リアル謎解きゲームを自作して分かったこと②

みなさん、こんにちは。ともやです。
リアル脱出ゲームは商標登録されているので、分かりにくいですが、リアル謎解きゲームと書きました。

①では、「流行りのコンテンツは強い」という当たり前のことを書いたのですが、今回は単純に脱出ゲームを作る上で苦労したことを書こうと思います。

一番苦労したことは、

謎への導線を考える

ということです

今回僕たちが脱出ゲームを作ったのは1回目でした。
というのもあって、謎を考えること自体はそんなに苦労しませんでした
まぁ、簡単というわけではないですが…
想定内の苦労といった感じでした

しかし、一番難しいのは、自分が考えた謎の解き方をストーリーに沿って
参加者さん達に分からせるということでした。

例を出して説明します。
例えば、袋の中にボールが入っているとして、そのボールを特定の場所に
はめると次の展開に進むという謎を思いついたとします。

そして、謎を解く方法は袋を破ってボールを取り出すであるとします。
(そんな解き方はあんまりありませんが…)

そうすると、参加者は袋を破るという行為を実行する必要があります。
これは後戻りが出来ない行為なので、
参加者は確信がないと実行することは難しいです

つまり、参加者に「絶対袋を破って、ボールを取り出すのが正解だ」と
思ってもらう必要があります。
これが難しい。

部屋に置いてある資料に、「袋を破ってボールを取り出す」と書くと
謎解きになりません。
でも、「袋の中のボールを取り出す」と書くと、破る以外に方法があるのではないかと大概の参加者さんは考えます。

それに普通は「袋の中のボールを取り出す」なんて書きません。
事前に「ボールは魂を表す」とどこかに書いておいて、
「囚われた魂を解放させる」とか書きます。

そうすると、参加者は他の回答方法も探すことになります。
こんな感じで、

謎は完成しても、それを実行させる導線が難しい

ということが起こります。

そして、問題はもう1つあります。
この袋を破るといった行為は、ストーリーに沿った行動でないといけません。
上に例で、「魂を解放させる」と書きましたが、
「魂の解放」=「ボールを袋から取り出す」を理解させることも難しいです

個人的に脱出ゲームで一番大事なのは
参加者に謎を理不尽だと感じさせないということだと思います。
「こんなん分かる訳ないやん」と思わせないということですね。

ストーリーからではなく、謎先行で「面白い謎を思いついた!」と思っても
それを違和感なくストーリーの中に組み込まなくてはなりません。

こんな感じで、脱出ゲーム制作は謎を考えることよりも
どう解かせるかを考える方が難しいので、
制作の時間配分には気をつけて下さい!!

それでは、また

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