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公式Twitterの参考本。「何つぶやこう」「運用どうしよう」な時、参考になる10冊

こんにちは、以前「bosyuさん」としてTwitter中の人をしていたふせです。(今も副業でTwitter担当は継続中💬)

数えたら今までに10以上の公式Twitterに携わり、「ナカノヒトLABO」という中の人コミュニティ(現在は私が育休のため休止)を作っていたくらい、仕事で長い間Twitterに向き合ってきました。

でも実はマーケやPR系部署に所属したことがなく、ひとりSNS担当がほとんどで。悩んだり迷った時、ヒントをくれたのはTwitterのタイムラインと本でした。

とはいえ私、難しい本はがんばらないと読めないタイプ。速読もできないし、気づいたら文字を追うのに必死で、内容が頭に入っていなかった(読書の意味……)となりがちなので、読みやすい本を手にとることが多いです。

(サービスやブランドが伝えたいことを伝えたい方に向けて楽しく発信する運用が得意なので、バズる・フォロワーを増やしたい方の参考にはならないかもしれません🙏)

そんな私のおすすめの10冊をご紹介します!!

1.シェアする美術 森美術館のSNSマーケティング

「Twitter中の人」におすすめを聞かれたら、まずこの本を紹介します。森美術館のSNS担当さんが書いた本です。

中の人をやっていると、人気軟式アカウントさんに意識がいってしまい「なぜ自分はあんな風に運用できないんだ」と、凹んだ経験がある方も多いのではないでしょうか。私もその一人です。

まず、森美術館のTwitterを見てほしいのですが、伝えるべきことを整理したツイートが中心。おどろくほど粛々系なんですよね。なぜそのような運用に至ったのかがとても興味深く、共感できる部分もあり、基本に立ち戻りたい時に読む一冊です。

2.書くのがしんどい

Twitterをいつも拝見している竹村さんの著書。もう、目次をみただけでも「それ、私のこと?」ってなるんですがw

書くことがなくてしんどい
伝わらなくてしんどい
読まれなくてしんどい

と、書く仕事をする人なら何かしらの共感や発見がある一冊。編集者やライターでなくても、SNS担当も立派な「書く仕事」。ライターさんに役立ちそうな「取材」について書かれている部分も、Twitter担当としてツイートネタの「取材」みたいな観点で読むとヒントになったりします。

3.人がうごくコンテンツのつくり方

ツイートするネタがない〜! とお悩みの方におすすめしたい本。

「世の中のものは全てコンテンツである」という切り口から書かれていて、担当サービスやブランドについて、いつもと違う視点で見るきかっけをくれたりする一冊です。

私は、ちょっと煮詰まって頭を柔らかくしたいとき、パラパラめくって目に入ったところだけ読むことも多いです。

4.ファンベース

自分がプライベートで見てしまう公式アカウントやツイッタラーの方を思い出してほしいんですが、ほんのりファンなんですよね。その感覚を思い出しながら読むと、とっても気づきが多い一冊です。

担当アカウントの「ファン」という感覚がしっくりこない方は、Twitter運用の軸のひとつとしてのファン = 多少の興味をもってフォローしてくれているフォロワー、くらいのテンションで捉えると読み進めやすいかもしれません。

どんなノリのアカウントにして、どういうテンションで運営するか、などを考えるときにも参考になる本です。

5.「ついやってしまう」体験のつくりかた

公式アカウントを開設したのは、何かしらフォロワーさんに行動してほしいからだと思います。サービスを知ってほしい、商品を買ってほしい、地域に来てほしい…など。

そう簡単にできることではないものの、伝え方によって「ついやってしまう」が生まれるんだと知ると、何だかTwitter担当という仕事が楽しく思えてくる一冊です。

自分が「つい」やってしまっていた行動の種明かしもあって面白く、読みやすく、Twitter担当関係なく好きな本でもあります。

6.僕らはSNSでモノを買う

Twitter担当になったら、教科書的に読んでほしい本。

私はこの本を読んで、目の前しか見えていなかったし、小手先のテクニックに頼ろうとしていたな〜と気づいたりしました。

「SNS起点でそういう購買行動したかも!」と思い当たる例もわかりやすく、SNSをどういう場と捉えればいいか、土地勘を与えてくれる一冊です。

7.劇薬の仕事術

Twitterの王道施策を思い出したくなったら、戻る一冊。個人的に好きなマーケターである足立さんの本です。

第五章、マクドナルドの具体的な巻き返し施策の話は必読。全てSNSが絡んでいるし、記憶にあるキャンペーンばかり。自分がマックの情報を受取る側(消費者)目線で、本に書かれた施策を思い出しながら読めるのでとてもリアルです。

(ちなみに私、毎年Twitterきっかけで月見バーガーを食べています。)

8.小さな企業が生き残る

小さな会社でも“強み”は必ずあると、それを再発見し再生した過程が書かれた本です。

倒産しそうな地方の職人さんが、自分の技術を整理して市場にできることを再発見・アプローチする部分を、ツイートネタがない担当アカウントになぞらえてみたりすると、意外と案が浮かんだり。

「どうすればいいかわからない」状態に向き合いたい時、ヒントをくれる一冊です。

10.人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

最後に、「ハロー効果」について書かれた本をご紹介。

担当アカウントのフォロワーさんがふえてくると、一瞬、自分が人気になったと錯覚しそうになることがあります。

勘違いさせるという視点で書かれた本ですが、裏を返すとそれは、自分が「勘違しそうになる」理由ともいえます。SNS好きなら興味深く読める内容です。


Twitter担当をしていると、つぶやくことがない問題、いいねされなくてつらい、運用方法迷子…etc みんな何かしら壁にぶつかると思います。(私も定期的にそんな波がやってきます。)そんな時、ご紹介した本を通してヒントやきっかけがみつかるとうれしいです。

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