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会社に必要なのはキラーコンテンツだ

キラーウェブ

もうずいぶん以前になりますが、このような本を書きました。

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キラーウェブ 儲かるウェブの裏側

中にはすでに他社に買収されたり名前を変えたりしているサイトもありますし、特定商品のキャンペーンページなどはもちろんもうありませんが、大半のサイトは健在で名前もそのままです。

キラーウェブとは何らかの要素で一番を持ち、それがユーザーに支持されているWebサイトのことを指すとあります。ていうか、私が定義したのですが(笑)、要は何らかのキラーコンテンツを持つ、競争力のあるサイトのことです。

この本は一番労力がかかった企画だけに、今読み返しても「なるほど」って自分で思うときがあるんですよ(お前だけやろって言わないで)。いや、新品は既になくて中古本ばかりなので、別に宣伝する意図はないんです。印税入らないので(笑)。

(・・・本の売れ行きって不思議なもので、最も時間と労力をかけた本はいまいちで、他の仕事に追われながら、自分の頭の中にあるものだけを引き出して、短時間で書いた本の方がよく売れたりします。)

でも、今でも私のコンサル先には必ず手渡しています。読んでいるかどうかはわかりませんが、それくらい的を射てるなと思うんですよ(自画自賛)。ちなみに、本を読むのが面倒な人用に、ここにまとめたブログを書いてますので、参考までに。

キラーウェブでなければ生き残れない
https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0905/26/news024.html

なんで今さら古い本の話をしてるかというと、これまで何度かここで書いてきたことですが、会社やECが成長するにはキラーコンテンツ(競争力のある商品やサービス)が必要だと、ここにきて改めて実感しているからです。逆に、それがない会社はなかなか結果が出ない。コンサルやM&Aで様々な会社と関わっていると、そんな共通点が見えてきます。

「いい会社」にはキラーコンテンツがある

よく、ポジティブスパイラル、ネガティブスパイラルと言いますが、これってキラーコンテンツの存在が実は大きいんじゃないかとも思っています。キラーコンテンツがある会社は、いい循環に入りやすい。

考えてみればそうですよね。ビジネスは継続です。商品やサービスは、リピートしてナンボです。リピート商品でなくても、他の商品へのクロスセルにつなげるとか、何らかの継続が必須です。一回だけ売ることが目的のビジネスは、詐欺に近いのかもしれません。

そのために必要なのは、商品(サービス)力です。最初の一回はセールスを磨けば買ってくれるかもしれませんが、それが最低のクオリティだったら、その商品どころか、もうその会社のあらゆるものは買わないですよね。

つまり、営業部は一生懸命セールスするし、制作部は時間をかけて力作LPを作るけど、売り上げが続かない。それが続くと、社内のモチベーションも少しずつ低下していくものです。

そんな時に「ノミニケーションだー」と頻繁に飲み会をしても、よくなるわけがない。会社をポジティブなスパイラルにしたいなら、飲み会よりもキラーコンテンツです。これは間違いない。会社の問題はすべて売上(=利益)が解決しますから。人間関係?そんなのも、利益が解決するのです(不思議と本当)。

一朝一夕にできるものではないですが、今苦境に陥っている会社、なかなか成長を実感できない会社は、自社のキラーコンテンツは何かを一度考えてみてください。そして、それ以外は捨てるくらいの覚悟で、それを育ててみてください。なければ、それを作ることに全集中してみてください。会社は半年で変わると思います。

というわけで、キラーコンテンツに関しては、今後改めて深堀したいと思います。

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