立体的なタイム感

タイム感の善し悪しは、
歴は然程関係ないように思う。

必要最低限の努力も含め、
生まれ持った手拍子の感覚と、
相手の音に対する気遣いが必要不可欠だ。

哀しいかな、
タイム感が合っていない演奏は、音が平面的に構築される為に、目立って大きく聞こえてしまうものだ。そういったバンドは、ほとんどの場合、ボーカルの歌が聞こえない。意図的にやっているのであれば問題ないが、そんな変な話はない。

タイム感の合った演奏は、音が立体的に構築される為に、各パートの逃げ場や遊びスペースが確保される。囁き声のような小さな音で表現したとしても、空間に奥行が存在するから、ひとつの塊にして鳴らすことができる。

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