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編集長が選ぶ!22-23プレミアリーグ前半戦ベストイレブン

 カタールワールドカップが遂に開幕した。我が母国セネガルはアダマヒャクトラオレとサディオマネのダブルエースの欠場が決定し、雲行きがかなり怪しい。一方のイングランドは開幕戦イランに6-2で快勝し、快調な滑り出しを見せた。約1カ月に渡りカタールで開催される今回のワールドカップだが、シーズン中に開催される事がかなり珍しい。ワールドカップに数々の選手を送り込むプレミアリーグはもちろん中断し、早くも年末の再開が待たれる状態だ。今回はそのプレミアリーグの中断までの前半戦を振り返り、編集長の独断と偏見から前半戦ベストイレブンを選んで行こうと思う。

【前半戦総括】
 まずは15節までを終えたリーグテーブルを見てみよう。

15節まで終えたプレミアリーグの順位表

いやー、一強リーグとはほんとにつまらない、アーセナルさん、強すぎですよ。14試合を消化して、12勝1分1敗と過去最高の滑り出しを見せたアルテタアーセナル、2位のマンチェスター・Cとは既に5ポイント差で、首位のままボクシングデー(クリスマス)を迎えることが確定している。ここ数年首位でボクシングデーを迎えたチームがほぼ必ず最終的に優勝しており、W杯の中断期間があるとはえい、アーセナルがこのまま首位で突っ走る可能性は充分考えられる。グーナーである編集長がベストイレブンを選ぶとすると全員アーセナルの選手となってしまうので、公平な目線から、プレミアリーグ前半戦のベストイレブンを以下選択してみた。

GK:エデルソン(マンチェスター・C)

DF:キーラン・トリッピアー(ニューカッスル)
DF:ウィリアム・サリバ(アーセナル)
DF:ハリー・マグワイア(マンチェスター・U)

MF:グラニト・ジャカ(アーセナル)
MF:ブルーノ・ギマランイス(ニューカッスル)
MF:モイセス・カイセド(ブライトン)
MF:ケビン・デブライネ(マンチェスター・C)
MF:レアンドロ・トロサール(ブライトン)

FW:イバン・トニー(ブレントフォード)
FW:アーリング・ハーランド(マンチェスター・C)

監督:ミケル・アルテタ(アーセナル)

 GKはマンチェスター・Cのエデルソンを選ぶ。ラムズデールやアリソン等、MVP級のゴールキーパーはたくさんいるが、やはりエデルソンだろう。セービングはもちろんのこと足元の技術もトップクラスで、マンチェスター・Cの攻撃はエデルソンの後ろからのビルドアップがあってこそだ。先日のハーランドへの一撃必殺のロングパスも圧巻で、長短のパスでマンチェスター・Cの攻撃陣を後ろから操る影の司令塔だろう。今回は惜しくもベストイレブンから外したが、ニューカッスルの躍進を支えるニック・ポープの活躍も評価したい。

サリーバ

DF部門は、ニューカッスルの躍進を支えるキーラン・トリッピアー、カンセロールが今季も健在なマンチェスター・Cのジョアン・カンセロ、アーセナルのウィリアム・サリバをピックアップした。特にサリバは193cmのサイズがありながらスピードにも長けており、裏に抜けたあのアダマ・トラオレに並走してボールを奪い取ったシーンは、プレミアファンの脳裏に焼き付いているだろ。高さ、強さ、ポジショニングの従来のCBにスピードを加えた最強のハイブリッドCB、いずれファン・ダイクをも超える存在になれると期待している。DFではその他にもクリスタルパレスのヨアキム・アンデルセンの活躍も目立った。W杯にもデンマーク代表として出場する為、アンデルセンの華麗なロングフィードにもぜひ注目してみて欲しい。

トロサーモン

次にMF。ケビン・デブライネについてはもはや説明不要だろう。他には豊富な運動量でピッチをカバーし、ニューカッスルとブライトンの躍進をそれぞれ支える、ブルーノ・ギマランイス、モイセス・カイセドのここまでの活躍も素晴らしい。昨季僅か450万ポンドでエクアドルよりやってきた21歳の若き司令塔は、トッテナムへ移籍したイブ・ビスマの穴を見事に埋めるだけでなく、既にそれ以上の活躍を見せている。既にビッグクラブへの引き抜きの噂も出ており、今後の更なる活躍にも期待が掛かる。同じくブライトンのレアンドロ・トロサールも活躍が素晴らしく、今冬のステップアップが囁かれる。その他にもMFからは首位アーセナルのグラニト・ジャカを推したい。今季のアーセナルのここまでのMVPを聞くとトーマス・パーティーやガブリエル・ジェズスを推す声が多いが、今季のアーセナルはジャカなくしては間違いなく成り立たない。ジンチェンコの偽SBの影響もあり全線へ飛び出す機会が昨季に比べて間違いなく増え、ここまで3ゴールを決め、昨季の数字を既に上回っている。アーセナルの攻撃に厚みが出たのは間違いなくこのジャカの影響が大きい。ピッチ外でもジャカの存在はチームに欠かせなく、キャプテンこそウーデゴールではあるものの、アーセナルの真のリーダーは間違いなくジャカだ。かつては若きの至りでファンと衝突しキャプテンを剥奪されたり、ピッチ内での大人気ない行動で退場したりと、自分本位な行動が目立っていたが、今ではチームのリーダーとしての振る舞うようになっている。他にもMFではマンチェスター・Uで復活を遂げたクリスティアン・エリクセン 、ニューカッスルのミゲル・アルミロン、レスターのジェームズ・マディソンも活躍が素晴らしいが、今回は選外とした。 

トニーおじさん

最後にFWは、怪物アーリング・ハーランド、惜しくもイングランド代表入りを逃したブレントフォードのイバン・トニーを選出した。ポストプレーの強さや確かな足元の技術、前線からの守備も怠らず、更にはPKも上手く、W杯メンバーになぜ選出されないのかは甚だ疑問ではあるが、ここは名将サウスゲートの選択を尊重しよう。他にもFWではアーセナルのガブリエル・マルティネッリ、リバプールのロベルト・フィルミーノ、フラムのアレクサンダル・ミトロヴィッチの活躍も素晴らしかった。ハーランド、トニー、フィルミーノがW杯で見られないのが非常に残念でならない。 

以上、プレミアリーグのここまでのベストイレブンを紹介してきたが、いかがだっただろうか。ここには上がっていない選手で、あの選手は良かった!等あればぜひコメント欄に残して頂きたい。それでは最後に大きな声で、ハーリーマグワイア !!!!

文/編集長

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