幸せと眠り
いつからか、5月は眠れなくなる月になってしまった。
いつからこうなったのかもう忘れてしまったが四年前くらいにはもうこんな感じだったように思う。
私は花粉症を持っていて、特に稲系の草がダメなのでこの時期は鼻も目も喉もかゆい。だからこうして5月に眠れなくなるのは花粉のせいだとと思っているが、本当のところはよくわからない。ただ必ずこの時期に眠くなるので心的な理由ではなく外の環境面からの影響でこうなっているのだろうと思う。
不眠で調べるとストレスや心的原因が真っ先に出てきてつい不安を煽られるが、むしろ感じてるのは不眠で調子が狂うストレスだ。
調べてみると春は気圧や気温の変化が多いため自律神経のバランスが乱れやすい。故に眠れなくなってしまう人も多いようだ。
更にこの自粛の影響で眠れなくなってしまった人も多いらしい。
これだけ突然生活環境が変われば当然だと思う。
眠れないと1日がぼんやりとしてしまい身体もだるい。
そんな日は何もできずに1日が終わってしまったようで、もったいないと物悲しく思う。
色々と睡眠について調べてみる。
メラトニン、セロトニン、トリプトファン。
自然な眠りを促すメラトニンを作るために、トリプトファンが必要になる。トリプトファンがセロトニンになり、セロトニンがメラトニンになる。
呪文のようだけど調べるのはなかなか楽しい。
セロトニンは幸せホルモンとも言われているので、幸せが良い睡眠を作るのかぁとなんだか納得してしまった。
トリプトファンは豆腐・納豆・味噌・醤油など大豆製品、チーズ・牛乳・ヨーグルトなど乳製品、米などの穀類、ごま・ピーナッツ・卵・バナナなどから摂取できるらしい。ただバランスの良い食事、主食・主菜・副菜が揃うような食事でトリプトファンは十分摂取できるそうなので、何かを沢山食べる必要はない。
朝の味噌汁が良いとのことなので意識して続けている。
満足に眠れない日が続くが、この自粛中の家での生活は、運動不足の点を除いて、正直とても健康的に感じている。だいたい毎日同じ時間にご飯を食べ(自粛前は仕事も稽古も決まった時間のサイクルがないからどうしても毎日違うリズムになっていた)布団に入る時間もだいたい同じ。時間に追われることなく、勉強できた、身体の気づきがあった、本が読めた、映画を観れた、、など今日やれたことがよく見えてきて、充実感を感じている。
それでも眠れない。幸せと眠りの関係はそんなシンプルではない。
そもそも幸せがシンプルではない。
多分季節が変われば治るので、悩まないようにする。