ひつじ草食み、雲は流れて、私たちはこれから何処で【モロッコ・フェズ→メルズーガ】
ぷかり浮かぶ、雲の下。ひつじは草食み、青は流れる。
刻む時は、きっと決して同じでない。朝は日が昇ると同時に起きて、ピンクに染まる空を見ながら歯磨きして、夕暮れをぼんやり見たら、空に星が浮かぶを待つ。
何時、何分、バスや電車を待つでなく、「バスが来たら乗る」を待てたら、どれだけ私たちは怒ることをやめるだろう?
青く、蒼く、碧い、街へ。車に乗って、窓の外くるりくらり、変わる景色を見つめていたら。
どうして、ひとは、あんなに集まって、密集して、暮らしてしまっているのだろう?と。
ひつじ草食み、牛は渡る。遊牧民は、居を移しながら暮らしてゆき。
雲は、流れる。時も、流れる。空は、遠くて、同じ青の下私たちは同じ時代を生きている。
どこで、誰のもとで産まれるかは私たちは選べないかもしれないけれど。大人になって、自分を少しだけでも知って、そしてどこでどうやって生きたいのかを。選ぶことはできるのだから。あなた次第で。
モロッコは広くて、街変わるごとにまったく異なる表情を魅せる。世界は、こんなにも。
砂漠でラクダ、満月昇り沈む場所へ。砂、さらさら。指すり抜けるその音は、果たして今まで、聞いたことのないそれ、だろうか。
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