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建築の民主化

壮大なテーマを持ってきてしまいました。

簡単に言うと、衣食住のなかで、住環境=建築がまだまだ専門家のもので、個人の手に降りてきていないという問題意識をずっと持っています。

住む環境は用意されているものの中で、選ぶものというイメージが強くあります。

服は毎日着替えて、ご飯は1日3食食べますが、住環境を何度も引っ越す経験はなかなかできません。

また、自分でつくるといっても専門性が高く、コストも高いので、失敗しにくく、DIY一つやるにしてもまあまあハードルが高いです。

この課題に対して、個人と組織で別なアプローチで挑もうと思っています。

個人としては、波と風の屋号で引き続き、建築のプロセスに民衆を巻き込んでいきます。

建築のプロは、建てるプロですが、その場で何が起きてほしいかについて知っているプロではありません。

その場で何が起きてほしいかについてのプロは、そのプロジェクトのステークホルダー、つまり民衆です。

民衆の中にあるビジョンを引き出し、主体性を持ってプロジェクトに参加できるようなプロセスデザインを提供していきたいです。


組織としては、VUILDというデジタルファブリケーション×建築の会社に所属して、実際に創る方法を提供していきます。

全国に設置したShopBotというCNCルーター(木を削る機械)と地域の木材とデザインデータをアレンジすることで、個人でも家具や建築を創れる時代がきています。

「すべての人を設計者にする」というヴィジョンを掲げるVUILDとは建築の民主化というテーマで個人のヴィジョンと重なり合う部分があり、さらに、一人では実現できない世界観なので、ここは一員として全力でコミットしていきます。

VUILDについて詳しくはこちらから。

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