20181002えもんかけ_edited-1

平成生まれに通じない昭和語

娘の発する言葉を、忘れないようにメモしている。
今でも思い出してはクスッとしてしまうのが、娘vsじいじの世代を超えたコミュニケーション。

私の父(娘にとってじいじ)は福島県出身。
いわゆる「ズーズー弁」で、昭和的キーワードも頻出する。

ある日、じいじの家にお邪魔したとき、娘は着ていた上着をその辺にポイっと投げ捨てた。

じいじ「おいコラ! 脱いだ服は、ちゃんと“えもんかけ”にかけろ!」
娘「“えもんかけ”って何⁉︎」
じいじ「“えもんかけ” わからねえのか」
娘「わかんない!」
私「ハンガーのことかな」
娘「ああ……ちゃんと“日本語”で言ってくれないとわからないんだけど!」

……娘よ。

ちなみに
「ちりし(ちり紙)=ティッシュペーパー」
※おい、ちり紙取ってくれ。
「とっくり=ハイネック」
※そのとっくりは、あったかそうだな。
「えりまき=マフラー」
※えりまき忘れるな。
「乳母車=ベビーカー」
※乳母車に乗ってるんだろ?
「寝巻き=パジャマ」
※おい、俺の寝巻きはどこだ。
なんかも、娘にはピンとこないようだった。

唯一「チョッキ=ベスト」はわかった。保育園で読んだ、「ねずみくん」のおかげだろう。

今日も娘はスパッツを履き、じいじはももひきを履いている。

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