ころかれしかの

1作目を読んだのは高二のときで、今思うと一番荒んだ時期に読んだから余計辛かったんだなと思う。映画を見たのはこじらせた片思いに限界が来てすぐくらいの時だったから干からびるほど泣いた。
地味子ちゃんときゃぴ子にどうしても自分と友達を投影してしまう。私たちは本当に色々あったけど、いつまでも貴女の地味子ちゃんでありたいと思う。
君が代ちゃんと八千代くんみたいな恋愛がしたかった。ちゃんと好きだって言って、毎日破れそうになっても最後には好きになって欲しかった。
鹿野と小坂のことを考えると私も涙腺がちゃんと機能してたんだと思う。これ以上はちょっと。
みんな恋をしていて、みんな一人では生きて行けなくて、みんな何かをずっとこじらせて傷ついたまま生きなきゃいけない。でも辛くて苦しいのは分かってて切なさを求めてしまう。
それを今日もまた見ないふりをする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?