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04/20、オサムシ&ゴミムシ近況
今年の3月から4月まで、セアカオサムシ観察とは別日に、幾つかのアオヘリアオゴミムシの生息地へも訪れた。しかし、未だ成虫は確認できず。
自宅で越冬させたアオヘリアオ達は繁殖個体を含め、全て活発に活動を開始しているが、3月からは湿潤環境かつ室内飼育(無加温)で管理しているので活動スケジュールはかなりズレているはずだ。
色々と思う所があるが、野外ではタガメの活動が活発になるようなシーズンに、こちらもまた活発化するのだろうか。
4月初めの時点で湿地帯にはヒメキベリアオゴミムシやヒラタゴミムシ類、ミイデラゴミムシが続々と姿を現しており、キアシヌレチゴミムシは羽化直後の個体をよく見かける。
こちらの地方ではキアシヌレチはどこにでもいる虫だが、そういえば未だに飼育繁殖を行った事がない。
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ミミズを食べている所を
中断させてしまったようだ。
羽化時期から逆算すると秋繁殖型だと思われる(というより実際に秋繁殖が論文で示されている)が、そもそも秋繁殖〜春季羽化のゴミムシを飼育した事がない事に気付く。
セアカヒラタゴミムシのように大量に見られる虫ですら、文献以外ではほとんど飼育情報が無いのは『どこにでもいる虫』すぎるからだろうか。
昨年の自分は11月までもつれ込んだアオヘリアオ繁殖で著しく疲弊してしまったために、この虫をスルーしてしまった。
いつか余裕を作って挑戦してみたいところ。
2023/04/10に産卵したセアカオサムシの卵は複眼が見えるようになっていた。ちょうどそっぽを向くポジションとなってしまっているが。
週が変わる前には孵化するだろう。
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先日、産み捨て卵から生まれたセアカオサムシ1齢幼虫は8日で孵化に至ったが、この卵は孵化までに10日以上を要しそうだ。
前者は死卵となる可能性が非常に高かったため、隔離した上で室内で管理せざるを得なかったが、後者は卵室の崩壊を防ぐために移動させず、屋外の倉庫にて管理した事による気温差が影響しているのかもしれない。
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リュウキュウツヤハナムグリ
セアカオサムシの♂は乾燥気味の環境で管理しているため、土埃に塗れて光沢が鈍くなってしまっている。
一応、紫外線下で撮影すると赤銅色が鮮やかに映る。
さらに、以前に語った話の詳細を一つ。
オサムシやゴミムシの飼育ケース内には水分兼栄養補給として昆虫ゼリーを入れているが、カブトムシやクワガタと違ってすぐにカビが発生してしまうので、樹液食昆虫であるリュウキュウツヤハナムグリを同居させてカビの発生を抑えている。
昨年はヨツボシケシキスイを入れる事でマイマイカブリ飼育でのカビを抑制した。
樹液食昆虫は何らかの酵素や共生細菌を持っているのか、口を付けたゼリーがカビることがほとんど無くなるので重宝している。
オサムシ、ゴミムシ辺りに与える昆虫ゼリーは中途半端に食べられた結果、残りの部分がカビる…というのが非常に腹が立つのでほとんどのケースでケシキスイと同居させてます😭
— トモロウ (@Day_after___) May 27, 2022
樹液食の虫は餌を発酵させてカビを防ぐ能力があるけど、オサゴミの類はそれが無いんですよね…たまたまカビない事はあれど…
カビ防止目的の同居はカブクワ、ハナムグリ類に比べて圧倒的少食で、オサゴミに加害しない点でケシキスイが便利なんですが、壁を登れるのが難点。
— トモロウ (@Day_after___) May 27, 2022
あとゼリーが発酵する関係上、ショウジョウバエの温床になりかねないので基本はガレージでの飼育にしています。
これは元々、容器のフチ寄りの一点にカビが発生していたゼリーなのですが、今見るとカビが中央に移動しつつ、最初の時点から一切規模が広がらなくなっています。
— トモロウ (@Day_after___) June 1, 2022
おそらくケシキスイが徘徊するうちに追いやられたのだと思いますが、半月近くカビの拡大が抑えられているのですね…。 pic.twitter.com/1lcsqc5RhC
飼育環境はこんな感じです。
— トモロウ (@Day_after___) June 1, 2022
1ケースに1匹入れておくと結構仕事をしてくれます。 pic.twitter.com/zj3q4HxinK
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