あ「小豆」

今の朝ドラ「カムカムエヴリバディ」の舞台の一つに和菓子屋が出てきます。おはぎや大福など美味しそうな和菓子を見ると、朝ごはんを食べたばかりでもお腹が空いてきてしまいます。

幼い頃に祖母と暮らしていたせいか、私は子どもの頃からあんこが好きでした。年を重ねるにつれて、ますますケーキやクッキーよりもおはぎやどら焼きの方を選ぶようになりました。

毎年、鏡開きの時にはお汁粉を作ります。缶詰めのゆであずきに甘すぎないように気をつけながら少しずつお砂糖を足していくのですが、なかなか上手くできません。あんこの味わいは繊細なんだといつも気付かされます。

ドラマでも小豆を炊く際の微妙な塩梅が「小豆の声を聞く」という表現で描かれています。和菓子を口にする時には、職人さんの小豆への愛と匠の技に思いを馳せて、ゆっくりと味わいたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?