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コロナ夏の陣~GoToキャンペーン開始

コロナ政策夏の陣と銘打っていきなり”GoToキャンペーン”というのはいささか抵抗がある。本当は家賃支援給付金を先に書きたかった。が、諸事情により、GoToキャンペーンについてまとめたので、こちらを先にアップすることにする。

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|東京感染者連日過去最高人数

東京の感染者数が連日最多数という報道が繰り返し行われている。

 茨城県に住んでいる両親から「しばらく帰ってくるな」と言われた。4月に続き、今年2回目のお言葉だ。しかも、今年一度も帰ってないし、帰る予定もないのに…。ただし、「茨城空港に帰ってくるならいいよ」という、ツンデレ具合も可愛く思う老夫婦ぶりwww

 今回の感染者爆発ぶりは、PCR検査の数が4月に比べて、3倍以上に増えていることから、感染者数としては、一日あたりで最高人数が連発していることになる。当然だが、分母(検査数)が増えれば、分子(感染者数)が増えるのは統計上仕方がないことだ。

 とは、言っても夏の時期になっても感染者が減らないというのは、コロナウイルス恐るべしというところだが、一つ頭に入れておかなければならないことがある。

地方自治体の貯金が減っている

と、いうことだ。
全国の地方自治体の貯蓄(にあたる財政調整基金)が激減しているのだ。
 各自治体が、春に行った支援金や医療体制への強化に充てたお金が、予算の半分以上使用したのだ。全国47都道府県で総額で6割近くのお金を捻出したことにより、第2波が到来した際には、同じだけの補助金がだせないらしい。 東京都に関しては約91%の取り崩しを行っている。

 だからどうのこうのと、いっても仕方がないことだが、いくら国や都道府県とはいえ、お金が湯水のごとく湧いてくるわけではない。

コロナ第2波は確実に起こる。

 確実に起こるが、現時点では春と同じ予算は出てこないことを念頭に入れなければならない。世界の科学者によるワクチンが出てこない限り…

だから、簡単には非常事態宣言も出せないし、これ以上経済の停滞を引き起こしてはならないのだ。命とお金どちらが大切なのかというのも今、言っても始まらない。命あっての人生であるが、お金あっての経済でもあるのだ。

つまり、比べてはいけない問題なのだ。

感染防衛は行い、お金を稼ぎ使うことが答えなのだろうが、そんな綺麗ごとは世界中の人が承知しているので、これ以上言わない。

ただ、

一日も早く、東京に行きたい。東京に行って、お買い物をして、おいしい食事をして、おいしいお酒を飲みたい。

そんなことを日々願っている。

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|GoToキャンペーン開始

そんなタイミングで、スタートするのが、”GoToキャンペーン”だ。

今、必要なのかどうかは世の評論家に任せるとして、7月22日よりスタートする同制度については、

【目的】観光業の業績改善のための政策
【予算規模】約1兆7000億円
【委託料】約3000億円
【期間】令和2年7月22日~予算満額まで
【対象者】期間中に、旅行に行った人
【内容】
・旅行代金宿泊料が1/2になる
※宿泊料1/2の70%。地域クーポン券が宿泊料1/2の30%
※上限20,000円/一人一泊
→一人一泊なので家族4人で2泊すると、最大160,000円割引となる

というのが、概要です。
まずは政策の目的はあくまでも観光業に対すること。決して、個人にむけての政策ではないことを目的にしているのです。

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ネット上でも炎上している「こんな時期に旅行なんか行けるか!」「そんな暇があったら給付金だせ!」「旅行にいけるのは富裕層だけだ!」という批判をしている方々には申し訳ないが、論点がずれているので、私は参加しない。が、言ってることはわからなくはない。

予算規模は約1億7000億円。委託料は約3000億円。
ツッコミを入れてみたいのが、委託料。持続化給付金あたりから、民間業者による業務委託料が明るみに出てきているが、今回の委託料は予算の18%の計上となっている。おいおい。3000億って…そんなに高額な委託料が必要なら、観光業へ直接支援金出した方が、簡単なんじゃねぇの?と声出して言いたくなる。言ったけど。
 ここで批判をしたら、キリがないので、逆の発想で考えてみると、それだけの委託料がつぎ込まれるのだから、手続きはスムーズにいくのだろうということだ。

業者が手続きをする。

今回の政策は、個人での申請はない。(さすが高委託料の賜物)
予算を利用するのは、あくまでも仲介業者であり、観光業者なのだ。つまり今回の政策で約2兆8千億円が観光業界に流れる計算になる。これは観光業にとってはかなり大きな政策となるのです。(火に油であるが、このままいけば衰退は必至)

よって、個人として行うことは、

・旅行の計画を立てる
・仲介業者を選んで(旅行代理店やオンライン仲介業者)予約をする
・お金を払う
・旅行に行く
・旅行先でお買い物する(地域共通クーポン加盟店)

といった、いつもと変わらない段取りで参加できる。

イメージは添付の画像の通り

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|害なく百利の政策

個人的にはこの政策は得しかない

と、思う。是非とも利用したいところである。
ちなみに、出張目的や、7月22日以前の予約でも適用されるようだ。
そして一番の目玉は、何度でも利用できるという事だ。

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政策期間は、予算が無くなるまでと言われている。言われているというのははっきりしていないからだ。だが、以前東日本大震災の際に、23億円という予算で同等の政策が発表されたときは、1カ月ちょっとで予算が無くなり、その時点で終了したことから、今回もそういう話になりそうな感じがするのだ。確かに、期間を設けるにはやや難しいのかもしれない。

 大切なことなので、2度言うが、「この政策は観光業活性の為の政策」である。よって、利用したくなければしなくても良いのだ。それでも、利用できる人は、するべきであって、最も愚なのは、制度を知らなくて無駄に多いお金を支払って旅行に行くことだと思う。
 浮いたお金はまた、別のことに使用し、あらゆる業種の経済活性に使うべきなのです。

是非とも利用して、1円でも多く観光業へ落としてください。

ちなみに国外旅行対象なので、海外旅行へ行かれる方は、すべて自腹になりますので要注意です。

今回のGoToキャンペーンの記事は、詳細としては書いていないが、次回にでも詳細を書きたいと思う。7月22日までには。

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