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VENUS展終えて

7月3日グループ展VENUS2020でのダンスパフォーマンスを終えました。

完全予約制少人数の開催だったが、人が集まる場はやはり他には変えられないものがあった。
久々の人前での踊りは良い感触を得られたので、この自粛期間で過ごした長い時間は決して悪いことばかりではなかったなぁと振り返っている。

今回の会場だったGalleryShimizuは、壁の一画が一面ガラス張りで、外がよく見える空間になっている。ドアは閉めず、会場の中と外とを出入りしながらパフォーマンスを行った。開け放たれたドアはそのまま外と繋がっていて、外から音や空気が流れてくる。会場の空間と外の生活とにボーダーがないのがとても良かった。ドアを出て、歩道の柵を越え、どこまで行っても踊りが踊っている感覚が途切れずに続いた。

以前素晴らしい即興イベントに立ち会えた時も、ものすごいことが起きている場に日常から地続きで迷い込めた感じがとても嬉しかった。

街の飲食店も多くの店がドアを開けて営業している。多分一生入ることのなかったであろう店内が突然とても近いものになる。すると、意外とひょいと入れそうだと思う。そこにいるお客や店員や人のドラマまで見えてくるようだ。

それと、数日前から京都大学のオンライン公開講義を受けている。受講といっても登録や支払いはなく、YouTubeの無料配信で誰でも受けることができるものだ。京都大学の教授たちの講義がこんな簡単に聴けるなんて、ものすごい時代になったと驚いている。京大の教授の講義を受けることなんて一生ないと思っていたのに、そこにあるボーダーはYouTubeを開くだけで越えられた。

社会的距離を気にしなければいけない一方で、人と人とが繋がる機会が非常に増えていると、オンライン講義で教授は言っていた。

本当にその通りだと思う。
機会は増え、そのハードルは低い。

オンラインの中だけではなく、社会的距離を気にしながらでも人と人とが繋がる機会は増えていける予感がしている。
たとえ人混みに身まがえてしまっても、店の扉が開いているような寛容さが、わたしたちの中に生まれてきているのかもしれない。ドアを開けていて良い風潮は、かなり良いチャンスだと思う。

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