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【第一弾】事前学習に入れられるシリーズ「胸腺と脾臓の働き」

はじめに

今回は胸腺と脾臓の働きについて理解できるだけでなく、実習ですぐに使える内容になっています。
名前は知っているけど、働きは詳しくない…という方にオススメです。
この記事では見づらいと思った方は、PDFにするのでコメントでお伝えください♪

胸腺の解剖学

1)胸腺の位置

胸腺は、両側の肺の間(縦隔)・肋骨の裏側に位置。

2)胸骨の特徴

胸腺の成長は、思春期に最大
成人以降は、脂肪になり萎縮していきます。

3)胸腺の働き

胸腺の主な働きは、リンパ球のT細胞を成熟させることです。
成熟したT細胞は、リンパ節脾臓に移動し、白脾髄で血中の抗原を監視する役目をしている。

4)T細胞成熟〜脾臓に移動までの流れ

①胎児期に骨髄からプレT細胞が胸腺へ移動する
②胸腺の中で増殖し、抗原を認識するための能力を身につける
ヘルパーT細胞・キラーT細胞に成熟する
④リンパ節や脾臓に移動し、白脾髄で細菌を監視する

脾臓の解剖学


1)脾臓の位置

左上腹部の背側
胃底と横隔膜の間に位置

2)役割

白脾髄:免疫機能をになっている
→中心にB細胞が集まった脾小節があり、その周りをT細胞が埋めている
赤脾髄:古い赤血球の破壊
→白脾髄を取り巻き、血液が通る。細かい網目に古い赤血球が通ることで、破壊している。

3)特徴

免疫機能を担うリンパ組織(循環器でもある)
機能のほとんどが生体防御→最大のリンパ系器官
楕円形で、濃い紫色をしている


参考文献:医学書院


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