COVIDに揺れる世界

このタイ政府が右往左往の対応の結果、アメリカの動きを模倣する形で事実上の鎖国、3月22日から4月12日までスーパーマーケットと薬局などを除く店舗や学校、集会所などを閉鎖することを決めました。飲食店はテイクアウトとデリバリーのみ。

医療関係者の多くは、初めから一貫して疾病としてはコロナはあまりこわくないと言っているのにもかかわらず、また、それは3ヶ月経過した今でも事実として変わらないにも関わらず、世界大戦並みの経済的なインパクトが起き、各国が鎖国することになった理由を考察してみました。

インフルエンザとの違いでいうと、
1. 確定診断(PCR検査)自体が医療現場のリソースを食うこと
2.初期の感冒症状から重篤化した場合の転機が極めて早いこと
3.重症化したときにリソースを半端なく食うことで、ほかの重症患者までリソースが不足する可能性を孕むこと による医療崩壊のリスクへの危機感

という医学的な背景と、

4.世界中の誰もが情報にアクセスするようになり無責任な目立つ素人発信により、実在の被害よりも大きなリスクマネジメントを大衆がしようとパニックになった

5.情報の理解度があまり追いつかない層に膨大な量のフェイクが届いた結果、共体験により、まるで自分がハイリスクグループにいるかのような錯覚に多くの人が陥った

という社会的な背景が強烈なマイナスの相乗効果を生んだのだと思います。

いずれにしろまだなんの決着もせず正確な答えの見えていない病気なのは確かですが、社会的な被害を最小に食い止めるためには、目立ちたい一心で事実とは全く違う不安を煽るような投稿をしたりする行為を個人個人が慎むことかなと思います。
ホリエモンが対談形式でYouTubeにアップしたものが、医学的、社会的にバランスよく現時点での回答をまとめていると思うので、不安拡散厨はよく読んで筋トレに励むべきかと。

https://www.facebook.com/100001097654565/posts/2826658937380667/?d=n

ちなみにバンコクは結局スーパーやフードデリバリーのライフラインは残したので、ローカルのスーパーはストック豊富でレジ待ちも普通なのですが、やはりSNSで大騒ぎする層の行く店は大行列ができてました。
ここに端的にどの情報を拾って行動するのが社会的に正しいのかが表れているなと眺めています。

※トランプ氏の発言は、アメリカ在住者の有識者を持って荒唐無稽です。

コロナは現社会の抱える全ての脆弱性を攻撃するウイルスです、これからますます家に籠もってSNSばかりを社会の各層が目を通すので、情報による二次被害、三次被害の拡大を防ぐ必要があると思います。


世界的なメディカルコンセンサスとエビデンスを受けて、この記事を全面的に撤回いたします。
2020/12/9

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?