Day26. 【Baby in Car はファッションじゃないはずなのに。】
26日目のお題は「今日1日にあったモヤっとしたこと」です。
なかなか説明が難しいのですが…。
「ベイビー・イン・カー」という車のステッカーにまつわる漫画を読んでモヤっとしました。
(他にも、「赤ちゃんが乗ってます」とか書いてるステッカーもありますね。)
漫画の主人公はとある会社で働く独身女性。
ギリギリの人員で現場を回していますが、職場には子持ちの女性職員が多く、「子どもが熱を出したから」等の理由で仕事を抜ける彼女らの残り仕事を押し付けられています。
有給を取りたくても、男性上司は子持ち職員の味方。「子どもの用事とか、真っ当な理由がないと繁忙期に休まれるのは困る」なんて言ってきて、主人公のモヤモヤは募る一方。
ある日、主人公は車を運転しながら、「ベイビー・イン・カー」というステッカーを貼った車に対して、やけにイラついてる自分に気づきます。
「赤ちゃんが乗ってるからって、私にどうしろっていうのよ!? 道を譲れってこと!?」
…と、何とも不穏な感じのお話なのですが、最後には「何となく」の着地を見せます。
何やかやとトラブルがあって、上司は現場スタッフの大変さを実感。現場の人員増加を本社に掛け合おうと決めます。主人公は主人公で、子持ち職員から謝罪を受けます。
そして、「問題はステッカーではなく、女性が分断させられている状況だ」的な結論に。
うーーーーん。。
うーーーーーーーん。。。。
すごく言いたいことは分かるし、大切な視点ではあるのですが、1点だけ言わせてほしい。
あのステッカーは、幸せアピールするものではなく、ましてや「道を譲れ」アピールするものでもない。
事故が起こった時、赤ちゃんが車内に取り残されるのを防ぐために生まれたものなんです。
(チャイルドシートに正しく乗っていれば問題ないのでしょうが、あのステッカーが出来た頃は今よりもルールがしっかりしてなかったでしょうし…)
その点を、漫画では少しでも良いから描いてほしかったなぁ、と。。(漫画全体で伝えたい主旨からは外れるにしても。)
ちなみに作中では、「知り合いがくれたから付けてるだけ」という子持ち女性の発言があるのみでした。実際には、そういう人も多いのかもしれません。
漫画へのモヤっととは違うのですが、もう一つモヤっとしたことを。
マタニティマークしかりですが、切実な目的を持ったモノが、デザイン性を帯びるに従ってファッション化していって、
そして、そこに歪んだメッセージを見出した人たちが、大なり小なり反感を抱くことが多いように思います。
なんて「一方的な」「逆コミュニケーション」なんだ…!
もうちょっと「ほどよく」他人に無関心になれば解決するのかしら…。
漫画についてのモヤモヤを分析していくうちに、「勝手に間違ったメッセージを読み取られるモヤモヤ」に話が移ってしまいました。
ちょっと重い感じになってしまった26日目、以上です。
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