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フロー収入とストック収入

YouTuberの本要約チャンネルさんが出した動画、『なぜ、あの人は「お金」にも「時間」にも余裕があるのか?』という本の要約を見て、大変勉強になったので自分なりにも解釈をしたいと思います。

この本のメインポイントは、経済的にも時間的にも自由な人生を送りたいのであれば、フロー収入ではなくストック収入を目指すべきだと言っています。そしてそのためには、ビジネスオーナーまたは投資家を目指すべきだとあります。(大変勉強になる動画なので是非みてください。)

ビジネスオーナーまたは投資家を目指すというのは、「金持ち父さん 貧乏父さん」という本に出てくる4つのクアドラントの考え方です。従業員や個人事業主から、ビジネスオーナーまたは投資家に移動することで経済的な自由を目指せる前提としています。

自分が違和感を感じたのことは、ビジネスオーナーになったとしても、単純にはストック収入に結びつかないということです。この点を掘り下げて考えてみます。

まずは、フロー収入とストック収入のワードの定義から。

フロー収入は、わかりやすくいうと従業員がもらう給料です。

フロー収入、フロービジネスとは常に顧客との関係は継続的ではなく、都度顧客と関係を築き、その時々に応じて収益をあげて行くスタイルです。
出典:ストックビジネスとフロービジネス

ストック収入は、株の配当・家賃収入・ビジネスの仕組みで得る継続的な収入がああたります。

ストック収入、ストックビジネスとは蓄積型の売上、収入構造を持ったビジネスの事を指します。顧客を囲い込み、持続的にサービスを提供しながら長期的に収入を上げて行こうという考え方です。
出典:ストックビジネスとフロービジネス

ビジネスオーナーになっても単純にはストック収入に結びつかない

ビジネスオーナーになっても単純にはストック収入に結びつかない。理由は主に2点あります。

1点目、請負(業務委託)の仕事と自社サービスの違いを理解できていない。
2点目、業務の確立ができない。

1点目に関して、クライアントありきの請負(業務委託)の仕事のみでは安定しないため、自社サービスを明確にし育てる必要があります。

すでに特質した技術があり、大手企業やクライアントから定期的に請負の仕事が来るのであれば、その業務を内製化したり外部に委託するシステムを整えればストック収入となります。しかし、そう簡単にうまくいかないのが現実ではないでしょうか。新しい企業や人数の少ない企業は、給料を払うための請負の労働で目の前がいっぱいになってしまいます。

そこで意識しなくてはいけないのが、自社サービスの確立です。競合他社が多くいる中で、どう差別化するのか。企業のミッションやバリューをどんなところに置くかが特に大事になります。その強み(尖り)をよりシャープにし自社独自にサービスになってようやくストック収入に一歩近づきます。

その次が2点目の業務の確率です。自社独自のサービスが明確になりより多くの顧客を獲得できた後に、業務の内製化や外部に業務委託で仕事をお願いするなどして、ようやくストック収入に近づきます。

この2点を完結させることで、「金持ち父さん 貧乏父さん」でいうビジネスオーナーになれます。しかし、ここまでが大変な道のりで、ビジネスオーナーだとしても馬車馬のように働かなくてはならず、成功する可能性も高くはありません。

もし、一般企業で勤めていたら

自分がもし一般企業で勤めていたら、収入を増やす努力(転職も含め)をし、支出を減らし、投資に回します。
企業勤めの人が急にビジネスオーナーになるのはリスクが大きく、色々なものを失うリスクがあります。それであれば、安定的な収入を得て投資を積み立てるポートフォリをじっくり考え、ストック収入から経済的な安定を目指すのが賢明かと思います。

それでは、また明日。



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