仕事・人生の結果=能力✖️情熱✖️考え方ってホント??
昨年末、左手薬指を突き指しました。1ヶ月以上が経過した今ではなぜ突き指したのかも定かではないですがまだうっすら痛く完治してません。これが世に言う老いでしょうか。この免疫力や回復力が細胞レベルで衰えていく様を今後も堪能していきたいと思います。
この世は、
思った通りになるのだそうで、
思った通りにはならないよと
思っている人が、
思った通りにならなかった場合、
思った通りになっているので、
やっぱりそれは、
思った通りになっているのだそうで。
BY尾田栄一郎
さて、仕事の成果ひいては人生の成果の方程式を稲盛和夫先生がわかりやすく説いてくれています(ちょっと言葉は違ったかもしれないけど)。
仕事・人生の結果=能力✖️情熱✖️考え方
ポイントは、足し算ではなく掛け算というところで考え方はマイナスもありえるので一番大事だと言うこと。ポジティブシンキングとより高位の世の中に根ざした動機が必要であると。そして、能力や情熱は先天的なものではあるが、のちの努力で対応できそうということ。
確かに、「仕事」の成果を上げるための方程式としては非常に正しそうに見えますし、能力値の低いぼくとしても情熱を最大限の武器として戦ってきたという自負もあります。しかし、「人生」の方程式としては、約70年以上前に考え出したというこの方程式も今の超多様化した時代にはアップデートが必要な気がします。
戦後まもない時期、とにかく物質的な豊かさを追求し貧をなくすためにがむしゃらに一つの価値観のもと諸外国が奇跡と絶賛していた日本バブルの頃と、物質的な豊かさがある程度確保され、エンターテインメントが限りなく無料に進んでいる現在と比較し、幸せの定義が変わってきているのは間違いありません。
この頃を代表する企業のパナソニックの松下幸之助先生はその使命を下記のように定めています。
生産者の使命は貴重なる生活物資を、水道の水のごとく無尽蔵たらしめることある。いかに貴重なるものでも量を多くし、無代に等しい価格を持って提供することにある。かくしてこそ、貧は除かれていく。貧より生ずるあらゆる悩みは除かれていく。生活の煩悩も極度に縮小されていく。物資を中心として楽園に、宗教の力による精神的安心が加わって人生は完成する。ここだ、われわれの真の経営は。
しかし、それから約100年、先輩方のおかげで上記の貧で苦しむ人の数は画期的に減り、より自分らしく生きていくことが可能になった現在、人間の数だけ思い思いの人生を形作ることができるようになりました。
人生の結果、に関していうと、5年10年30年後、どこで誰とどのような生活をしていたいかなど、その自分の理想を「明確にカラーで見える」ぐらい具現化して想像して、描くことが重要な気がします。
それが、仕事の結果による経済力が必要ならば、仕事の結果を出す方程式を使い努力を続けて行けば良いのですが、そもそも自分の将来のビジョンに財力が必要ないなら、今すぐ仕事をやめ、そのことに一番近い道を進むべきでしょう。
一代では使いきれない富を持ち資本主義を謳歌したい人、精神的な安定を求め堅実に暮らしていきたい人、自給自足を志して将来は田舎で好きな人と過ごしたい人、どれもその人にとって正解ですし、誰もそれを小さいと笑うことはできません。
多様化した現在、まず一番重要なことは、この自分なりの価値観を見定めそこからの逆算で選択をしていくことです。
ただ、ぼくの価値観には今のところお金が必要です。
引き続き、情熱を武器に泥水すすり、草の根齧って精進していこうと思います。
人生は思った通りになるようなので。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?