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2年間の二拠点生活を振り返って

2022年の春より2年間、長野県と東京都の2拠点生活を送ってまいりました。

元々は二拠点生活というよりは、しっかり移住するつもりで、ずっと住んでいた東京から離れて長野に住所を移したのですが、結局東京の職場で働くことになったので、結果的に東京と長野を行き来する生活を送ることになったわけですが。

この二拠点生活がもう、自分の性に合いすぎてまして(^^)

元々あまり同じ場所にとどまることが苦手な自分にとって、生活する土地を定期的に変えながら日々を過ごすことができたことは、本当に飽きがこなくて刺激的な毎日でした。

しかも2年間という期間も良くて、ちょっとした留学くらいの気持ちで、新鮮な感情をキープしながら毎日を楽しむことができたんですよね。

職場の環境にも甘えさせてもらいながら実現できた二拠点生活だったから、次またいつできるかはわからないので、とりあえずこの2年間で得たことを整理してみようと思います。

1.自分の機嫌を自分で取れるようになった

これはまぁ二拠点生活云々というより、初めての一人暮らし・初めての経済的自立、って側面が影響してるところも多いんですが。

でも地方で暮らすようになってから、「しんどいことがあれば車走らせて自然見にいきゃ全部解決\(^o^)/」みたいな手段で精神を持ち直せるようになって、明らかに自分の機嫌を自分で取れるようになったんですよね。

酒とか友達とかお金のかかる娯楽に頼ることなく、自然に触れるという自分一人でできる行動で自分を保てるようになったのはめちゃくちゃ大きかったです。

東京生活で疲れた心も、長野に戻ってきたら一瞬で癒せたりして、二拠点生活だからこそ精神的な安定性がだいぶ高まったなぁと感じました。

2.「自分にとっての幸せ」がクリアになった

東京にいる時は、「自分にとっての幸せ」と「他人や社会一般の幸せ」を混在して考えてしまうことが多くて、勝手に無駄に不幸な思いになることが多かったんです。

でも二拠点生活という、同年代ではあまり見ない独自路線を走れたことで、「他人と生き方や持っているものを比べても無駄」という思考に至れまして、無事「自分の幸せ」が明確にわかるようになってきました。

私にとってはお金よりも地位よりもなによりも「自由」が大切だということに確信が持てたのよ。

それに加えて、自分が大切なものもクリアになりました。

東京にいた時は浅く広くの人間関係で、来るもの拒まず去るもの追わずなタイプすぎて、能動的に大切にしたい関係性とかあんまりなかったんです。

誘われたらどこでも行ってたし、たぶん友達は多い方だったと思うけど、自分から大切にしたい人間関係とかは正直特になかった。

でも長野に生活拠点を移してからは、会える友達が物理的に限られることになって、そんな中でも長野に遊びに来てくれる友達とか、私の帰京に合わせてあってくれる友達とかって本当貴重で、人間関係の断捨離がグッと進んだんですよね。

それに、長野に来てから、一人でも十分楽しい時間を過ごせるようになったから、今も定期的に遊ぶ友達って、「一人で過ごすよりも楽しい時間を過ごせる」という、私にとって高いハードルを超えてくれた方々なわけです(笑)

人生で初めてレベルで「今の人間関係は一生大切にしたい」って能動的に思えてるんですよね今。

これも、自分にとっての幸せがこの2年間で明確になって、必要なものと不要なものがしっかり見分けられるようになったからこそなのかなって思ってる。

無理してまで合わないものを続けなくていいや、と思える強さが手に入った気がしています。

3.「じぶん時間」を大切にできるようになった

この2年間、誰かに時間を合わせたり、電車の時間に合わせたりして生きる時間が格段と減って、自分で自分の時間をコントロールする実感を持てることが増えたんですよね。

それに、人生という単位においても、もうすでに独自路線を行っちゃってるので、他人と同じ物差しで考えても仕方ないなと思って、結婚やキャリアに対する焦りみたいなのも全然なくなってきて。

自分軸で時間を過ごすマインドを手に入れることができた気がしています。

誰かに合わせたり比べたりすることなく、日々の自分の時間に対しての裁量権が大きい状態って、本当に精神衛生上とてもとても良い(笑)

生き急いだり、周りと比べて焦ったりしがちだった私が、マイペースさを手に入れることができたのは、今後にとっても本当に大きな財産だったと思っています。

4.東京と地方のいいとこどりができた

これはまぁ言わずもがなで、二拠点生活最大のメリットだとは思うんですが、本当にそれぞれのいいところを半分ずつ得られた毎日は最強でした(笑)

東京は刺激が多くてワクワクできるポイントがたくさんあって本当に楽しいんだけど、私はずっと東京にいると刺激過多で疲れちゃう。

そんな時に長野に帰って綺麗な空気を吸いながら、美しい山々を眺めると、一瞬で心の元気が回復する(笑)

逆に多分ずーっと長野ってのはそれはそれで刺激が足りなくて退屈になる気がしてたから、本当にちょうどよくいいとこ取りできてたなぁと思います。

友達とパーっと行きたい時とか、自分の刺激欲を満たしたい時は東京に出て、自分の時間を確保したい時とか、心が疲れた時は長野に戻る。

この生活バランスが本当に絶妙でした。

特に自分は外に見せる自分と、内面の自分のギャップが激しいから、東京にいると外に見せるアクティブモードがオンになることが多くて、知らず知らずにすごく疲れちゃいがちだったから、長野に行って環境を変えることで、強制的にモードをにオフにできるという仕組みがとれたのは最強に良かった^_^

長野と東京の距離的にも、二拠点生活にはちょうど良くて、本当に最低限のストレスで、最高のメリットを享受できてきたと感じています。

5.面白い生活をしている自分というアイデンティティが得られた

なんやねんそれ、って思われるかもしれませんが、これ実は自分の自己肯定感に結構デカい影響及ぼしてました(笑)

社会人になってから、自分の自己紹介がめっちゃつまらなくなったんですよ。

おもろい趣味とか特技があるわけでもないし、学生時代の話をいつまでもしてるのも微妙だし、仕事の話くらいしかすることないみたいな。

え、今の私のアイデンティティって仕事くらいしかないの?!?!?!って事実に直面して、自分がつまらない人間に思えて仕方なかったんです(笑)

本当はもっと面白い人間なのに!!!ってねwwwww

でも、二拠点生活をするようになってから、「20代前半で二拠点生活してるヤツ」って属性がついたんですよね。

その事実をつかみで話せると、「なんかこの人面白そう」って思ってもらいやすいというか、少なくともただ仕事の話するよりよっぽど個人的に興味を持ってもらいやすくなったんですよ(笑)

これは本当大事な副産物でしたね。

30秒とかの自己紹介で「なんかこの人面白そう」って思わせるには、恰好のネタだったし、それによって自己肯定感も上がっていいとこづくしでした^_^笑


というわけで、二拠点生活の振り返りを書いてみましたが、改めてめっちゃくちゃ充実した2年間だったなぁ〜と心から思います。

本当に精神的にめちゃくちゃ成長できたし、メンタルも安定するようにもなって、抜群に生きやすくなった(笑)

東京に実家があるというのを生かして、これからもいろんなところにちょっとずつ拠点を置いて、フラフラ生きてみたいな〜という野望があります^_^

二拠点生活とかが実現しやすくなったのは間違いなくコロナのおかげなので、その恩恵は最大限享受していきたいです引き続き(^_−)−☆

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