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私のフリーランスとしての強み

先日、フリーランス日本語教師naonaoさんの『日本語教師のための実践勉強会』発足4周年を記念したイベントで、私もスペシャルゲストとしてお招き頂きました。フリーランス日本語教師naonaoさんの特別イベントにご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。

お申し込みくださった皆様からのご質問にお答えするというインタビュー形式のイベントだったのですが、時間の関係で全てのご質問にお答えすることができませんでした。でもせっかく頂いた質問なので、ここで答えていきたいなぁと思っています。

質問の一覧から目に止まったのは・・・「フリーランス日本語教師としての強みはなんですか?」というご質問。

ふむ・・・と、立ち止まる機会を頂きました。

私の”フリーランスとしての強み”・・・

改めて感じることですが、まとめてみると3つあります。

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まず一つ目は、人見知りをしないことです。

相手が外国人でも日本人でも、いつ誰に会っても会話を楽しむことができます。じゃあ一体これがいつ役に立ってるかというと、トライアルレッスンの時です。私は人に興味があるので、初対面では緊張するより『この人はなぜ日本に来たのか?なぜ日本語が必要なのか?どんな仕事をしているのか?どんな趣味を持っているのか?』ということが知りたいという気持ちの方が勝ってしまいます。

「へーそんなことがあったんだ。」

「へーそんな仕事があるんだ。」

「へーそんな面白い世界があるんだ!」

という、まるで本を読んでいるような感覚を楽しみながら色々な質問をするので、その結果学習者のニーズを探るということができているのだと思います。

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そして2つ目は、学習者に尽くすことができることです。

ニーズを埋める上では、この”尽くす”ということがとても大事だと思います。どれだけその人の痛みをわかってあげられるか、どれだけそれを取り除く術を調べ提供することができるか。学習者のことを、まるで自分自身や自分にとってとても大切な人を想うように感じられるからこそ、全力でその人の力になりたいと思えるのだと思います。

尽くすというと少し意味が分かりにくいかもしれないので例を挙げると、以前健康業界に転職を希望している方がいました。彼はこれから面接を受けるとのことで、健康業界の最新ニュースを頭に入れておきたいとのことだったんです。とは言えまだ勤め先の会社をやめたわけではなく、平日はニュースリサーチにかける時間がほとんどない方だったんですね。

それで私は何をしたかというと、健康業界の時事ニュースを見つけては彼に送っていたんです。多い日で1日に10通ぐらいでしょうか。

さらにさらに、私自身も健康業界にまつわるニュースを読むことで”よく使われる業界用語”のようなものがわかってきたので、それを単語リストにして差し上げることにしました。

こんな風に、レッスンがない時間も学習者のことを考えることができるというのが、尽くすことができるという意味かなと感じます。

それができるとその想いや姿勢が相手に伝わり、リピートや紹介に繋がっていくように思います。

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そして3つ目ですが、オンとオフがハッキリしていることです。

プライベートレッスンで毎週顔を合わせていると、人によっては友達のような感覚になってくる人もいます。

「一緒にハイキングに行こう」とか「ラグビーの試合を見に行こう」とか。

もちろん2人では行きませんでしたが、誘ってくれたイベントにはなるべく行くようにしていました。なぜかというと、そういう学習者のプライベートの時間を少し一緒に過ごすことでわかることがたくさんあるからです。

日本人との会話を聞いて「あ、これがまだ定着してないな。」とか「そういう話題もするならこういうこともレッスンに取り入れたほうがいいな。」とか、そういうことがわかるんですよね。

学習者に使える日本語を教えたいなら、その学習者の日常生活を知ることです。

同じ空間を共有したということで、レッスンでの場面設定もとてもリアルになりますし、共通の知人ができるので話も盛り上がります。さらにはそこで出会った方が後に自分のクライアントになるなんてことも多々ありました。

とは言っても、そのまま友達のような関係にならないようにだけは気をつけていました。なぜなら、友達のような感覚が強まれば強まるほどドタキャンが増える。お金を支払う対象じゃなくなる。困りますよね?

「こないだは楽しかったねー♪」で終わると、友達まっしぐらです。

そうではなくて、「この間はありがとうございました。〇〇さんが普段どんな日本語を使うのか少しわかったので、これからのレッスンに活かせそうです。」と、あくまでレッスンの質向上のために誘いに乗ったんだよということを伝えるんです。

ただ事実を伝えるだけですが、「この先生はプライベートの時間を自分のレッスンのために使ってくれたんだ」とプラスに感じてくれる人もいるかもしれません。

これについては賛否両論ありそうですが、正解はどこにもないと思います。

私がやっていることが正解ということではありません。私は自分が学習者の立場だったらそれが嬉しいのでそうしているだけです。現に「プライベートでは一切会わない」とおっしゃる先生もいらっしゃいますからね。

どう学習者の心を掴むかは、自分次第だと思います。

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以上、私が想う”私のフリーランスとしての強み”でした。

今日の内容はアップするのがちょっと不安です・・削除しちゃうかな。どうしようかな・・・





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