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#5 おしゃべり配信 スラーについて

ねぎしともみ
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今日も、歌うことについて話しています。

前回、スラーのついたメロディーは歌ってみるとよく分かる、

歌うように、弾いている。
歌えれば、弾ける。

ということでしたが、
スラーの重要性に初めて気がついたときのエピソードです。

大学院最初のレッスンで課題になったのが、
ベートーヴェンの月光ソナタ。

一楽章を弾くのもテクニック的に苦労しましたが、二楽章のスラーもかなり複雑です。
(画像はヘンレ版、二楽章の最初の部分です)

適当に弾いていた私に、先生は「素人みたい」。
たしかに、素人でしたね。

よく見ると、左右バラバラのスラーやスタッカート。正確に弾き分けるには大変な集中力が必要でした。

正確に弾けるだけでは表現にはなっていないので、そこからさらに磨きをかける必要があるのですが・・・・

スラーの始まりの音は、常に新しく入る必要があり、スラーの終わりは音を収めると、メロディーがきれいに聞こえます。

ショパンのノクターン作品9ー2で説明しています。

ショパンを例に出したので、次回は左手の弾き方などお話してみようと思います。

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