大学生が怪しい儲け話を持ちかけられた話

僕は今大学院の修士2年で次の4月から働くのだが、
大学2回生くらいの時に、
「バイト以外で稼げる方法ないかな〜」と思って、
少しお金儲けの仕方について調べたことがあった。

その時にアフェリエイトや転売、情報商材、ネットワークビジネスなどを知った。
僕は中学生の頃からゲームをするためにパソコンをずっと触っていたので、それらが2ちゃんで叩かれていることや、
情報商材=詐欺、アムウェイはやばいといった記事をよく見ていた。

だから、そういった話をする人は怪しいと思いながらも、人生経験になればいいかと思って、そういった話を持ちかけてきた人に会うためにカフェへ行ったことがある。

カフェに来たのは2個くらい年上のイケメン大学生だった。
その時は確か転売の話だったと思うが、割と言ってたことはまともだった気がする。
その人が今まで転売やアフェリエイトで失敗してきたことを話してくれ、今その人が入っているグループ?に出会ったこと。グループに入ったらLINEでいつでもアドバイスがもらえること。この道で成功している先輩たちがたくさんいることを話してくれた。

その日は一旦それだけで別れて、後日その人の先輩に当たる人を紹介してくれるとのことだった。
その先輩は前髪が長くて、目が細くて、まるで黒いオーラが見えるような
THE怪しい人だった。(外見で判断するのは良くない)

その先輩は前回してくれた話と同じような話をしてくれた。
そして興味があるなら、今すぐ君も始めなよ。と言ってきた。
始めるためのお金がないんです。と僕が言うと
じゃあ、30万くらいお金を借りて始めなよ。貸してくれるところを紹介するよ。と言ってきた。

めちゃくちゃビビった。
え?怖すぎひん?
怪しさMAXすぎるやろ、この展開。
と思った。

学生だから低い金利で借りれるよ。場所はここでね〜と聞いたことない金融機関を紹介された。
その金融機関も属していると言っているグループも検索してもヒットせず、当時20歳の世の中のことを何も知らなかった僕は、流石に怖すぎると思って、その話を断った。
すると、その先輩は少し不機嫌になり、会は解散となった。

終わった後に、
「わざわざご足労いただきありがとうございました。せっかく紹介してくれたのに断ってしまい申し訳ありません。」
的なLINEを送ると
「君みたいな人は一生金持ちになることは出来ないよ」と帰ってきた。
腹が立ったけど
「そうですか。それでも、僕はあなたに会えたことを感謝します。」
と返した。
嫌味に聞こえるだろうが、実際、僕はその人に感謝していた。
ネットの知識だけではなく自分の経験として本当にこんな展開になるんだと知れたからである。

そして現在、僕は見事に貧乏大学院生である。
先輩、予言的中ですね。
たまに先輩が言っていたことは本当のことだったのかも知れないなと思うことがある。
あのグループがやばいグループだったのか、実はとてもいい転売グループだったのかは今となっては分からない。
当時の僕はそこに飛び込む勇気がなかった。


金持ちになるには勇気がいる。それは間違いない。
そして時には自分の直感が危ないかもと告げていても、それを振り払って
飛び込む勇気が必要なのかも知れない。
そう思うきっかけがあった。次回はそれについて話そうと思う。

サポート頂いたお金は次のイベント企画費に当てさせて頂きます!! 宜しければご支援お願いいたします!!