気です。確かに、高いレベルを経験させればさせるほど強くなるスケール感は感じます。
とはいえ気性はまだまだで、騎手の指示に反抗的なシーンも見受けられますので、今は能力だけで勝ち切っている印象です。クラシック戦線は気性も含めた総合力が求められる舞台になるので、その点が改善されてくるとより強さを生かした騎乗ができそうです。
追記-12/31-
正しく素質だけで走ってきました。直線はソラを使い、3着馬のサンライズジパングに振りを与えつつ併せた瞬間に再加速…堅実な馬柱からは想像も付かない破茶滅茶振りです。
掛からないだけマシと言えますが、手を抜いているのも事実。今後の取捨選択が難しくなりましたが、しっかりとレースを使う事で改善されるのであれば良いに越した事は無いです。
どう見ても距離が伸びて良いので、2400mならポテンシャルに期待です。皐月賞とかなら、前哨戦で気の悪さがどこまで改善されているかにもよります。直行は無さそうなイメージ。
ジャンタルマンタル(12/31更新)
これといって目立った強みはないものの、追走力が高く、数字が上がるレースに強いタイプの馬です。現役でもトップクラスの成長力を持つジャスティンパレスの兄Palace Maliceの産駒ですし、この馬も急カーブ型の成長曲線にありそうと感じます。
とはいえ、器的にマイルでどうこうという印象は薄く、距離を延長して良さが出るタイプにも。マイルは守備範囲という具合の中距離馬に映り、近いところだと現3歳ではエルトンバローズ。大きめの器ではありますが、スケール感はまだそこまで。
2戦目は器用な立ち回りも光りましたが地力が違うといった内容で、朝日杯次第で今後の出方を占うといったような感じでしょうか。とはいえ、新馬戦とデイリー杯2歳Sではあまり大きな成長は感じ取れず、あくまで新馬戦の延長線上の内容でした。春以降に覚醒しそうでもありますが、まだ器と器用さだけで通しているかなと。
使いつつ成長待ちですが、急激な成長には目を配りつつですね。他の十傑と違って操縦性は高いので、一戦毎に課題を見つけ、それにアジャストする能力という点でこの馬は抜きん出ています。GⅡを勝って賞金にも余裕がありますからね。
追記-12/31-
素晴らしい追走力です。3〜4歳時のナミュールのようなキャリアを順当に積んでおり、それでいて完成度も高いため、クラシック路線の主役になり得る器になると思います。
距離を伸ばして掛からないかどうかですが、成長力は目を見張るものがあり、あくまで新馬戦の延長線上に過ぎないものの、これなら春クラシックまでに良い内容を刻めると思います。
直行は流石に不安なものの、間隔を詰めてもパフォーマンスレベルを上げられる点からも、ローテーション的に過酷なクラシック戦線でも、十分戦える実力は示したと思います。
川田将雅騎手のお手馬に有力な2歳牡馬が居ないため、この馬が主戦となる事でしょうけど、鮫島騎手とも手が合いますし、良い馬だと思います。血統的には伸ばしても大丈夫でしょうけど、ダービーへの適性はまだ未知数という事で。
ダノンマッキンリー(十傑除外)
新馬戦、2戦目共に殆ど弛まないペースを勝ち切っており、質の高い追走力の証左を感じます。全体的なスピードレンジが高いタイプで、まあマイルはギリギリの可能性は高いものの、NHKマイルぐらいまでならスピードで押し切れると思います。
頭抜けたトップスピードこそ感じませんが、長く良い脚は使える馬だと思いますので、今後の世代限定戦で好走するには、地力勝負かペースが流れる必要があると思います。中弛みするようなコースやメンバーのマイル戦では割引。
追走や末脚質を見てもまあスプリンターだろうなという印象ですが、藤原厩舎は馬の最大値を引き出す事に長けた厩舎で、朝日杯やNHKマイルは当初より目標としているはず。
地味にこの世代のスプリント路線もそれなりの質を確保しているので、まあそっちに参戦して良い競馬が出来ると良いですね。1400m水準なら、古馬2勝〜3勝クラス水準の数字は出ているので、気性的な成長に期待です。
追記-12/31-
道中で掛かりっぱなしで、直線では伸びきれずの8着でした。気性面が改善されればマイルへ対応する事はできそうですが、現状はスプリント路線に絞るのが良さそうです。この世代でも非常に高い追走力を有していますし、馬券的にお世話になる機会もすぐ来ると思います。
シュトラウス(12/31更新)
余力と追走力が飛び抜けて良いタイプで、初戦は不良馬場というのもありますが、遅いペースから余力だけで圧倒しました。3戦目も中弛みの無いラップを3番手から追走し、ラストの脚は後続他馬とほぼ同じという超級の持続力も兼ね備えています。
S級の末脚がある中でこういう評価なのは気性面の問題が大きすぎるが故のもので、特に2戦目のサウジアラビアRCでは、1000m通過59.2秒のラップを出遅れ終始掛かってしまい余力が消滅。それでも3着に残る辺り地力は高いですが、ここ2戦は着順の割に実力を発揮できていない印象を受けます。
まあ恐らく、クラシックの距離でどうにかなる馬ではありませんが、質の高いラップでの好走率は高いと思います。朝日杯やNHKマイルは中盤2Fが緩む事も多く、そこで我慢が出来るようになると面白いとは思いますが、現状はそこも織り込み済みで評価するのが妥当線かなと。
やはりスケール感はピカイチで、ピタリと折り合えた時には、見た目通りの強さを発揮できる馬だと思っています。
追記-12/31-
朝日杯FSに出走し10着でした。そもそもレースの体を成しておらず、十傑除外も考えましたが、一応春先までは様子をみようと思います。1年後に騸馬になってそうです。
あれだけのレースをしておきながら、10着に残るあたりポテンシャルは高く、しっかりとしたスタミナを有しているのが分かります。1F辺り12秒を超えるようなラップは流石に厳しいので、マイルならまだ何とかなりそうです。スプリントは流石にスピードレンジが足りない可能性が高く…
セットアップ(12/31更新)
ソダシと似た印象を受け、恐らく彼女とかなり近い所に好走パターンを持っていると思います。北海道で逃げて連勝しており、内容的にも負荷が高いレースだった事から追走力も高いです。
新馬戦では牝馬十傑に記載したレガレイラに子供扱いされましたが、函館の1周コースという事で中距離質ではありました。この馬自身は1600m〜2000m前後に適性があるのではと見ており、個人的にはマイラーの感を受けます。
スピードの持続力が高いタイプで、ソダシと同様、楽なペースから余力で押し切るレースに強いと思います。高速性のある馬場もそこまで問題無いと感じますし、血統的に重馬場や小回り適性もあるとは推測できます。
懸念はこれまで逃げのレースしかしておらず、気性的に問題がある可能性を感じる点。勿論控えても問題無いでしょうし、逃げて味が出るタイプなのは当然なのですが、レースでオーバーペースになったり、距離延長時に掛かったりする可能性があります。元から掛かるダノンやシュトラウス、逃げた次走に最後方から追込むゴンバデカーブースと違い、明確な不安点として存在しています。
追記-12/31-
正直シュトラウスの被害馬なので、ここで評価の上げ下げは必要無いと思います。朝日杯に関しては完全にノーカウント、また次走から期待したいです。
末脚質が生きるようなレースは少ないですが、スプリングSみたいなコース形態であれば好走が望めますし、札幌2歳を勝った点からもそこに照準を向けそうです。また次の機会に。初のマイルでも問題は無さそうでしたし、適性は案外その辺りにありそうです。
ビザンチンドリーム
新馬戦の後半1000mは58秒台前半を叩き出しており、インパクトこそ劣るもののディープインパクトを想起させるような快勝劇でした。近年だとグランヴィノスの新馬戦も上がりが速かったですが、こちらは他馬の脚が上がっており、より質の高い3Fを叩き出しているのが分かります。余談ですが、グランヴィノスは路線を9Fにし圧倒的な上がりを見せ連勝しています。
やはりその本質は上がり3Fより5Fにあり、良いステイヤーになりそうだなという風格がひしひしと伝わってきます。エピファネイア産駒は距離適性が長い所に出ますが、トニービンが入り底力の強化。父エピファネイアの適性に近い形での活躍が見込めそうです。
追走力の向上は急務ですが、やはりスケール感はこの中でも最上位に映り、2勝馬が多い中でも一際異彩を放っています。パフォーマンスレベルの高い新馬戦ではありましたが、その実この速度は余力のタカがなせる技。
間違い無く重賞級ですし、世代トップを狙える圏内にはあると思います。今後が楽しみです。
もう1頭:オーサムストローク(十傑除外)
未勝利の時計が秀逸で、同日にサフラン賞もあったのですが、後に阪神JFで2着になるステレンボッシュと同じ上がり3Fで走破時計は1.1秒も速いです。まあ推定的な馬場差として超抜ではありませんが、まずまず高水準のライン。
追走力はそこそこに、小脚を使うのが上手なタイプで、余力の面から考えると2戦目のような単騎逃げで一番強みが発揮されるのではないかと。血統の重厚感から見て、ステイヤーでも遜色ないイメージですが、地力が問われる10Fで成績を残しそうなイメージです。
そこそこのペースを逃げて圧勝から究極スローを好位差しは想像以上に奥深い内容で、トップスピードの凄みこそありませんが器用なタイプ。確かにモレイラと手が合うなという感じで、現状はどの距離でも先行するのが良さそうですし、先行意識が高いジョッキーとの相性で見たい所。
強くなる過程が大事な馬で、ジャンタルマンタルより末脚の爆発力が劣るかなという印象。エピファネイア産駒は総じて距離が長めに出やすく、まだギリギリスピードレンジでマイルをクリアしているとは思いますし、今後は中距離路線での活躍に期待です。
追記-12/31-
追走力があると思いましたが、普通にハイラップを追走して失速しました。見直しは必要だと思いますが、現状ではマイルに対して荷が重く、中距離レンジで戦うのが良さそうです。十傑からは除外します。
個人的には関東圏であれば弥生賞なんかで見たいですが、どういう路線になるのかは分からないですね。
十傑入り:エコロヴァルツ
朝日杯で軽視していた訳ではありませんが、流石に馬場質の違う北海道からの臨戦でどうこうは考えていませんでした。狙えていた人は凄いですね。
とはいえ、改めてラップを見返すと、ラストに掛けての減速が殆どない状態での連勝でしたし、高い持続力があるといえます。その上で、追い込んできたとはいえそれなりに追走負荷の高いレースで外を回して差し込んでくる辺り、道中シュトラウスにぶつけられなかったらもう少し着差を縮められたと思います。
父が全兄弟になりますが、ディープインパクト×キングカメハメハはワグネリアンやアカイトリノムスメをはじめとして成功を収めている配合になります。ディープインパクトは稀代のステイヤーなので、そこが中距離型のブラックタイドになる事で、スピードを担保したままパワーのある馬になっていると推測できます。
ヴェントヴォーチェの従兄弟な事を考えてもゆくゆくは適性距離は短めに出そうですが、現時点での完成度は高く、乗り役の指示にも従順なので高いレベルを維持したままクラシックに乗せられそうな印象を受けます。そういえば厩舎はそのヴェントヴォーチェと同じ所なんですね。
おまけ①・朝日杯FS予想
予想軸
能力40:TB25:展開35
買い目
⑧ 単勝
⑧-③⑰-①③⑤⑥⑦⑭⑰ 三連複11点
予算が余ったら
⑧→③⑰→③⑤⑦⑧⑭⑰ 三連単8点
ちなみに、予算は毎回3000円ぐらいをどれか1点だけ来ても帰ってくるように買っています。
低調なメンバー構成で、北海道組が1600m以上の出した時期に対する数字としては妥当なライン。そこから使ってないので成長曲線の逆算が面倒ですが、上から数えた方が早いとは。
本命も対抗も気性難のモーリス産駒で、重視したのはスケール感。そして追走力。ダノンマッキンリーの秋明菊賞はマイル換算で1:33.2前後ですし、シュトラウスはスピードレンジが足りない印象こそ受けますが、初戦の爆発力を見せられればよりパフォーマンスを上げてくると思います。
ジャンタルマンタルはまあ強さ水準的にはもっと上に上げても良さそうですが、前走の内容から見ても、2歳戦ではある程度限界値を測っていくのが良さそうで、もう一段階上の成長補正を考えたいです。軸でも良いですが、阪神よりは京都でしょう。
牝馬十傑では75点のA評価、末脚S+のタガノエルピーダは4番手の評価で。これでもかなり上げていますが、阪神JFよりはマシかなと。前に行くタイプのスプリント路線が少ないので、ペースはそこそこでしょうし、初戦並みには走れると思います。
オーサムストロークもこの位置です。中弛みはどうしても欲しいですが。その後に北海道組が続きます。1戦必勝体制ではありますが、スピードレンジの要求値があるマイル戦の対応力という点で、若干の評価下げという事で。
穴はジューンテイク。2勝の内容も悪くなく、堅実な上がりを支える点も魅力ですし、タフな流れになって浮上してくる馬でないかと考えています。
ペースは平均的な流れで、阪神JFと比較すると、0.5〜1秒前後遅い決着になると見ています。セットアップが逃げるでしょうけど。恐らく若干後傾寄りの平均ペースだと思います。中弛みは避けたい2頭が本命な以上、動きがあるレースの方が良さそうです。
おまけ②・ホープフルS予想
予想軸
能力45:TB35:展開20
買い目
① 単勝 1点
①-⑥-全 三連複 15点
①-④⑦⑨⑫ ワイド 4点
⑥-全 馬連15点
⑫-④⑦⑨⑩ ワイド4点
1勝馬が12/18頭とかなり多く、シンプルな能力決着になると思います。
十傑入りの3頭が本線ですが、その中でも85点のゴンバデカーブースとシンエンペラーが大本線。もうこの2頭の馬連で良いんじゃないかな。余力、追走力共にこの相手関係なら枠以前に能力で勝てます。
POG指名しているのでゴンバデカーブースが本命です。シンエンペラーはかなりタイトなスケジュールでの臨戦ですし、上積みという点ではこの馬に分があるかなと。とはいえ馬体は増えすぎですが。コーナリングと多頭数という未知の領域はありますが、正直ここで躓いて欲しくはないです。
それは対抗のシンエンペラーも同じで、気性的に問題がある点を含めても、4F間で減速しないラップ構成を伸び切って差しているのは好感。お互いペースが流れた方が競馬がしやすいとは思いますが、完成度と序盤から出して行く流れを経験したゴンバデカーブースを上に評価します。
レガレイラは適性距離に戻してどこまでという感じで、乗り味的にもコーナーで加速するよりは直線まで余力を残した方が良いタイプ。昨年のキングズレインのようなレースが理想。直線だけでもスピードレンジで何とかなりますし。
芙蓉Sを馬なりで捲ったシリウスコルトが適性面を考えても4番手評価。力関係的にどうかという所ですが、まあそもそも1勝馬が多すぎてどうにもなので。ギアチェンジ力を活かせるような運びが理想ですね。ケツから捲れば。
穴はディスペランツァです。正直内回りの近2走はラストで止まりすぎですが、中山の直線ならギリギリセーフなのかなと。追走力も著しい成長を感じますし、もう少し仕掛けを遅らせる事ができる位置取りさえ取れればという所。捲り性能はあるので期待値は高そうです。
あまり精査が出来ていないですが、ぶっちゃけゴンバデカーブースとシンエンペラー以外はコーナーで動けば確実に止まると思います。穴人気しそうな所を選びましたが、挙げていないショウナンラプンタを含めラストの脚色がどの馬も先行馬と同程度です。
印こそ打っていませんが、アドミラルシップは最後まで止まらない脚を新馬戦で使えていますし評価したいですね。レガレイラより外はTBを考えて評価を下げます。ギリギリ3列目、という所でしょうか。
買い目はゴンバデカーブースの軸1頭で攻める形。三連複も本線から全頭に流します。
12/28 追記
買い目を増やしました。意外と三連複が付くので配分を変えつつです。
12/28 追記②
本命のゴンバデカーブース取り消しにより大幅に買い目を更新しました。
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