The Best Album 2014 (to'morrow 主宰 ひろせ)


今回は、to'morrowの主催をさせて頂いている、
私がベストアルバムを選ばせて頂ければと思います。
選ぶ基準は(全国流通をした)ミニアルバム・フルアルバムです。
順位はありませんが、良く聴いた・心に残った。10枚を選ばせて頂きます。
ジャケットをクリックするとMVなど音源に繋がるようになっております。

1.Thirst / the HIATUS

the HIATUSの新作であった「Keeper Of The Flame」は今までのthe HIATUSの中で一番深い所の音を追求したアルバムでありながら、一番自然と踊れる素晴らしい作品だと思います。ポップでダークでアコースティックでエレクトロなこんな音楽が今日本で鳴っているのはとても愉快です。しかも売れてるとかもっと愉快です。


2. 手を振る / Age Factory

2014年も終わりに近づいた12/3日にこのアルバムは発売されたこのアルバムは、Age Factoryというバンドの素晴らしさを語っている。時には語りかけるように、時には叫びのように、この言葉が温もりであり語りなのか、怒りであり叫びなのか、それはわからないけど、まだ日本に自分たちの唄を歌って、青春を叫んで、よくわからないけど「感動」させる。そんな事ができるバンドがいると証明した一枚。


3. AFTER HOURS / シャムキャッツ

夏の大学でこのアルバムを授業を抜け出しアイスを食べながら聴いていた。一人で。「あーあ、今日もつまらないし早くライブハウスへ行きたい」なんて思いながら。ヴォーカルの夏目さんの声に癒されながらうとうとしていた。最後の曲が終わり授業は終わり10分前、教室に戻ると、やっぱり心地が悪くなんだかとにかく中学生に戻りたくなった。そんな青春と呼べるアルバム。


4. 実 / FLOWER FLOWER

YUIがJ-POPシンガーとしての終止符を一度打ちしばらく立ったが、ようやく完成したFLOWER FLOWERの初の作品。「実」というアルバム名。この実が出来るまでに、たくさんの実がこぼれ落ちてったのだと思う。でもその中で残った曲たちは1つ1つyuiの「初期衝動」という意思を継ぎながら、素晴らしいバンドメンバーで奏でられていて、音の物語がアルバムでできている。とにかく完成度が高い作品。


5. Guitar / LOSTAGE

たまに自分が無だと思う時があるんですけど、そんな時はこの作品を聴くと思う、永遠に。この作品から見える景色はなんだろう、僕は緑の野原であるなあ。この作品は暗いけど、明るいと思います。LOSTAGEからあなたの人生への手紙のようなそんなものになるのではないでしょうか。一緒に歩んでいきましょう。


6. iしかないとか / ircle

ircle待望の1stフルアルバム「iしかないとか」。無敵であり無謀のような人生をいつまでも諦めずに突き進んでいく人たちへの応援歌。誰に何を言われようと、自分を信じて進んでいけば、何か見つかる。いつも上手くいくわけではないし、でもそれが人生でしょ?と語りかけてくる。安定を求めるのも人生だが、楽しもうと突き進むのも人生なのではないか。と強く思った。


7. 三十万人 / ヒグチアイ

2014年のシンガーソングライターの作品の中で一番グッと来た作品。残酷なのに愛おしい唄たちがつまったこの作品。日本語の強さも弱さも一度に感じられるそんな唄たちは、きっとあなたにも何かを刺して傷を残していくでしょう。「今の悩みと言えば、生きている意味がわかんない。ならあの子の生きてない意味はなんだ?小さな痛みはどうでもいいよ。」という歌詞が2014年一番効いた詞かもしれません。


8. NOW / Teen Runnings

聴いてるだけで超ハッピーになれ、まるで南国にいるかのような気分になれる、Teen Runningsの新作。USインディーを感じさせつつ、ちょっと80年代などの音楽も感じさせる彼らの音楽はとても今だからこそ新鮮に鳴っていてワクワクが止まらない。冴えない高校生がこの音を鳴らして、一気に学園祭でヒーローになっていくのが少し目に浮かびました。あの赤いオープンカーに乗ってるセレブの息子をギャフンと言わせる、そんなシーンが目に浮かびます。


9. Pictures / TheSpringSummer

僕らの青春が詰まった、青い蒼い一枚。タイトル通り曲の中の主人公の青春が写真で切り取られたように、伝わってくる。時に自分の無くしたい過去を、時に思い出したいあの子を。星を見に行きたくなる。3曲目のアンセムである「Summer」の高まりは本当に半端なく、この曲を聴いていたら、僕らはいつまでも音を求めてライブハウスに行くんだろうな、そんな事を思う。


10.フェイクワールドワンダーランド / きのこ帝国

「流石」と言わざる負えないほど、きのこ帝国のアルバムは毎度最高なのだが、今回も最高である。「東京」という名曲をはじめに、このバンドとしてはポップな曲も増えたりで全体的に前向きになったが、以前のようなダウナーなオルタナティブな曲との混合具合もとても良く、今のきのこ帝国を変化しつつ離れすぎずに表している傑作。このバンドには本当にアリーナバンドになってほしいと切に願います。叶うと思っています。


こちらの10枚をベストディスク2014として選ばせて頂きます!

PS. おまけとしてベストソングも5曲選んでしまおうと思います!
(アルバムと重複した曲は入れません、曲名クリックで音源に飛びます!)


1.Forever / Ykiki Beat

→ 間違いなく2014年1のアンセムでしょう。もうどこでも鳴っていてほしい

2. 腐海前 / TOKYOGUM

→残響の新人枠のTOKYOGUM、アルバムも良いのですが、この曲は特に良いです。全パート本当に最高。2014年の個人的超推しバンドです。

3. The World Recors / ストレイテナー

→この曲が他の曲よりずば抜けて良すぎるので、今回はベストから外しました。この曲は2014年ナンバー1のダンスチューン。

4. Cat Out / PAELLAS

→これでもかとお洒落な楽曲。本当に日本人か!と最初ライブを観た時思いました。リズム隊が最高なのと、それに合う歌メロでも踊れる1曲。2度踊れる。

5. ゼロタイムリンク / the equal lights

→ここ最近の所謂「若手歌モノギターロック」というシンプルなジャンルの中で一番輝いている1曲。2014年のこのジャンルの優勝です。


2014年も素晴らしい音楽とたくさん出会え良い年でした。
2015年も負けないくらいたくさん音楽を聴きたいですね。


ライブハウスでの飲み代になります! Cheers!!!