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読めない災害に備えて...7/7大雨災害から気をつけたいと思ったこと

昨夜(7/7)から降り続け、広島県で観測史上最大の雨量を観測した今回の大雨。福山市だけでなく、広島市方面でも大きな被害の情報がテレビやSNSを通じて、伝わってきます。
これ以上、大きな被害が広がらないように祈るばかりです。

今回の大雨災害を経験して、以後、大切にしたい・気をつけたい・仕組みをつくらないといけないと感じたことを忘れないうちにまとめます。
あくまで私見です。私自身が獲得しきれていない情報や知識もございますので、コメント欄にて補足をしていただけると幸いです。

このnoteで書いていることは、つまり
・地域コミュニティとの連携
 ▶︎隣近所の人との相互扶助の関係性って大事。
・自治会内での情報共有
 ▶︎誰が動けるか・動けないかを日頃から知っている状態。
・情報の非対称性をなくす
 ▶︎色々なメディアが乱立しているため、どれ見ていいかわからなくなる。
という3点がメインです。

(1)近所とのコミュニケーションの重要性


僕の住んでいる集落は高齢化率が高く、僕と同い年くらい(25歳前後)の数は少なく、僕の父親世代(50~70歳前)の割合が多くなっている集落になっています。

もちろん父親世代よりも上の世代も多く暮らしているわけで、毎日元気に畑仕事をしてバリバリ動ける90歳のおばあちゃんもいれば、体を壊してて普段はベットからあまりうごけないおじいちゃんもいます。
そういった人たちが点在しており、“誰がどこに、普段どういう状態なのか”を全体把握できていない現状があります。

僕の住んでいる集落は、自治会があり、互いの家の状況や避難経路などはまだ話し合われているほうですし、普段から隣近所の人たちとコミュニケーションをとるくらいの間柄の集落なので、いざとなればお互い助け合うくらいの関係性は構築することはできているかと思います。

しかし、今回の大雨災害のときに「誰を誰が助けにいけばいいんだろう?」ということを私自身が痛感しました。

そもそも、どこに誰がいるのかを私自身が把握しきれていないということが現実として現れてきたので、、、

【地域コミュニティでやるべきこと】
◯自治会での避難経路の共有
◯隣近所の誰を誰がサポートに回るのかの明確化
◯普段からの挨拶

当たり前と言われることを当たり前にやるのに限るなと思いました。

(2)災害情報のキュレーションメディアの必要性

今回の大雨災害での情報収集手段がテレビ、行政情報(ネット)、SNSの大きく分けて3つのメディアに分別されると思います。
その中で役割としては下記のような情報種類を集めるためのメディアとしてユーザーは利用されるかと思います。(あくまで個人的意見)

▼テレビ▼
・主に新しい災害情報の入手のため(広範囲エリア)
▶︎別地域での被害情報の入手
▶︎避難地区などの避難エリア情報提供

▼行政
・行政エリアごとの災害対応情報入手のため(限定エリア)
▶︎避難エリアと避難所の情報収集のため
▶︎行政のインフラ復旧の情報収集のため

▼SNS▼
・知人間での安否確認(SNS間コミュニティ)
▶︎Facebookを通じての友人・家族の安否確認
▶︎SNS投稿を通じてのリアルタイムの被害情報

このように、なるかと思います。

それぞれのメディアによって、獲得できる情報の質が異なります。情報を得るためには、それぞれのメディアを横断しながら、情報を獲得するために時間を使わなければいけなくなります。ぶっちゃけ、時間的ロス大きくないか?と感じてます。


特に今回の大雨災害で僕が確認していった情報の獲得順番でいうと下記になります。「僕の場合」とは言いますが、意外とこのような情報収集が多いのでないかと思います。その情報獲得経路を追いながら、課題だなと感じたことを書きなぐります。

▼情報収集経路(クラタの場合)▼

【1:テレビとSNSから情報を得る】
まずはじめに、テレビをつけて各地の被害状況と住んでいるエリアの災害情報を得ます。と、同時にスマホに入れているFacebookとTwitterで繋がっているユーザーへの安否確認やユーザー同士での情報を提供しあいます。

テレビとSNSから情報を得ます。

テレビでリアルタイムの被害状況と災害対応を得ながら、友人知人と連絡をとりつつ、最新の情報を共有するということができるようになりました。

Facebookが最近、お互いの安否確認ができるような仕様変更をしてくれたので、その仕組みを使って、友達や知り合い同士の安否を確認することができます。これはかなり便利な仕組みです。

ですが、これは、SNSを使える人に限られます。
Facebookをインストールしていない人は当然、Facebookの安否確認ツールも使えないわけですし、網羅的に友人知人の安否を知ることは不可能なわけです。
SNSを使っていない人も安否確認やSOSを発信できるようなツールや仕組みがこれからなおさら必要だと感じています。

【2:SNSから流れてくる行政情報リンクをクリックする。】
Facebookなどで、行政リンクなどの情報が友人同士の投稿で流れてきます。そこには、現在の被害状況や行政としての対応が今どういう状況下を詳しくまとめられています。それらを見て避難か自宅待機かという行動に移せます。

行政が情報提供している情報としての信頼度が高いものが
テレビ→SNS→行政情報
という順番でやってきます。

で、行政情報を見るわけですが・・・

とても見るのしんどい

文字情報が多く、落ち着いている時にしか読めません。そして、どこにどんな情報があるのか、瞬間的にわからない。
本当にパニックになっているときは読めないだろうな・・・と、本当にパニックになっている時を想像してみると、結構怖いです。

そして、またFacebook使ってる人の方が情報獲得機会多いです。
この情報獲得の機会数がSNS使用者の方が多く、SNSを使用していない人が必然的に少なくなるのは、あまりよくない状況じゃないかなと思います。

この(2)をまとめるとこんな感じになります。

【災害情報の情報獲得について】
▶︎テレビ、行政、SNSと情報が横断している
▶︎SNS利用者が情報獲得機会が多くなってしまう。
▶︎行政情報の情報が「文字」が多いため、瞬間的理解がしづらい

これらを解決するための、災害情報を1つにキュレーションし、包括的に情報を獲得するための情報プラットフォームの整備は災害対策インフラとして必要だと感じています。

Yahoo!japanさんあたりが作って、全国展開してくれないかな。

今回の大雨の被害で、広島だけでなく、全国的に大きな被害が出ています。
また、同じような状況になったときに、被害を最小限に食い止めるために、対応するチカラを身につけなければいけないと、毎回、痛感します。

災害を専門に活動している仲間たちとも、これから日々情報交換をしていきながら、将来発生すると言われている大きな災害にも対応できるような準備をしていきたいと改めて思います。

記事を読んでいただきありがとうございます。ただいまお店は長期休業中のため、当店のレモンサワーを封印しております。店舗継続のため、もし記事を面白いと思っていただけましたら、サポートをしていただけると嬉しいです。