tomonara_shin

ジャンルを問わず、考えたこと・学んだことを発信。

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最近の記事

ジャックモノー 偶然と必然

同じページを3度読んでも、途中から何が言いたいのか分からなくなる。 悔しい。 楽しみたいのに、最悪なことにイライラする。

    • 森のムラブリ

      舞台はタイとラオス。 ムラブリという少数民族の生活を追うドキュメンタリー。 遠い場所で、全く違う文化を生きてきているのに、多くの共通点があった。 再現映像や専門家の解説、本など、こういったテーマのものには触れてきたが、映画一本でもっと深い世界を感じることができた。 僕たちからしたら過酷な環境で生活しているように感じられるが、肌はとても艶やかで、自然に鍛えられた筋肉がとても美しかった。 笑顔というコミュニケーションは、言葉や文化を置き去りにしてくれた。 今、こうやってデ

      • 福岡伸一とサカナクションと三木成夫とゲーテ

        「生物と無生物のあいだ」や「世界は分けても分からない」など、 生物学から世界の在り方を提示してくれる福岡伸一先生。 多くの方がご存知かと思います。 福岡先生の言葉を紹介し始めると、 信じられない文字数になるので、 本のタイトルにもなっている 「動的平衡」という言葉に絞って、 紹介したいと思う。 「生命とは何か?」という問いに、 生物学者だけでなく、多くの人々が魅了され、 そして自分なりの見解を発表してきている。 そもそも、この問いにどのように答えるのかで、 その人のバックボ

        • 無限 五次元なんて…

          多世界解釈や永遠主義につい考えを巡らせる。 多世界解釈:複数の世界が同時並行的に時間を刻んでいる。 永遠主義:空間だけではなく、時間という「場所」のようなものがあり、過去も未来も現在も全て同時に存在している。 僕がまず受け入れ難いのは、 その可能性が無限にありすぎること。 そんな無限の可能性が存在できる場所って、 存在するのだろうか。 このような無限とも言える情報を収める、 そんな箱のようなものはあるのだろうか。 こんなことを考えると、 自分の語彙力の乏しさに嫌気がさす。

        ジャックモノー 偶然と必然

          memento mori

          お盆が終わります。 生物の死はいつなのか、 昔から考えている。 生物学的な話は抜きにして、 僕にとっての死は、 僕がその人の存在を知らなくなった時、 その人の死は、 こっち側の人たちが誰もその人を、 知らなくなった時。 そんなこと考えているのか、 僕には分からないが、 この前、おとんが、 お前や孫たちの記憶にもっと残りたいと、 言い始めた。 普段、酒とタバコばかりの父親も、 もっと生きたいんだなぁと思うと、 妙に感心して、 笑ってしまった。 あちらに行く時に、 記憶だ

          客観レンズ

          フッサールやメルロ=ポンティを、 齧り読みしていると、 主観から抜け出せない悔しさを感じる。 でも、主観→客観であれば、 少しだけその呪縛から抜け出せた気がする。 豚の水晶体を取り出して、 その水晶体から世界を観ると、 見えているものは一緒でも、 少しだけ世界を越えた気持ちになれた。 誰かが見ている世界は、 誰かが感じている感情は、 誰かが生きている生は、 体験できないけれど、 その違いに心を馳せられる、 そんな風でいたい。

          五次元ステップ 再び xiexie

          お気に入りのライブハウスに xiexieが再び。 ワードセンス、素敵です。 もちろん、演奏も。 ギターの大和さんの音は夢の中のよう。 表現者の衝動が一番現れているのは、 デビュー間もない時である気がして、 そんな音楽が一番響いてくる。 多くのアーティストの初期作品が大好きだ。 バンドはそれで1つの生き物である。 バンドも動的平衡は続いている。 だから、常に自分の感性を刺激してくれる存在ではない。 今この瞬間に好きであれば、 迷わずライブで同じ音を共有するべきというのが僕

          五次元ステップ 再び xiexie

          Fishmans

          忘れられてはいけない 大切なアーティスト。 彼らの音楽を言葉で表すと 壊してしまいそう。 僕には言葉にできないけれど、 このYoutubeが消えないうちに。 あー絶対観てほしい。 森元斎さんが「ただ生きるアナキズム」の中で Fishmansに触れていました。 まだ読まれていない方は、是非。 きんちゃん、 佐藤さんに声似てきたなぁ。

          鮎掴み

          フェアじゃないなって。 自然じゃないなって。 大きな笑い声と、 無邪気な笑顔を見るたびに、 僕は心が痛くなる。 子どもの頃、 宇宙人のような生命体に掴まれて、 鋭利な刃物の前でワクワクしている宇宙人を想像して、 恐怖を覚えた。 人間は、成長とともに感性を鈍らせていく。 「エミール」の中で、ルソーはまず感官を鍛えるべきだと言っていた。 そんなことしたら、生きていけないよ。

          アンパンマンの奥深さ

          昔観たアンパンマンの話を最近思い出した。 多分、偶然ではない。 アンパンマンと仲間たちがシャボン玉で遊んでいた。 シャボン玉が飛んできたバイキンマンは大慌て。 そりゃそうだよね。 怒ったバイキンマンは復讐を仕掛ける。 復讐によってシャボン玉を楽しめなくなったアンパンマンたち。 バイキンマンを懲らしめる。 この物語が成立するのは、 1.視聴者にとっての敵が明確であるように設定されていること。 2.敵の主観に立たないように、敵以外が平和主義であることを印象付ける。 アンパ

          アンパンマンの奥深さ

          天才的心地悪さ

          John Erik Kaada ノルウェーのアーティスト。 彼が2006年に出した、 「Music for Moviebikers」 というアルバムがとても好きである。 好きになったきっかけは、 smigerという曲と出会ったこと。 童心に戻してくれるというか、 懐かしさを感じる。 だからこそ、 このMVを観た時、 なんとも言えない気持ちになった。 「心地悪い」 というか、正直に言うと、 「気持ち悪い」。 でも、「気持ち悪い」が「気持ち良い」。 「心地悪い」は「心地悪い」

          天才的心地悪さ

          古本というSNS

          本が好きである。 本の魅力は、読むことだけではない。 眺めることも魅力の1つ。 そして、著者と対話できることも魅力の1つ。 さらにいうと、それを読んだ他の人と対話できることも、 また魅力。 古本屋さんで本を買うと、 前の持ち主の人生が詰まっていたりする。 たまに、栞代わりによく分からない紙切れが入っていたりもする。 これは、たまらない。 持ち主がどういった人だったかも、 これは、片山さんが読んでいたのかな? 片山で良いのかな? 自分の本に印鑑を押すなんて、 事情があった

          古本というSNS

          カメラの錯覚

          NHKで放送されていた「現実(リアル)はこうして作られる」。 ヨーロッパの制作会社の番組だった気がします。 番組で紹介されていた「チェッカーシャドー錯視」 AとBで色が違って見えるのは、画像右側にある円柱の影がBにかかっているから。 AとBだけの画像にすると、同じ色に見える。 チェッカーシャドー錯視自体は有名なので、 これ自体は疑っていないのだけれど、 ここは主観を捨てて客観性を持って検証してみる。 irodoriというアプリでRGBを調べてみた。 秀逸な番組タイトル

          カメラの錯覚

          世界観

          椅子。 デジタル大辞泉によると、 椅子の定義は、 「腰掛けて座るための家具」 だそうです。 世界観を統一していくことは、 あるレベルでは生物の生存競争において必要なことである。 あるレベルでは。 定義がシンプルであるからこそ、 そのものの本質が1つ奪われた瞬間に、 それはそれでなくなるようです。 これを捨てずに置き続けている方の世界観に、 僕はとても魅力を感じる。

          映画「リッチランド」

          明日は、84年前にB29エノラゲイからウラン型原子爆弾「リトル・ボーイ」が広島に投下された日。 その3日後にはB29ボックスカーからプルトニウム型原子爆弾「ファットマン」が長崎に投下された日。 毎年、余裕なく過ごしているせいで、気づけば、6月23日沖縄慰霊の日と原爆投下の日、そして終戦記念日を迎えている。 今年は、そういったことがないように、少し意識して生活ができている。 先週の土曜日から、僕の好きな映画館で「リッチランド」というアメリカのドキュメンタリー映画が上映されて

          映画「リッチランド」

          五次元ステップ

          AM2:00 僕には許せなかった。 直観的でも、直感的でも、なかったはずだけど、感情的になっていたような気がする。 だから、目が覚めた時、強く怒りを感じた。 AM3:00 パートナーから言葉をかけられた。 その言葉に深く納得して、自分の視野の狭さを深く反省した。 AM3:23 捜索願いを出さないと。 なるほど、これが五次元ステップ。 ほだされないように生きていかねば。

          五次元ステップ