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脳味噌のゴミ

Noteをご覧の皆様、おはよう御座います、こんにちは、こんばんは。

朝の一服、タバコに火をつけて灰皿に置き、インスタント珈琲を入れて一口飲み、タバコに火をつけて灰皿にあるタバコを見て、「あっ⋯」となる、ユルい朝を過ごす灯です。

出勤後、友人にその話をした所「脳にゴミが溜まっているからだよ」と、謎発言を貰い、詳しく聞いてみると、トンデモ理論を展開され禿げそうになりました。
「キツいこと言ってるぞ、それ」と伝えると、yuoutube や世界中の製薬会社までもこぞって言っているらしく調べると本当だったので愕然としています。

友人には「説明が面倒いからNoteに書いとくから見とけ」って言ったのでここに記します。
これを見た方々も興味があればお付き合い下さい。

今話題?の脳のゴミことアミロイドβ
これは脳内に溜まり脳細胞の働きを邪魔すると言われています。主な障害は、判断力の低下、記憶力の低下、アルツハイマー病の原因とも言われています。アミロイドβを脳内から出せばそれらが緩和されアルツハイマー病にならないとさえ言われている、様です。

因みに、認知症の原因の50%はアルツハイマー病と言われています。残りは30%程が悪名高いレビー小体(原因不明)、20%が血管性認知症(脳梗塞、脳出血など)という具合です。

ええ、この話、嘘では無いんですが、合ってません
例えるなら、(火事の家の中で、ハンカチが燃えているからハンカチの火を消している)様な話です、家が火事なのに。
それなのに世に出ている情報はアミロイドβが火事の原因でそれさえ消去すれば、火は消える様な勢いで情報の拡散をしています。(ここから長いです笑)

酸化ストレス

そもそもアミロイドβはなぜ体内で発生しているのか。
それは人間が生きていく上で活動に必要な酸素(O2)を体内に吸収している事で発生します。(極端に言うと)
体内に取り込まれた酸素は、スーパーオキシドにより(2H+)変換され、過酸化水素(H2O2)に変換され、さらに(2H+)これがヒドロキシルウジカル(・OH)に変換され、最終的には水(H2O)に変換されます。
いわゆる、活性酸素です、はい。

ここで、生成された必要な分の、過酸化水素や次亜塩素酸は白血球に取り込み、体外から侵入してきたウィルスの退治を行ってくれます。
ですが、過酸化水素やヒドロキシルウジカルは多くの電子を含んでいる為、体内に残った不必要分の過酸化水素やヒドロキシルウジカルの電子は体内の細胞膜を破壊し、過酸化脂質に変えてしまう。
こうなると何も機能しなくなり、積み重なるとあらゆる病気に繋がると言われています。
脳内では、アミロイドβやタウタンパク質などが同様の経緯で発生し機能不全が起こります。

要は過酸化水素、もといスーパーオキシドが多い状態はとても宜しくなく、酸化ストレス(ROS)過剰状態になります。

例えるなら、過酸化水素が
①低いと伝染病になり易い
②高いと炎症状態で病気になり易い
③不要な過酸化水素を消去しないと体が壊れる

抗酸化能力と活性酸素産生能力

酸素とは2面性があり、良くは活動エネルギー、悪くは酸化、という事なのですが、なぜ人はそれらを取り込みながらでも長寿(80年以上)なのかというと人体には抗酸化機構があり、酸化を除去する機構があるのですよ、はい。
有名なのが、スーパーオキシドディスムターゼ(SOD)、カタラーゼペルオキシダーゼ、があり、いわゆる抗酸化酵素です。
他には、ビタミンC、ビタミンE、の抗酸化ビタミンです。後は尿酸、カテキンなどなどの抗酸化物質です。

抗酸化能力(AOX)活性酸素産生(ROS)のバランスが非常に大事でこれは100対100で無ければいけません。
このバランスが崩れると酸化ストレス状態になり、脳内のお掃除を行う機構、オートファジー機構が働かなくなりアミロイドβやタウタンパク質などが除去出来なくなり認知症になり易い状態になってしまうのです。

ええ、だんだん説明するのが面倒くさくなって来たので、この辺で終わろう笑。
断っておきますが、私は素人ですので、ご覧の皆様が補足や訂正があれば、御自身の脳内で行ってください。
これでだいたいは、アミロイドβ消去大好きマン説は怪しい位には見えると思うので、満足してジムに行きたいと思うのです。

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