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グランクラスに乗って北海道まで行った話

noteは経験や知見を記録して売る時代なんて言われているけど(本当か?)そんなものはYahoo!がブログサービスを始めた時(私がまだ義務教育時代)からあったので、もはや今更感すらあるが…

今回は道楽に道楽を重ねた陸路での北海道入りと、初めて経験したグランクラスについて書きます。

そもそものキッカケ



北海道に行きたいという思いは実を言うとそんなに強くはなかった、なんなら寒い時期の北海道なんて耐えられるのか??とすら思った。
しかし乗る理由はたったひとつ

「北海道新幹線に乗ったことがないから!!」

何を隠そう、私は5年ほど前の夏の休暇にて、
あと4日くらい何して過ごそうかなぁ…予定ないからなぁ…
と思うことがあった。その時にふと思いついた。
そうだ、京都行こう!ではなく、そうだ、北陸新幹線乗ったことないから乗ってみよう!!どうせなら1泊くらいして。と思い立ち、最低限の着替えだけ詰め込んで北陸新幹線に乗り込み、新幹線の車内で金沢に宿を手配するなんていう弾丸にも程がある旅行を敢行したことがある。
(その時現地の友人が釣れて車に乗せられ案内もしてもらったが、それはまた別の話。そいつもどんだけフッ軽なんだ)


そんな時に1月末に少し長めの休暇が取れたので、北海道新幹線に乗ろうと決意をした。


そしてそんな時に考えたのは「4時間どう過ごす?結構な距離だぞ?」ということ。過去に新幹線で九州から東京へ帰ってきたことがあり、その時は6時間とかなり長旅だった。まだそれよかマシでも快適に過ごしたい…

そういや北海道新幹線にはグリーン車よりも格上の席があったな…?

グランクラス




説明しよう!グランクラスとは…

JRが特定の新幹線に導入したグリーン車よりもワンランク上の車輌であり、飛行機でいえばファーストクラスに相当する。もちろんその分値段は高くつくが、アテンダントがつき、飲食物が楽しめ、かつ飲み物に至っては飲み放題!そしてシートは後ろに影響しないリクライニングと、まさにグランドな席である。なお、1車両のみで18席しかなく、降りる時にはコンシェルジュが挨拶までしてくれるという、本当に最大18人のためだけのおもてなしをしてくれるのだ。

だいぶ前置きが長くなったが…

要するに、時々仙台とかには行くけど、距離や時間はたかが知れてる。その倍近い時間をかけるんなら、いっそフルフルで満喫して、徹頭徹尾楽しんでやる!と言うことでグランクラスに手を出したのである。もとより興味はあったけど、今がその時期だと判断。

出発前から楽しむ



グランクラスに乗る人は、東京駅にあるビューゴールドラウンジを使用できる。

https://www.jreast.co.jp/card/first/viewgoldplus/vglounge/

このラウンジは出発の90分前から入れる。
列車と発車時刻を表示する画面もなく、アナウンスもなし
ヒーリングミュージックが流れていて、静かな時間を演出している。ドリンクはお代わりができて、無料。
お菓子とお茶(期間限定サービス)をいただく。


4〜50分ほどゆっくりしたところで、改札を通過していざお目当ての列車へ。
(eチケットレスで購入したため、ちゃんと買えてるから、紐付けできてるかがめちゃくちゃ心配だった。

平日とあってか人は少なめ、時刻表もなくウッカリすると乗るタイミングを逃しそう


車内に乗り込む

10号車がグランクラス
ここから先はグランクラス券が必要

アテンダントに挨拶をされる。
そして出発後に袋(茶菓子など)渡される。

スリッパが入ってた!
こちらにはお水やお菓子など

席の数はたった18席。
リクライニングは肘置きのところに用意されてて、アテンダントを呼ぶこともできる。飛行機みたいだ。肘置きの前の方にコンセントがある。


軽食とドリンクは何がいいかを聞かれ、和食を頼んだ。これはどうやら、和食か洋食いずれかを選ぶのだが、追加料金を払うと両方食べられるらしい。
しかしそんなにがっつく事はせず、今回は和食で。


お膳に乗せられて提供される
しっかり味付けされてておいしい!



飲み物はアップルジュースを選択。最近飛行機にも乗る機会が多く、機内が暑かったりすることもあるのでアップルジュースを頼むことが多かったため、個人的にアップルジュースが何となく来ているのかもしれない… 笑


出された軽食とドリンクは、座席横からテーブルが出せるので、その上に置く。このテーブルは前後に動かせるので、ほど良い位置に調節が可能だった。
アップルジュースは缶とグラスを出され、ペーパーコースターは滑り止めになっている。細かい。

あとは単純に乗車を楽しんだ。誰にも邪魔されず、ゆったりとした席で前の人に座席を倒されて嫌な気持ちになることも無く、少しずつ外の景色が雪化粧していく姿を眺めた。

上質なシートと飛行機みたいな荷物入れ
リクライニングも好きにできるし、周りに迷惑がかからない
読書用ライトやサイドテーブルもついてる!
ドリンクも飲み放題
ノンアルコールスパークリングをあおりまくる


本州との別れ


そのうち本州の最北端から北海道へ渡る
青函トンネルへ。

海面から240m下を走る。その間約22分の走行。
入る前に一瞬海が見える、これが噂に名高い津軽海峡冬景色!そんな時である。

トンネルに入った。

一瞬の出会いに感謝しよう、津軽海峡冬景色。


さらば本州。海底を通るのは実に10年ぶり、過去に福岡から山口に移動した時に関門トンネル(山陽本線)を通過した時以来だ。


そして北の大地へ


北海道へ行くためのメジャーな移動手段は空路、車がある人は大洗あたりから航路、そしてニッチな手段なのかもしれない陸路入り、そう今回のような北海道新幹線。航空券なら安くて1万円ちょいとでいける、それを4倍近い金額をかけて行くのだから、道楽も道楽!
本州よりも濃いめな雪化粧をした北の大地に足を踏み入れ、新函館北斗駅へ到着。

着いたらアテンダントの方がご丁寧に
「ご乗車ありがとうございました。」
とご挨拶をして下さる、ホスピタリティの塊。こちらこそ最高の時間を過ごさせていただきました。ありがとうございます。

乗車した人だけが買えるオリジナルグラスの案内。後日郵送にて申し込み。
はるばる来たぜ函館

まとめ

今回、グランクラスで北海道まで行くに際し、色々と調べてみた。
そもそも席はえきねっとで取って、乗車する1ヶ月前に売り出される。
東海道新幹線にはグランクラスがないので、北陸・東北・北海道新幹線に実装されているが、
・軽食まででるグランクラス(アテンダントがいる)
・軽食は出ないグランクラス(アテンダントがいない)
に分けられる。金額も変化しているみたい。

北海道まで日々何本運転しているか?
2つの種類があり、「はやぶさ」「はやて」の2種類。
はやぶさは1日11本の新幹線が運行されているが、うち10本は東京発。
1本は仙台発。
はやては2本で、盛岡と新青森の2つからの出発。

東京(羽田)から北海道(札幌)へ行くとした場合
飛行機は約1時間半のフライトと約40分の電車移動なので2時間ちょっとに対し
新幹線は新函館北斗まで4時間、さらにそこから特急北斗に揺られて4時間かかる!費用もそこそこいい額!!!
(東京への帰還はANAのセールで7000円のフライト。グランクラス+αの7分の1…)

今回の旅は札幌まで移動して雪まつりも行ったので、、、
でもまぁ乗れた事は大きな経験になったし、通過とはいえこれで東北すべての県に降り立ったことになる。

安く早く行くに全力で逆行した、陸路北海道旅行の移動についてはこれにておしまい


しかしながら雪まつりから約10ヶ月も寝かしたnoteって一体…





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