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24th romance: クレイジー・リッチ!

2020.08.28 クレイジー・リッチ鑑賞。

とにかくゴージャスでキラキラした映画でした。そしてシンガポールにいきたくなりました。

主人公は華僑で中国系アメリカ人のレイチェル。頭がよくきれいでまさに才色兼備なかんじ。ニューヨーク大で最年少で経済学の教授をしています。

そんなレイチェルの彼氏はシンガポール出身のニック。イケメンでやさしく、レイチェルにも一途でまさに最高の彼氏です。

レイチェルはニックに友人の結婚式にでるために一緒にシンガポールについていくことになります。
それまでニックの家のことについて聞いたことがなかったレイチェルは、シンガポールに向かうときから徐々に明らかになるその実態に驚きます。

ニックはシンガポールの大富豪の御曹司で、クレイジーすぎるくらいのお金持ちだったのです。

普通ならやったー、ラッキー、イケメンでわたしのことを愛してくれて、仕舞いにはお金持ちとか最高!となりそうですが(さすがにポジティブすぎかな笑)、そうラブコメの世界ではうまくいくわけもなく、そのニックの家族と出自が二人の関係の障害に。。

噂大好きな華僑社会の面々、嫌がらせしてくる彼の幼馴染の元カノ(この嫌がらせがほんとにホラーだった、今思い返してもぞっとする)、身分不相応だと言わんばかりに嫌味な感じの親戚、そして彼の母親に至ってははなから認めるつもりはないと敵対心むき出し。

こんな中で多くの人だったら心が折れ、アメリカに逃げ帰るはずだけど、レイチェルは本当に強く気高い女性で立ち向かっていきます。
彼の親友の結婚式でみんなを圧倒するすてきなドレスを着こなし、一目置かれている列席者に知的な会話でさらに圧倒。自分のよさを活かした対応で、みんなをギャフンと言わせます。

そんなレイチェルを窮地に追い込むのが、彼の祖母。義母の1枚も2枚も上手で本当のラスボス。
それを受け、レイチェルは本当に愛するニックのためにどうすべきか考え、決断します。
そしてそれを麻雀を通じて、義母に伝えます。

一方、少し頼りないニックもその想いや行動を知らずに、覚悟を決めていました。ニックがその想いをレイチェルに伝えるシーンは、なんだか飾らないニックらしさ、そして思いやりがあふれるシーンで見ているだけでハッピーになりました。

この映画はアジア系がすべての演者主役脇役を担い、今までのハリウッド映画にはない社会が舞台の中でのラブコメとして大成功した作品です。

マイノリティの人種、社会が主役で、こんなゴージャスですてきな作品が作られ、社会にも受け止められる。そんな側面でも意義がある作品で、後世に確実に残る作品だと思います。

本当にすてきなレイチェルに、お似合いのやさしくかっこいいニック。ふたりならどんな困難も乗り越えられそう、そんな絆や愛を感じました。
ラストシーンは何度も見たくなるハートウォーミングな映画でした。

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