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ギラギラ夏祭り2020

ギラギラ夏祭り(ギラ夏)とは、VR学会年次大会と期間に合わせて開催されるイベントである。VR研究者やVR研究を志す学生の交流の機会として、2017年から毎年行われている。ギラギラと名前がついているが、ゆるふわと気軽に交流できるのが特徴かと思う。今年はVR学会のバーチャル開催に合わせてこのイベントも完全にオンラインで行われた。今回私はゲストとして参加した。

当日の様子は、Youtube Liveでも中継されているので、雰囲気はこちらをみてもらえればわかると思う。Discordに部屋を作り、各部屋ごとにゲストを割り当てて、あらかじめ用意したお題に対して雑談を行うスタイルで進行した。イベント時間は約2時間で4つのお題が用意されており、お題ごとに約15分の雑談時間があり、4回の席替えをしながら様々な参加者と交流できる。

ゲストの方々は豪華で、現在、研究で一線に立つアツい人たちだった。結果的にゲストの中で私だけが学生というなんとも恐縮ではあったが、これは、運営が今あってお話したい人に声を掛けたという人選らしい。嬉しい限りである。

参加者も様々で、学部1年生から修士学生まで幅広く参加していたように思う。例年のギラ夏​は、基本的にVR学会参加学生がメインとなるので、今年のオンラインスタイルは参加の裾野を広げたのかもしれない。バックグランドも、土木学科からxRのアプローチを考えている人やねこますさんに衝撃を受けてVRに興味を持ち始めた人、味覚系VRをやりたいと具体的な興味を持っている人など様々であり、自己紹介を聞くだけでも面白かった。

イベント進行では、各回でお題が設定されているが、そこまで厳密に従う必要もなく雑談のきっかけとして自由に話すこともあった。その中で、xR分野のポテンシャルや今後の成長について期待を持って活発に話されており、なんだか元気をもらえた。アカデミックでもビジネスでも様々な人材が求められているし、それを提供していく裾野も広がっているのかなと感じた。

今回のイベントでは、とにかく運営の方々が優秀で、ゲストとしては特になにも不自由なくイベントを楽しむだけで良かった。ふぁるこさんとおきゅたんbotさんのスムーズな司会進行は見習いたい。他にも事前準備や当日のファシリテーションを行ってくれた運営の皆様ありがとうございました。こういうイベントは運営の熱量があってこそうまくいくし継続していく物だと思う。

さて、ここからは私の個人的な話である。今回、私がゲストで呼ばれた際に他のゲストを眺めて、こりゃすごいなと思うと同時に私が提供できるものはなんだろうと少し悩んでしまった。そこで考えたのがホスピタリティである。また、Youtube Live配信も初めての体験であり、それも相まって撮影環境に多少力を入れた。研究室の一角にスペースを設け、フリップを使うかもしれないと言うことで台やカメラの位置を結構工夫してみた。

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実は、オープンラボで使った大学のポロシャツを着ていたりしていた。なんだか少しYoutuberっぽいなと思いつつ、こんなに気を使うならアバターで配信する方が気軽かもしれないなとも感じた。いずれにしても、若干気合が入りすぎた感も否めず、他のゲストの方々と比べてちょっと絵面浮いてしまったかもしれない。気にしすぎかもしれないが。なんとなく、カジュアルなイベントにリクルートスーツで来てしまう人感があったかなと思う。

まとめになるが、とても楽しいイベントだったと思う。ゲストの立場云々関係なしに全体的に良いギラふわ感があった。若干、テンポが良すぎてもう少し話していたいと思うこともあったが、むしろまた話したいと思うくらいがちょうど良いのではないかと思う。

ここで交流した学部生が数年後にVR学会や他の学会などで研究発表をしていたり、一緒に議論しているかもしれないと思うとワクワクするし、私自身ももっと研究しないとなとエネルギーをもらった。また、こうやって裾野が広がっていくことで、来年もギラ夏やこういった交流イベントが開かれると良いなと思った。


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