あ「灯り」

秋の陽は、つるべ落とし。日が暮れるのが早くなって、灯りの点いていない真っ暗な家に帰るのが寂しい季節になりました。

灯りには暗闇を見やすくする以上の効果があることに改めて気付かされたのは東日本大震災の時でした。節電が呼びかけられ、街のネオンが消えました。また、計画停電も行われて停電している真っ暗なエリアと電気が点いているエリアの明るさの違いに目を見張りました。灯りが点いているだけで心強く感じるとともに、電気の有り難みを痛感しました。

そして、また新型コロナの流行で自粛が呼びかけられ、夜の街から灯りが消えました。あの時と同じような重苦しい雰囲気が、今度は首都圏や東日本だけでなく、全国へと広がりました。早い時間から薄暗くなってしまう街に、この先の日本は、どうなるかと不安になりました。みんなの努力で感染者が減少して、少しずつ街に灯りが戻り始めています。

この先も灯りが途絶えることがないように、地球に優しいエネルギーについても考えていきたいです。

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