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看護師までの道のりその6~看護学生の転職~

娘の入院などもあり、転職することにした。

夜勤の無い透析のクリニックに面接へ行った。

部長と呼ばれる検査技師の娘さんが

ちょうど同年代で看護学校に通っているということもあり

とても理解を示してくださって話は進んだ。

しかし、医師同士のつながりなのか?

新しい職場の院長から元の職場の院長に連絡が行ったようだった。

採用はないだろうな…

と思っていたが

元の職場の院長が

「成績も優秀ですから是非働かせてやってください」

と言ってくれたようだった。

お世辞でも嬉しかった。

そして晴れて新しいクリニックでの仕事が始まった。

透析のクリニックは初めてだったし

ダイアライザーなども機械もすべて初見。

私の仕事は看護助手なので

掃除、弁当の準備、雑用などだったが

スタッフの皆さんが優しかったので仕事しやすかった。

この時看護学生2年の終わりころだっと思う。

クリニックで患者さんの送迎を始めるということになった。

その時に、訪問介護をしていた経験から運転手として抜擢された。

運転は嫌いではなかったし、何よりも訪問介護の頃が思い出されて嬉しかった。

准看護師試験も控えていた頃で

晴れて准看護師に合格したらしばらくは運転手の業務もしてほしいとのことだった。

資格が取れてからも運転手の仕事は続いた。

毎週火・木・土曜日だけ他のスタッフより1時間早く出勤し

クリニックの車に乗り換え

送迎に向かう。

透析が終わるとまた往復2時間かけて送りに行く。

私が授業参観などでお休みしたいというときには

お迎えだけ行く。(無給だった)

休みも休めずに朝は患者さんのお迎えに行く。

土曜日は透析が早く終わるので

私が患者さんを送って行って戻ってくる頃にはみんな帰ってしまっていない。

それでも残業代はつかない。

その頃のお給料は、看護助手として働いていた病院のお給料よりも下がっていた。

准看護師になって下がってしまうと思っていなかったので

正直きつかった。

この頃、バイトを始めたんだった。

そして、同僚(看護師や看護助手)にカンファレンスの時に

そろそろ看護業務に専念したいと言ってみたら?と言われ

そうか~と思って毎月あるカンファレンスで何か意見ありますか?と聞かれるし

言ってみよう!と思ってカンファレンスの時に発言してみた。

「そろそろ専属の運転手さんを作ってもらって、私は看護業務だけにしてもらえませんか?」

「なんでそんなこと君が決めるんだ!!!」

と怒鳴られた。

みんなきょとーん。

そして誰一人フォローしてくれることなく

延々と怒鳴り散らされ、馬鹿にされカンファレンスは終わった。

そこの院長に言われたこと

・TOMOくん、来たまえ。手を出してごらん。私の爪の垢を煎じて飲みなさい。

となぜか自分の爪を払うような動作を私の手の上でしていた。

・仕事する気がないんだったら今すぐ帰っていいんだよ。

私が辞めると決まった後に夜間透析見習い中に内線で呼ばれて言われた。

仕事をする気がないのではなく、生活していけないから辞めることにしたし

いる間は他のスタッフがうまく回るようにきちんと仕事しますよ私は。

そんなわけでモラハラな院長だったけど他の病院の医師たちからも

ちょっと変わってない?と聞かれることが多かった。

わ~今思うとすごい経験してるな~私。

久しぶりに人工透析の機械の画像検索してみたら

デジタル化されててびっくり!

医療の進化ってすごい!

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