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#18おしゃべり配信 愛の夢を弾いてみよう!1

ねぎしともみ
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愛の夢を弾いてみよう!シリーズをスタートします。

リストの曲は超絶技巧と言われるように、手も大きく広げないと届かなかったり、テクニックも難しくて大変ですが、コツがわかると意外と弾きやすく、ピアノのことをよく知っているなという感じです。

リストとショパンはほぼ同じ歳といっても良いでしょう。
ショパンは1810年、リストは1811年、ちなみにシューマンは1810年生まれです。

全体的に見てみると、だんだん音符が細かくなって、楽譜全体が黒くなってきます。ひとつのメロディーがヴァリエーションのように形を変えて展開していきます。

私が今回使っている楽譜はshott版です。リストで使っている楽譜はブタペスト版やペータース版です。どれが一番信憑性が高いのでしょうか?

一番難しいのはペダルのタイミングです。10度などもよく出てきて、片手じゃ絶対に届かないので、ペダルを上手に使います。

メロディーは真ん中の声部です。
中央のドがたくさん出てくるので、同じように弾かずに、どこに重みがあるのか、向かっていく先を探しましょう。

右手と左手を交互に使ってひとつのメロディーを奏でるので、同じ太さで弾けるようにバランスを整えます。

分散和音・アルペジオはメロディーよりも音が出ないように、響きをつくってあげます。臨時記号のところはちょっと強調して、ベースをうまく使ってあげると、リストらしさが出て、ステキになると思います。

アルペジオの記号がついている音がたくさんありますね。ペダルのタイミングは、一番下の音を聴いてから踏んでください。一緒に踏むと音がモワッと広がってしまいます。

音を聴いてからペダルを踏むと、違う音質で響いてくれます。慌てないで踏むことがポイントです。

私がやっていることは、アルペジオ記号がついていないけれど、ほんのちょっとだけずらして弾いているところがあります。
それは最初です。
合わせたり、ちょっとずらしたり、それでロマン派っぽくなります。

次回は音符が小さく書いてある部分、リストにはよくあるところですが、そこをやりましょう!

では

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