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看護学生が教える「薬物吸入法の目的」

呼吸器・循環器を学ぶ中で、基礎知識になる「薬物吸入法」
どのような目的で、薬物吸入法は行われているのか?
お話ししていきますね。

薬物吸入法の目的

薬物と聞くと、少し怪しいイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?ですが、そんなことはありません。医療では、以下の目的として重要な療法です。
①気管支拡張
よく使用される疾患は、喘息です。気管支が収縮することで、気道が狭窄し呼吸困難に陥ります。収縮している気管支を、拡張することで呼吸を安定化する目的で使用されます。
②消炎
アレルギーによる炎症を、吸入ステロイドなどを使用し、炎症を抑制します。
③排痰
気管支を拡張することで、気道が通りやすくなり、呼吸が安定します。気管支に溜まった喀痰を排出することが可能になるのです。座位での排痰が見られない場合は、「徒手的咳嗽介助法」や「ハフィング」「体位ドレナージ」を行うと排痰が容易に行えます。
また、加湿などでも排痰できる可能性があるので、患者さんの状況をアセスメントして行うことが大切です。
④抗菌
炎症作用であるアレルギー物質をの増殖を防ぐ役割
をしています。
よく聞く抗菌薬は「ペニシリン」ですね。
菌には、細胞壁があります。この壁を壊して、喀痰として排出しているのです。
*痰を飲みむのはよくないことがよくわかりますね
人間の細胞には、細胞壁がないので破壊されることがありません。
(アレクサンダー・フレミングさん…凄すぎます!!)

最後に

呼吸器・循環器の病棟にあたった際、必要な知識になるので保存して読み返してください。
看護学生は忙しいと思いますが(私も1年生です。。)、共に頑張っていきましょう!!


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