20240430

最近は家から直接散歩に行くのではなく、車で15分くらい走って隣の君津市に車を停めてでっかい川沿いを散歩している。散歩ルートの終着点としてイオンの中に博文堂って本屋があって、その売り場の決まった箇所を見て河川敷の駐車場に戻る。博文堂は何故か店内BGMが全くない静寂の本屋で、平日行くことが多いからお客さんも少なくて来店した人の会話や電話受け答えをするスタッフの話し声がほとんど筒抜けになってこっちまで緊張してしまう。正直店内BGMは欲しい。歩いてるとき無音だと考え事が捗るけど、こういう場では全くない。緊張しかない。そわそわしてしまう。d払いをしようとしてスマホを出したら電波がよくなくて中々読み込めなかったのを、アルバイトのめっちゃ若い人がこのモール全体の電波が悪いんですよね~ってすごく親し気に話を振ってきて、そういうの基本嬉しいけど店内が静寂すぎるため他の人に会話聞かれるのちょっと恥ずかしいな・・・て思って全然気の利いた返事ができなかったのを少し後悔している。博文堂は昔は君津駅の構内にあり、中学~高校のときから君津に来るたびにとくに目的もなく何度も足を運び、売り場をチェックして何も買わず出ることが多かった。あのときいつも売り場で見ていたラノベコーナーとか漫画コーナーが今でも目に焼き付いている。数年前まだ茨城に住んでいて、何年も通っていなかった頃にふと潰れたって話を聞いてショックだった。そしたら新しいイオンがオープンして、その中の一店舗として復活して、そのタイミングに俺は地元に帰ってきて、散歩ルートとして数日に一回売り場を散策できていることに、ちょっとだけ嬉しい気持ちがある。正直店内BGM無いから居心地は悪いけど、でも思い出補正からここで色々買いたくなってしまう。最近アニメで狼と香辛料のリメイクがやっていて、実は全く読んだことないしアニメも見たことなかったけど、それこそ2010年前後、中学~高校で博文堂に理由もなく足を運んでいた頃いっつも売り場に並んでいたのを眺めていて、勝手に自分の世代の作品という印象がある。今回はリメイクってことでせっかくなので頭まっさらにして見てるけど面白い。今期7本追ってるけど正直一番面白い。劇伴もKevin Penkinですごく良い。

Kevin Penkinといえばメイドインアビスのサントラで有名で第二期のアニメは本当に素晴らしくて勢いで自分のイメージサントラみたいなプレイリストを作ったことがある。本人も入っている。Alex Gの新譜が素晴らしくて、牧歌的だけどどこか底の見えないミステリアスな雰囲気になれはての村と関連性を見出したり、Walk Awayという曲の逆再生を使ったサイケデリックな演出にメイドインアビスの上に登ると体に異常をきたす上昇負荷のイメージを重ねたりしていた。Animal Collectiveの多重にもレイヤーが掛かった焦点が常にブレていくようなイメージもそこと重ねている。あとMatomosも気持ち悪いのにノスタルジーが溢れてくる感じも合うと思う。Kevin Penkinのサントラは非の打ちどころが全くないってくらい素晴らしいけど、アニメとマッチしていたという点であって、原作漫画を読んだ自分のイメージはもっと気持ち悪くてサイケデリックなものを欲していたんだなとわかった。


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