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来週には8月にもなろうというのに最高気温が30度を超えない東京。晴れて太陽が出ていない日々が続いている。西日本、特に九州では過去に見られないような大雨により被害が出ている。まだ7月でありこれから台風が来る可能性があることを考えると被害がどうなっていくのかすら予測がつかない。

こんなに雨が続く記憶は、私には1994年を思い出させる。あの時もほぼ毎日のように雨が降っていた。体育で外で濡れながらサッカーをした楽しい記憶がある。翌年は、ラニーニョによって水不足が起きた。あの時に込め不足が起き、タイ米を輸入となったことを覚えている。

さて話を1994年に戻そう。あの時も年間の日照時間が短くなることで米だけでなく、その他の作物も影響を受けた。2020年も同様に作物の収穫量に影響が出てもおかしくない。実際にニュースなどで、九州での農家が作物の全滅を伝えている。まだまだ雨が続きそうな状況で被害がどこまで抑えることが出来るのだろうか。

個人的な経験として東南アジアで10日ほど太陽を見ない経験をしたことがある。その時も太陽が見れないことがこんなにも精神的に鬱屈した気分になるものだと感じた。スマホで天気予報を見ても日々変わってきているので、今日は少し晴れるかなと思っていても雨が上がらなかったりで、気持ちがあがらない。長期で雨があがらない経験というのもこれまでもあまりなかったと思う。大雨というと台風であるが、台風は停滞することもあるが数日で去っていく。今回は1週間以上鬱陶しいほどに降り続いて、また前線が戻ってきている。

さて8月に夏の暑さが戻ってくるのだろうか。戻ってこないのであれば先程述べたように令和の米不足になることになるだろう。東アフリカからインドまでバッタの被害が出ているし、南米アルゼンチンでも被害が報告されている。世界的に穀物生産がどうなっていくのか今年の後半が怖い。また中国も水害が起きている。こちらも穀物がどうなっていくのか分からない。

20年代は未曾有の時代になってしまうのかという不安が無いわけではない。1994年の時に何か不安であったのかと考えると、まだ10代であったことから現状を受け入れようとしていた気がする。デール・カーネギーも言うように自分でコントロール出来ないことを悩んでも答えは出ない。悩んで晴れるならいくらでも悩むさということで今年のこの雨を楽しむことにする。米不足がどうなるか等は心配ではあるけれども。

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