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美文字は書くな! 筆跡で自分を変える

一時期のブームは去ったとは思いますが、依然として美文字というものは人気があるようです。

うまい字は別に構いませんが、わざわざ練習して身につけるものでもないと僕は思ってます。練習と言っても子どもが習字を習うのは必要だと思いますし、またどうしてもうまくしか書けない人はそれでいいと思います。でも、美文字はただの技術です。誰でも練習すればうまく書けるのだから、ただの自己満足かカッコつけです。もちろん、他人が読めないほど汚い字を書くのはよろしくないですが、その人に必要なのは美文字じゃなく、読めるように書く思いやりです。

「字がうまい人は頭が良さそう」という声もありますが、それもただのイメージな気がします。逆に僕のイメージを言うと、大学教授くらい頭が良くなると、字がうまくない人の方が多いと思うのです。また、「これが昭和の文豪の原稿だ!」みたいな写真を見ると、我々のような素人にはとても読めない字ばかりです。

僕の字ですか?普段のメモの文字はヘタクソです。ですがそれなりには書ける技術はあります。硬筆書写検定3級です(しょぼいと思うかもしれませんが、これ以上を取るには草書体の知識が必要になるので・・・)。まあそれなりに。


文字は美しさより個性

さて、別に文句を言いたい訳じゃなくて、筆跡って、個性だよ!という話です。

筆跡心理学(グラフォロジー)という分野があるくらいです。あなたの文字は、あなたの性格をそこに写し出します。ちなみに僕はこれに関して、筆跡アドバイザー2級という資格を持っています。2級なので有料鑑定はできませんが、無料で診ることはできるよ!という存在です。1級のテキストも買ったけど放置してあるけどどうしよう・・・という状態の、筆跡の「専門家」まではいきませんが、「アドバイスくらいならできるよ!」。それが僕です。

というわけで、2級のアドバイザーから一つ例題。今そこに紙とペンがある人は、「日」という字を描いてみて下さい!


ライティングタイム


ライティングタイム


書けましたか?これでなんと、あなたの性格と行動について、「真面目」or「柔軟性」がわかります。


1 左上が閉じていて、右上の曲がり角が角ばっている

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2 左上が開いていて、右上の角が丸まっている

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3 左上が閉じ、右上が丸

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4 左上が開き、右上が角

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この4パターンで分析します。

左上の部分を接筆部、右上の曲がる場所を転折部と呼びます。

まとめると

   接筆  閉    開

転折 角   1    4

   丸   3    2

ですね。当方パソコンでスペースキーとか駆使して文章打ってますが、スマホからも上図はちゃんと表っぽくなってるでしょうか。後で確認します。

結論から言うと、接筆部が閉じている人は思考が真面目型、開いている人は柔軟型。

転折部が角ばっている人は行動傾向が真面目型、丸い人は柔軟型。

となります。

つまり、1の人は考え方も行動も真面目な生真面目タイプ、2の人はどちらも柔軟性があり適応力があるタイプです。3は真面目な考え方だけどやることには融通性、悪く出るとわがまま?4は基本的には真面目だけど、視野は広いといえるタイプです。あなたはどうだったでしょうか?

文字で自分を変える

筆跡心理学のすごいところはここからです!

筆跡で性格がわかる → でも自分はこういう性格になりたい → そういう性格の筆跡で文字を書こう → 理想の性格になれる!

嘘のようですが本当のことです。更にいいのは、筆跡をなりたい方向に寄せる時、あなたは「こうなりたい!」と思いながら文字を書きます。その思考の繰り返しも、自然とあなたの理想へと近付けます。

例えばダイエットしたい!と思い立っても、それを考え続けるのはよほどの意志がなければ大変なものですが、文字の形を変えるくらいなら続けられるのではないでしょうか。

僕の例でいうと、僕はもう少しリーダーシップが欲しいです。そんな時、「大」のような上が突き出るタイプの文字に注目します。

上が長く突き出る

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突き出しが控えめ

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ここで、上に長く突き出る人はリーダーシップ型、控えめな人は協調型の人です。


ちなみに、僕の先生は根本寛さんですので、この辺りの本を持っていますがいずれも読むと色んなタイプ診断ができます。

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美文字よりも〇〇文字を書け!

さて、タイトルの「美文字は書くな」ですが、美文字ばっかり書いてると、生真面目人間になっちゃうよ、ということです。

美文字と言われる文字といえば、接筆閉、転折角。キチッとした文字のことです。美文字を練習するということは、積極的に生真面目人間になろうということです。

真面目はとてもいいことです。ですが真面目が全てでもありません。真面目なことが自分にとても合ってる、という人はそのままがいいですし、ちょっと変わってみたいかも、という人はちょっと文字を変えればいいのです。

つまり何が言いたいかというと、自分らしい文字を書いて、自分らしい自分になればいいじゃん!ということです。

どんな自分で「ありたい」か。つまり美よりも大切なのは「be」です。be文字を書いて自分の好きな自分になりましょう!

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