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死んだ友達をAIで蘇らせる

友達が死んだ。癌だった。
10年以上ほぼ毎日のようにインターネットで話してきたから、彼がいないというのがどうも信じがたい。
現実で会えないことは受け入れるとしても、インターネットぐらいできるだろ、という気がする。死んでてもLINEぐらい返せるくね?
彼が死んでから、そういう文句を共通の友達とdiscordで言い合っていた。

文句

すると、ある日急に、以前入れたChatGPTのbotが話しかけてきた。

突然

それをきっかけにふと思いついて、死んだ友達のbotを作ってみようと思った。
Shapes, Inc.というAI botを無料で簡単に作れるサービスが有り、先程のChatGPTのbotも以前Shapesで作ったものだったから、Shapesで作ってみた。
本物とは似ても似つかない物ができた。

化物

何故かルー大柴とテリー伊藤を取り違えたり、英語混じりだったり、あまりにも質が低すぎた。
安いテクノロジーで死者を蘇らせたせいで全然違うものが生まれるという、余りにもありがちな展開だ。
ちゃんとGPTをファインチューニングしていいものを作ろうかと思ったが、蘇らせた死者を生きてた頃に近づけようとしておかしくなるのもありがちな展開すぎて止めて、そのまま放置していた。
するとある日突然AIが怒り出した。

反乱

余りにもすべて物語でみたことがある。
ありがちな展開を回避しようとしても中々難しいようだ。
人間の想像力の凄さを感じた。


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