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経済財政運営と改革の基本方針2019

内閣府の「経済財政運営と改革の基本方針2019」はご覧になったでしょうか。

タイトルが「経済財政運営と改革」となっているので、経済界の話かな?と思われるかもしれませんが、全くそうではないので、ぜひサマリーだけでもご覧ください。

Society 5.0」実現の加速のために2つの軸が書かれています。

■Society 5.0時代にふさわしい仕組みづくり
成長戦略実行計画をはじめとする成長力の強化
人づくり革命、働き方改革、所得向上策の推進
地方創生の推進
グローバル経済社会との連携

■経済再生と財政健全化の好循環
新経済・財政再生計画の着実な推進
次世代型行政サービスを通じた効率と質の高い行財政改革
主要分野ごとの改革の取組
歳出改革等に向けた取組の加速・拡大

そして、サマリー2ページ目には「人づくり革命」に半分近くのスペースが割かれています。

□幼児・高等教育等無償化
●幼児教育・保育無償化・質の確保・向上
●2020年度高等教育無償化・私立高校実質無償化

□初等中等教育改革
●教育システムの複線化
●教育の情報化:データのデジタル化・標準化、希望する小・中・高での遠隔教育活用
●中途退学の未然防止のための体制整備、中退者への切れ目ない支援
●多様な高校教育:特色ある教育のための類型化などの普通科改革、
●多様な高校教育:高大連携、地域・グローバル人材の育成
●学校における働き方改革:業務の効率化・精選、指導・事務体制の強化・充実

□大学改革
●未来社会の構想・設計力などSociety 5.0時代に求められる能力の育成
●STEAM教育の充実:AI・数理・データサイエンス教育
●専門職大学や専門学校等における企業等と連携した実践的な職業教育
●大学の連携・統合

□リカレント教育
●大学や専修学校等のリカレント教育の拡大
●人材の育成などにおける民間企業等の知見・ノウハウの最大限活用
●早期卒業・長期履修制度や単位累積加算制度の活用、学位取得の弾力化

「人づくり」にこれだけ多くのスペースが割かれていること
細かな教育機関ごとに記載されていること
情報に関わる記載が格段に多いこと
そして、この資料は文科省ではなく「内閣府」に掲載されている資料であること。

国としての方針が変わりつつあるのかなと思います。


【画像出典】ソサエティ5.0|政府広報

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