ある日

出会った記憶、話した記憶が無駄に残るから知らずのうちにそれらを追って生きている。誰かに執着して、私の価値の全てを託さないと充足して生きていけなくなってしまった。執着を知った心は虚無が耐えられなくてまた違う宿主を探してひたすらさまよって、長い間どこにもとまれずに浮遊している。くだらないことで一喜一憂していないと生を感じられない。もう辞めたいと願ってもどうしようもなく苦しくて、些末な思い出に縋ってばかりいる。

推敲無し

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